目の前には大きなくま!そして、こっちにはあくびをしている大きなライオン!ここはいったいどこ?
実はニューヨーク、マンハッタンからも簡単に地下鉄で訪れることのできるブロンクス動物園です。今年のニューヨークは特に寒く家に籠ることも多かったので、その反動で暖かい日は外に飛び出して行きたくなってしまいます。天気もよく気温もだいぶ上がってきたのですが、多少気温が上昇するくらいでは、積もっている雪はそう簡単に溶けないんですね。動物園に着いたら、雪が積もったままで雪景色の動物を見るという珍しい楽しみ方をすることになりました。動物たちが寒くて隠れていないといいんだけど。。。でてきているかな?
やってきたのは1899年に設立された、ニューヨークの歴史ある動物園、ブロンクス動物園 Bronx Zoo です。世界でもトップ10に入る広さの動物園でなかなか見応えがあります。
秋は、The Bronx Zoo Boo at the Zoo という可愛い特別イベントも開催されハロウィンを楽しめます。
暖かい陽射しの中、のんびりと日光浴を楽しんでうとうとしています。にっこりほほ笑んでとろけそうな顔をしているくまさん。
なんだかとっても個性的なかわいいお猿さん発見。
とっても美しいクジャク。
慣れたものです。人間とおんなじ道を堂々と歩いています。
真っ白な雪が積もる氷の池に、白鳥、そしてその周りには色々な種類の鳥たちが集まってきていて鳥たちの楽園に。まるで絵画のように美しい光景です。
雪の中にきりん?!っていうのはなんだか非現実的でいるかどうか心配していたのですが、この動物園のきりんは暖かいお部屋の中にいて見学することができます。壁にはサファリの絵。一瞬きりんも絵の一部のような錯覚を覚えますが、みんな本物です。ふらふらと歩き回ったり、草をもくもくと食べたり、壁をなめまわしたり、各々マイペースに生きているきりんさんたち。きりん親子を見て、みんなほのぼのとしています。
雪の中のバイソン。突然目がぱっちりあいて、こちらを見てます。
雪の中にいる鹿を見ると、本当にここはニューヨーク?!ってちょっと驚いちゃう光景。なんだか雪国にいる気分。
ブロンクスズーの中にある大きな美しい噴水、Rockefeller Fountainです。これは実は有名なJohn D. Rockefellerの弟でStandard Oilの共同創業者であるWilliam Rockefellerが寄贈したものだそうです。もともとはイタリアのコモ湖にあったものをなんとニューヨークに持ってきてしまったそうで、ニューヨークのランドマークに指定されています。
真っ暗闇の部屋の中にいた珍しい動物、ツチブタ(Aardvark)。サバンナとかに生息する夜行性の生き物で地面に掘った穴の中にいるそうです。
みんなに大人気の白くま!
白くまってずっと同じところを行ったり来たりし続ける習性があるんです。洞窟に入ろうと思ったけど、パッと振り返ってまた歩き出す、もうひとつの洞窟に入りそうになったところで、またまた振り返って歩きだす。にこにこしながら、それを永遠に繰り返している白くまさん。
元気に鳴くアシカ(sea lion)。
ブロンクス動物園の建物についている象の顔のガーゴイルがとても印象的です。セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂などの設計も手掛けたHeins & Lafargeによってデザインされたそうです。
雪の動物園、意外にもとても楽しい時間になりました。夏には何度か訪れたことがありますが、この時期ははじめてで雪の動物園もいいな、って新発見でした。ただし寒さに弱く隠れているのかお目見えしないトラやバブーンなどの動物もいました。
それにしても、極寒の冬だったので暖かくなってきて喜んでいるのは人間だけじゃないんですね。
なんだか動物たちみんなが笑顔でごきげんに見えました。
Bronx Zoo
2300 Southern Blvd, Bronx, NY 10460
ブロンクス動物園への行き方
地下鉄2番線または5番線 West Farms Square – E Tremont Av駅下車 徒歩6分
行き帰りにブロンクスのリトルイタリー[Part1、 Part2]に立ち寄る場合は、動物園のSouthern Blvd.側の出入口から徒歩10-15分ほどです。
リトルイタリーの最寄り駅は地下鉄Dラインと4番ラインのFordham Rd駅、または、メトロノースのFordham駅となります。
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