アメリカヤマシギは、リズムに乗ってノリノリでダンスを踊るように歩く鳥です。アメリカヤマシギはなぜ踊るような歩き方をするのでしょう？実は2つ理由があります。アメリカヤマシギの可愛い面白いダンスを動画で紹介します。アメリカ、ニューヨークの春を告げる野鳥といえば、毎年早春にやって来る、とても愛嬌のある顔をした、アメリカヤマシギ (American woodcock) です。今、アメリカヤマシギが、連日、NYミッドタウンのブライアントパークに何匹も登場中で、アメリカヤマシギの面白いダンスを一目見ようとたくさんの人がやって来ていて大賑わいになっています。

ニューヨークのミッドタウン、高層ビルに囲まれたブライアントパークで、現在、人気者になっているのが、早春にやって来る鳥、アメリカヤマシギ (American woodcock) です。たくさんの人が一目見ようとブライアントパークへやって来ていて、通りかかった人も興味を惹かれ、アメリカヤマシギたちが踊り歩いている花や木々が植えられている広場に釘付けになっています。

連日、何匹もの可愛いアメリカヤマシギたちが公園に姿を見せています。
アメリカヤマシギたちは、ミミズなどのエサを求めて園内を歩き回っているのですが、その姿がすっかりノリノリでファンキーなダンスを踊っているかのようで、愛らしくみんなの人気者になっています。

アメリカヤマシギとは

アメリカヤマシギ (American woodcock) は、アメリカのちょうど東半分に生息するシギ科の渡り鳥で、冬は、メキシコ湾岸周辺などアメリカ南部で過ごし、夏は、アメリカ北部やカナダで過ごし、早春に、ニューヨーク周辺で見かけるようになります。シギの一種ですが、水辺ではなく、広々とした森や公園などを好み、ニューヨークではブライアントパークやセントラルパークなどで早春の3月前後と、晩秋の11月前後によく見られます。

アメリカヤマシギ (American woodcock) を真正面から見ると、まるで、宇宙人のような面白い顔をしていて、目は、顔の両端にあり、広い視野を持っています。

長い嘴を持っていて、土の中に突きさし、虫を探します。

アメリカヤマシギがダンスを踊るような歩き方をするのはなぜ？

アメリカヤマシギ (American woodcock) が、踊っているような面白い動きをするのはなぜでしょうか？
実は、いくつかの諸説があるのですが、一つ目の理由は、餌（虫）を捕まえるために、土の中の虫の反応を伺っているからです。
そしてもう一つは、捕食者など誰かに見られていることを意識して、すぐに逃げやすい体制を保っているためでもあります。

夢中になって見入ってしまう、
アメリカヤマシギ (American woodcock) の可愛いダンスの様子の動画はこちらです。

アメリカヤマシギは、土や枯草と同じ色をしているので、自然の中で自分で見つけるのはなかなか大変ですが、たくさんの人が集まってみている時は見つけやすいです。そんな様子を見かけたら、覗いてみると面白いと思います。アメリカヤマシギは、ダンスウォークだけでなく、繁殖期には、夜にスカイダンスを行ったりもするそうで、本当にとても面白い鳥です。

アメリカヤマシギは、実は、世界一遅く飛ぶ鳥としても知られています。アメリカヤマシギの飛行速度は、時速8km 程で、世界で最も飛ぶのが遅い鳥です。また、かわいそうなのですが、高層ビルの窓に衝突してしまうこともよくある鳥です。