行きつけのコーヒー豆のお店、Porto Ricoなどグルメショッピングで訪れることの多いグリニッジビレッジのブリーカーストリート周辺ですが、ここにまた新たに小さな雰囲気のいいお店が登場しました。なんだろう?お店の前を通る人みんな、同じように立ち止まり、店内の様子がよく見えるガラス張りのウィンドウを覗き込み、お店の中に入っていきます。レバノン料理?以前から気になっていたこともあり、世界各国料理、そして特に地中海料理好きなので、さっそく試してみようとお店の中へ入ってみました。
このお店は、伝統的レバノンのフラットブレッドの専門店、Manousheh NYCです。Manoushとは、レバノンの朝食でよく食べられるものなのですが、その場でフラットブレッドを焼き、具を入れ、くるくるっと巻いて食べる一品。これがなかなかヘルシーでニューヨーカーの心を掴む一品です。ヨーグルトやベジタブルが入ってヘルシーな上にピザ感覚で食べられるのでこれから人気が出るかもしれません。
お店に入ると、満面の笑顔でオーナーのお兄さんが出迎えてくれます。初めてレバノン料理を食べるお客さんも多く、メニューを見ても何がどういうものなのかわからない人ばかり。でも笑顔でひとりひとりに丁寧に説明してくれて、これはもう、レバノン料理を広める伝道師のようです。
釜焼きフラットブレッドが次々にできあがる様子が見えます。
2013年にノリータでポップアップストアとしてオープンし、スモーガスバーグなどにも出店していて、つい最近こちらのグリニッジビレッジにも店舗を構えるようになったようです。週末は、お客さんが次々に入ってきて、大人気になっています。
注文していたManoushehができあがってきました!一つずつ釜で焼かれるので少し時間がかかります。今回は、Jibneh(Akkawiと呼ばれるソフトチーズ)とLabneh(ギリシアヨーグルト風のクリーミーなヨーグルト)をミックスし、野菜を追加してみました。
くるくる巻かれている中身は、レバノン料理の特徴でもある材料、ゴマや、レモン、オリーブオイル、ハーブ、ヨーグルト、チーズなどと、野菜がたっぷり入った超ヘルシーな一品、さわやかな味わいで美味です!
Manoushehはレバノンでは朝ご飯に食べるものみたいですが、ニューヨークではいつでもOKです。世界各国料理を楽しめるニューヨーク、レバノン、アラブ料理のレストランはありますが、B級ストリートフードはたしかにありませんでしたね。ヨーグルト系のデザートなんかもメニューにありますので、グリニッジビレッジを訪れる機会があれば、是非試してみて下さい。