TrinityChurch (8)

トリニティチャーチ 映画の舞台にもなったウォール街の教会

TrinityChurch (8)

週末、大雪が降り出したので、避難してかけこんだ場所がこちら、ニューヨークのダウンタウンにある映画の舞台にもなったこともある有名な教会、トリニティ教会です。そういえば、「ナショナルトレジャリー」という映画では、この教会の地下に宝物が隠されているというお話でした。確かにそんな話があってもおかしくないほど歴史を感じさせる雰囲気のある教会なのですが、残念ながら映画の中だけのお話だそうです。映画の影響だけではなく、この教会は国定歴史建造物にも指定されているとても美しい教会なので、観光客にも人気のスポットとなっています。また同時に教会の礼拝やコンサートなどのイベントを開催したりと地元コミュニティーとも密着したいつも人が集う場所にもなっています。

TrinityChurch (6)

TrinityChurch (13)

歴史的建造物となっているこの教会、実は、オリジナルが立てられてから3回も建て直しが行われ、現存するこの建物は実は3つ目の建物なのだそうです。1つ目はニューヨーク大火災で焼失してしまい、2つ目は構造上の問題のため取り壊されてしまったのです。

TrinityChurch (12)

教会内部後方には、とても立派なパイプオルガンがあります。

TrinityChurch (7)

こちらは、全聖人の礼拝堂。

TrinityChurch (9)

牧師さんの慰霊碑と、美しいステンドグラス。

TrinityChurch (10)

みんなの願いがこめられ灯された炎が優しく揺れています。

TrinityChurch (11)

アレキサンダー・ハミルトンをテーマにしたミュージカルが話題となっていますが、ニューヨークで生涯を送った彼のお墓はこのトリニティチャーチにあります。教会の南側にあり、特に目をひく白い大理石の記念碑です。バンクオブニューヨークやアメリカ造幣局の創始者であり、また憲法の起草者のメンバーでもあったハミルトンですが、この教会で最も人気のあるお墓だそうです。今までも見たことがあったと思いますが、意識してみたのはこの日が初めてかもしれません。

TrinityChurch (2)

墓地の中にある美しい緑の彫像は、ジョン・ワッツ。独立戦争前後のニューヨークの政治家だったようです。貫録があり、いい雰囲気を出しています。

TrinityChurch (3)

スティーブ・トービン作の「トリニティルート」。Trinity Churchの一部でもあり、ワールドトレードセンターからすぐの場所にあるSt. Paul’s Chapelを911のツインタワー崩壊時に、教会を守ったと言われる奇跡の木を模して作成されたそうです。

TrinityChurch (4)

トリニティチャーチの見所ポイントがまとめられています。興味のある方はどうぞ。

毎日午後2時からフリーのツアーがあるそうなので参加してみるのもいいかもしれません。
それにしてもこの日はすごい雪でした。でも雪の日は意外と気温は比較的ましなことが多いんですよね。教会で休憩したら元気復活、せっかくの雪の日を楽しもう、という気になってきました。そこで向かったのが昨日の記事で紹介したブルックリンブリッジです。

TrinityChurch (1)

ちなみに、こちらは少しTrinity Churchから離れた場所にあるSt. Paul’s Chapel(セントポールチャペル)です。Trinity Churchと同じグループで、World Trade Centerの近くにあります。このチャペルこそが、マンハッタンに現存する最も古い建造物だそうです。

St. Paul's Chapel (1)

ワールドトレードセンターの近くだったこともあり、以前は、911事件による傷痕や世界中からの励まし、日本からの折鶴なども展示されていました。ダウンタウン、金融街周辺を訪れる際に、Trinity Churchと一緒に立ち寄ってみるといいかもしれません。

St. Paul's Chapel (2)

春いっぱいのトリニティチャーチ 舞うピンクの花びらと色とりどりのチューリップ

トリニティチャーチ 映画の舞台にもなったウォール街の教会 was last modified: 9月 4th, 2016 by mikissh