ニューヨーク アメリカンフォークアート美術館 無料で楽しめるアメリカの工芸ミュージアム ギフト探しにもおすすめ!

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ニューヨークのアッパーウエストサイドには、アメリカの歴史上、多くのアメリカ人にとってより身近な存在であった伝統的な日常のアートである、工芸などのフォークアートに特化した珍しい美術館、アメリカンフォークアートミュージアム (American Folk Art Museum) があります。アメリカンフォークアート美術館は、センスのいい商品が揃ったミュージアムショップが併設されていて、プレゼント探しやホリデーショッピングにもおすすめですが、そんな美術館では、現在、アメリカ史をフォークアートで振り返るというテーマのコレクション展、アメリカン・パースペクティブ (American Perspective) が開催されていて、数多くの個性的な面白い作品が展示されています。

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アメリカンフォークアートミュージアム (American Folk Art Museum) は、アッパーウエストサイドのコロンバスアベニュー沿い 66ストリートにあり、近くには、リンカーンセンターやセントラルパークがあります。多くの美術館で主に展示の中心となっているファインアートですが、アメリカンフォークアート美術館では、独学や工房で学んだアーティストたちによる、より日常生活で見かけるような工芸品などのフォークアートに特化している珍しいミュージアムで、膨大な数のコレクションを誇り、様々なテーマの展示が行われています。アメリカンフォークアート美術館は、1961年に設立され、以前は、ミッドタウンの MoMA の隣にありましたが、2011年から現在の場所に移っています。

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アメリカンフォークアートミュージアムは、入館無料で、水曜日から日曜日にかけてオープンしています。現在は、ニューヨークの他のミュージアム同様、ウィズコロナの特別ルールでのオープンで、マスク着用、時間指定の事前予約が必須となっています。詳細は、こちら です。

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アメリカンフォークアート美術館で、現在開催中なのが、膨大なコレクションの中から選ばれた70以上ものフォークアート作品で、アメリカ史を振り返るというテーマの American Perspective と題された企画展です。アメリカ独立以降から現在までの様々な面白い作品が展示されています。

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ギャラリーは、建国者 (Founders)、旅人 (Travelers)、哲学者 (Philosophers)、探求者 (Seekers) とそれぞれのテーマ毎に、作品が展示されています。入口左手には、建国者 (Founders) のセクションで、歴代大統領が描かれたキルトなど、アメリカ建国やアメリカ初期の頃の作品が中心に展示されています。

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美しいハート模様が印象的なこちらの作品は、何だと思いますか?テーブルマットかな?と思ったら、なんとこれ、ラブレターなんです。18世紀後半に書かれたラブレターで、アメリカ独立戦争時にイギリス軍に雇われ、ヘッセンからヘシアンとしてやって来たドイツ人傭兵が、描いたものでした。その方はその後、ヨーロッパへは帰らず、生涯アメリカで暮らし、このように作品として残っています。

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キルトを制作する女性たちを描いた作品。額縁の絵に、本当に額縁がついていて、可愛らしい工夫がされています。

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色々な人種がいるアメリカを表現した、多様なアメリカ人像を描いた絵画が並んでいます。

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19世紀前半に活躍し、肖像画を得意とした当時の著名アーティスト、Ammi Phillips さんの赤いドレスの少女が印象的な作品です。犬と猫と一緒に描かれ、優しいタッチで平和な雰囲気が漂っています。

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階段の上の中央のギャラリーに移ると、まず、旅人 (Travelers) のセクションがあります。アメリカ開拓期のキルトやメリーゴーランドの木馬など様々な非日常の旅にまつわる作品が展示されています。ニューヨークのコニーアイランドの絵も描かれていました。奥には、Encyclopedic Palace と題されたイタリア出身の Marino Auriti さんがデザインした、面白い形の建築デザインの模型が飾られています。

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こちらは、かつてカリフォルニア州の人里離れたカントリーサイドの砂漠に築かれた、Possum Trot に飾られていたという木造りの人形たちです。当時の様子は、こちら の映像で垣間見られます。

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アメリカといえば、広義の旅人である、移民や開拓者により成長してきた国です。そんな移民や開拓者を描いた作品、制作した作品などが展示されています。右手の賑やかな作品は、ドイツ出身でアメリカにやって来た移民で、その後、アメリカ西部開拓、カリブの島に移り住んだとされる女性作の賑やかなクレージーキルト (Crazy Quilt) です。

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ギャラリーの奥の方へ進んでいくと、哲学者 (Philosophers) をテーマとした作品が展示されています。こちらは、木とガラクタを組み合わせて、まるでキルトのパッチワークのように模様が描かれた珍しい作品です。

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暗殺された3人の大統領、アブラハム・リンカーン (Abraham Lincoln)、 ジェームズ・ガーフィールド (James A. Garfield)、ウィリアム・マッキンリー (William McKinley) の写真が飾られた木製の慰霊碑。こちらは、20世紀前半の作品なので含まれていませんが、1961年に暗殺された、ジョン F. ケネディ (John F. Kennedy) を含めた4名の大統領が、アメリカ史上、任期中に暗殺されました。かつての政治は、とても危険なビジネスだったようです。

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賑やかなホワイトハウスを独特のタッチで描いた、独学アーティスト、Ralph Fasanella さんの1974年の作品、American Heritage。ジョージ・ワシントンをはじめ歴代大統領が登場する作品が多く、アメリカにおける大統領の存在がいかに大きいかが伝わって来ます。

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入口右手には、探求者 (Seekers) をテーマとした作品が展示されています。味があるトラの像や、見る角度によって印象が大きく変わる人が描かれたキルトなど一風変わった面白い作品が色々と展示されています。American Perspective は、今年、2020年2月11日からはじまりましたが、途中、コロナによる閉鎖を経て、8月26日から再開し、2021年1月3日まで開催されます。

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アメリカンフォークアート美術館を訪れたら、見逃せないのが、ミュージアムショップです。お財布や帽子などファッショングッズ、キッズ用の絵本、おもちゃ、雑貨、そして、ホリデーシーズンならではのクリスマスカードや飾りまで、他ではなかなか見つからないセンスのいい商品が色々と揃っている楽しいお店です。

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ホリデー気分が盛り上がる楽しい飾り付けもされています。

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アメリカンフォークアート美術館のミュージアムショップは、以前にも紹介したことがありますが、センスのいいおすすめセレクトショップとなっています。

アメリカンフォークアートミュージアム American Folk Art Museum アッパーウエストで出会ったかわいいギフトショップ

アメリカンフォークアート美術館 American Folk Art Museum
2 Lincoln Square, New York, NY 10023 地図

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ニューヨーク アメリカンフォークアート美術館 無料で楽しめるアメリカの工芸ミュージアム ギフト探しにもおすすめ! was last modified: 11月 19th, 2020 by mikissh