アメリカ自然史博物館は、いよいよ明日、9月9日から一般公開がスタートします!ニューヨークのアッパーウエストサイドにあるアメリカ自然史博物館は、巨大な恐竜やシロナガスクジラなど様々な動物たちにも出会え、子供にも大人にも大人気の巨大な自然科学系ミュージアムです。9月2日からメンバーのみで一足早く再開していて、早速、久しぶりの博物館を楽しみにやってきていました。事前予約、マスク着用などの他、館内でも一方通行や閉鎖されているギャラリーやショーがあったりとコロナ対策下での再開で、普段とは少し違った様子になっています。T-Rex をテーマとした人気の恐竜展の他、新たに、色をテーマとした楽しい特別展もはじまっています。ウィズコロナのアメリカ自然史博物館の最新情報を紹介します。
ニューヨークの人気自然科学ミュージアム、アメリカ自然史博物館は、セントラルパークの西側に隣接し、77ストリートから81ストリートにかけて広がる巨大な博物館です。正面には、セオドア・ルーズベルトの騎馬像があります。ミュージアムの象徴的な存在でしたが撤去される予定となっています。
入館は、正面の階段の上の2階にある入口、または、北側のプラネタリウムなど宇宙の展示があるローズセンター (Rose Center for Earth and Space) からとなります。この他、メンバーは、正面の階段の裏手にある1階の入口から入館することができます。館内に入ると、体温チェックがあり、チケットをスキャンし入場します。コートチェックは閉鎖のため、荷物を預けることはできません。
チケットは、時間指定で事前購入・予約制となっています。メンバーや近隣の住人、観光パスの利用者も予約が必要で、現地のカウンターで、IDやパスを確認し、必要に応じて料金を支払い入場します。再開後は、週5日制となり、月曜日と火曜日は休館となっています。
セオドア・ルーズベルトは、アメリカ自然史博物館の創業に縁のある人物で、館内にも像があります。人気写真スポットで、人が集まりやすいということの他、このご時世、像を守るという意味合いもあると思いますが、接近できないように柵で囲われています。
ウィズコロナで、すっかりお馴染みになっている、マスク着用、ソーシャルディスタンス、手洗いを促すメッセージ。ハンドサニタイザーも館内の色々な場所に置かれています。エレベーターは、2人まで、ギャラリーによっては、一方通行で見学する形になっていたり、ボタンを押すなどタッチする形のインタラクティブな展示部分は、使用できなくなっています。また、一部ギャラリー、プラネタリウム、シアター、カフェテリア、メインのミュージアムショップ以外のお店は、閉鎖されています。詳細は、こちら です。
自然史博物館の大人気コーナーといえば、最上階の4階にある恐竜をはじめとした古代生物の化石の展示です。人気コーナーということで、フロア全体が、一方通行で時計回りでぐるりと回る形で見学します。床に方向を示すシールが貼られている部分もあるので、逆流しているかなと思ったら、早目に方向を戻しましょう。
トリケラトプスやステゴサウルスなど様々な恐竜の他、マンモスをはじめとした大型哺乳類も展示されています。
ギャラリーに入りきらないくらい大きな恐竜にも久しぶりに再開。
そして、最も有名な恐竜、ティラノサウルスも見逃せません。
4階の特別展ギャラリーでは、色をテーマとした新しい特別展、The Nature of Colors がはじまっています。光や色で遊ぶことができる、視覚を刺激する楽しい展示で、キッズたちにも大人気となっていました。
赤、青、黄、緑などそれぞれの色毎に、色に関する様々な側面が学べるような構成になっています。赤のコーナーでは、威厳のある雰囲気で、色の持つ意味合いや与える印象について紹介されていました。
恐竜好きは、3階で行われている ティラノサウルスの特別展 も見逃せません。恐竜といえば、爬虫類という印象ですが、実は、T-Rex は、羽毛に覆われていたかもしれない、という近年の新研究成果を踏まえての展示となっています。
詳しい特別展の様子はこちらです。
3階のモアイも健在で、人気の写真スポットです。
2階の正面入口を入ってすぐに登場するのが、アフリカの動物コーナーです。ギャラリーの中央には、象さんが大行列している、迫力の光景が広がっています。2階には、アジアの動物コーナーもあります。
アフリカの動物コーナーの奥には、小さなコーナーですが、新しい展示が登場しています。この半年、コロナや BLM運動など色々な出来事がありましたが、そんな中、ビックリしたニュースが、自然史博物館の象徴である、セオドア・ルーズベルト像の撤去です
みんな思うところは色々あると思いますが、アメリカ自然史博物館は、どうしてルーズベルト像を撤去するという結論に至ったのかについて、像の歴史をはじめ、様々な角度から紹介されています。
よく見てみると、中央のセオドア・ルーズベルトの騎馬像の後ろには、従えているような印象を与える形で、アメリカ先住民とアフリカンアメリカンの像が立っているのは確かで、様々な感じ方をする人がいるのは間違いないと思います。色々な人の意見が紹介されています。
2階正面左奥には、メキシコをはじめ中南米の歴史的な文化を紹介するコーナーがあります。
宇宙や地球のコーナーは閉鎖中です。プラネタリウムは、今年から新作がはじまったばかりですが、今はまだ残念ながら見ることができません。
1階には、北米の動物コーナーの他、種の多様性を紹介するバイオダイバーシティのコーナーもあります。巨大なシロナガスクジラがいる巨大な海洋ホールも人気です。
1階正面左奥の人類の起源のコーナーはいつも通りですが、
その奥の、キラキラして美しい石がいっぱいの鉱物と宝石のコーナーは、大規模な拡大リノベーション中 で閉鎖中です。新ギャラリーは、今秋、オープンする予定となっています。
アメリカ自然史博物館の基本情報、全体像は、こちらをどうぞ。映画『ナイトミュージアム』の舞台となったミュージアムです。