今週末は、アメリカでは3連休、土日はあまり天気が良くありませんでしたが、今日、レイバーデー (Labor Day) は、見事に晴れあがり、気持ちのいい一日でした。ニューヨークのレイバーデーの恒例行事である、ブルックリンで開催されるウエストインディアンデーパレード (West Indian Day Parade) は、今年でなんと50周年だそうで、今年もたくさんの人々が集まり、大盛り上がりのパレードとなっていました。通常、この3連休はニューヨークにたくさんの旅行者たちがやってきていて、逆に、ニューヨーカーたちはどこか別の場所へバケーションへ行っていなくなることも多いのですが、この日は、ニューヨークへ帰ってくる人、またニューヨークから帰っていく人の人の出入りの多い日で、スーツケースを持って移動している人もよく街中で見かけました。
そんな中ですが、このウエストインディアンデーパレードは、西インド諸島出身の人々を中心にローカルの人たちが盛大に集まるお祭り騒ぎのパレードで、ブルックリンのこのイベントエリア周辺は住宅街も含めて広い範囲で熱気に包まれました。
場所は、ブルックリンのクラウンハイツからプロスペクトハイツにかけての、イースタンパークウェイ (Eastern Pkwy) 沿いで、ブルックリンミュージアム や ブルックリンボタニックガーデンの近くの大通りです。
色々な旗が並んでいて、とてもにぎやか。このパレードは、ジャマイカ、キューバ、プエルトリコ、ドミニカ共和国などカリブ海の西インド諸島にルーツを持つ様々な国の人々が集まって行われるインターナショナルなイベントです。国は違ってもカルチャーがとても似ている様子がよく伝わってきます。
とにかくすごい数の人々が集まってくるイベントなので、カリビアンフードの露店もたくさん出ています。殻ごとゆでたピーナツの試食を配っていたり、パイナップルの皮を丸ごと器にしたおしゃれなジュースが売っていたり、サメのフライが売っていたりと、おもしろいものが色々ありました。カリブ海の名物料理も並び、ジャマイカの名物料理、ジャークチキン屋さんなど、どこも大盛況となっていました。
パレードはなかなか手の込んだ装飾がいっぱいです。ディズニーのパレードのようにできそうです。
羽いっぱいの衣装もすごいです。
こちらはまるでシンデレラのよう。
爆音のミュージックを流しながら、次々に通り過ぎて行く巨大なバス。その音楽に合わせながら、みんな踊りながらパレード通りを歩いていきます。
羽の装飾と衣装が華やかです。
こちらも。
真っ白な衣装を各々着てきていて、どことなく個性のあるファッション系のようなおもしろい集団です。
中でも際立っていたのはこちらです。
突然現れたエレガントな貫禄ある女性。
その後に、個性的なファッションのモデルさんのような人たちが一列になって、中央をかっこよく歩いていきます。
可愛いオーラ溢れる女性。
プリンセスドレスが似合います。
パレードでお馴染みの足長さん。今回は女性の足長族さんたちもみかけました。
今までは3時過ぎとかの夕方ごろにふらっと訪れていたので、知らなかったのですが、パレード開始後、早い時間帯は、政治家の選挙キャンペーンが中心となり、ちょっと意表を突かれました。午後3時過頃から、期待しているような派手なパレードが見られます。カーニバルで、すごくエネルギー溢れる雰囲気なので、カルチャーショックを受けるかもしれませんが、そんなニューヨークの多様なカルチャーの一端を垣間見ることができるイベントです。
レイバーデーのパレードが本番となりますが、このエリアでは、今週末は、様々なイベントが開催され、大盛り上がりとなります。そんな大騒ぎと合わせて、毎年、起こっているのが銃撃事件です。
通常、事件が起こるのは深夜で、日中のイベント中は、NYPDにより厳重に警備されていることもあり安全です。とは言え、今年は、パレード中に銃撃事件があったようでびっくりです。
BREAKING: One person has been shot at New York's #WestIndianDayParade https://t.co/f2X3cBQ8c7
— NBC New York (@NBCNewYork) September 4, 2017
こちらは、以前のパレードの様子です。