アンコールワット アンコール遺跡群の見どころ カンボジア必見世界遺産への行き方 チケット 楽しみ方徹底紹介

カンボジアの世界遺産、アンコールワットで有名なアンコール遺跡群は、一生に一度は訪れたい魅惑の地です。カンボジアのアンコールワットの旅で、一日で巡ることができる、アンコール遺跡群の最も人気のスポットと見どころを紹介します。
世界には、エジプトのピラミッドや、ペルーのマチュピチュなど、遥か大昔にどうやって作られたのだろう?と驚かされるようなスケールの大きな遺跡がありますが、そんな世界の代表的存在であり、東南アジア随一の古代遺跡となるのが、世界三大仏教遺跡、アンコールワットで知られる、アンコール遺跡群です。カンボジアの世界遺産、アンコール遺跡群の見どころ、カンボジアへの入国方法や、拠点となる町、シエムレアプなど、アンコールワット旅行で役立つおすすめ情報を紹介します。

アンコール遺跡群

アンコールワットとその周辺のアンコール遺跡群は、それら世界遺産を見るためにカンボジア旅行へやって来る旅行者も多い、カンボジアの必見観光スポットです。
カンボジアは、世界最大の宗教的建造物としても有名な巨大なアンコールワットが最大の見どころです。それに加えて、天空の城ラピュタの世界のような場所があったり、映画トゥームレイダーに登場したような映画のロケ地にもなる、魅力的なスポットが目白押しです。

カンボジア、アンコールワット周辺には、クメール王朝により9世紀初頭から15世紀にかけて築かれた70以上もの寺院があります。密林の中には廃墟のように佇むスケールの大きな建築やアートが残されていて、多くの人が訪れる人気の観光スポットになっています。歴史や遺跡、アドベンチャー好きの人は、色々な遺跡を巡ってみると、その魅惑の世界観の虜になるかもしれません。古い時期は、ヒンドゥー教の寺院として建築されたものが多いですが、ヒンドゥー教と仏教が頻繁に入れ替わったりする時期を経て、12世紀末頃から仏教へと移り変わっていきます。

カンボジアの旅行者が必ず訪れる、アンコールワットの観光に必要な日数は、1日から3日ほどと意外と短い滞在で楽しむことができます。
アンコールワットとそのすぐ近くの遺跡のみであれば、一日でも楽しむことができますが、広範囲に点在する周辺の遺跡も色々と巡ってみたいという人は、3日間程あれば主な見どころを一通り訪れることができます。猛暑の中での遺跡巡りは、結構体力がいりますが、ゆったりと周りたいという人や、サイクリングなど色々なアクティビティも楽しみたいという人は、一週間くらいステイしてみるのもおすすめです。
カンボジアのシーズンは、大まかに乾季と雨季に分かれていますが、カンボジア旅行のベストシーズンは、12月から3、4月頃の乾季のシーズンになります。雨季に訪れる場合は、雨の日があることを想定し、スケジュールに余裕を持った日程が必要になります。

アンコール遺跡群は、カンボジアの首都、プノンペンから離れた場所にあります。アンコール遺跡の観光の拠点となるのは、カンボジア最大の湖、トンレサップ湖の北西に位置する、シエムレアプ (シエムリアップ Siem Reap) という街です。シエムレアプには、国際空港もあり、首都のプノンペンの他、バンコク、クアラルンプール、ホーチミン、シンガポールなどカンボジア周辺の国々のハブ空港からも簡単に訪れることができます。


(Google Map)

カンボジアへの入国

カンボジア行きの機内では、昔ながらの入国カードが配られます。基本的な個人情報を記入する入国カードに加え、カンボジアへの入国には、ビザ(査証)も必要ですが、プノンペンやシエムレアプなどの国際空港では、短期の旅行者であれば、到着時にビザ (visa on arrivals) を簡単に取得することができます。

国際空港と言っても、シエムレアプ国際空港はとても小さな空港で、飛行機から降りた後、歩いて空港へと向かいます。シエムレアプ国際空港は、おそらくこの小さな空港が便数を増やすためのネックになっていたのだと思いますが、現在、シエムレアプの新空港が建設中で、2023年秋に大きな空港がオープン予定になっています。

到着時にビザを取得する人は、ビザ用の列に並びます。カンボジアビザの取得に必要なものは、公式サイトには、写真が必要との記載があったので用意して行きましたが、結局写真は必要なく、ビザ費用の現金 $30 の支払いだけ必要でした。カンボジアの入国ビザ(査証)費用は、キャッシュオンリーで、USドルの現金で支払います。現金がない人は、空港内の近くのATMで引き出して来るように言われます。
シエムレアプ空港での到着時入国ビザの申請は、受付でパスポートを渡すと、順番に手続きをしてくれます。とても効率よく進み、20分くらいで終わりました。

シエムレアプ Siem Reap

空港からシエムレアプの街の中心へは、タクシーや三輪タクシーのトゥクトゥク (tuk tuk) で移動します。事前に宿泊予定のホテルに頼んでおくと、快く信頼できるドライバーを手配してくれるので、慣れない国では安心だと思います。海外からの旅行者が多い観光地、シエムレアプでは、現地通貨への両替は必要なく、USドル通貨の現金のみで旅行することができます。
シエムレアプの街の中心には、ホテル、レストラン、色々なお店屋さんなど、旅行者に便利なサービスが集まっているので、宿泊するならシエムレアプの街の中心地エリアがおすすめです。

旅行者に人気のスポット、パブストリートやお土産屋さんがギッシリと建ち並ぶオールドマーケットなどの繁華街もあります。

グルメも旅行者用の高級レストランからローカルも訪れる街角のお店まで、色々と選択肢があるので、その日の気分で選ぶことができます。

アンコール遺跡のチケット アンコールパス

Angkor Archaeological Park と呼ばれる、アンコールワットをはじめとしたアンコール遺跡群への入場は、ローカルは、無料ですが、外国人は、アンコールパスと呼ばれる、チケットが必要になります。チケットは、事前に公式サイト からオンラインで購入していくことも可能ですが、現地に着いてから公式販売所 (地図) でも購入することができます。チケット売り場は、朝5時から夕方5時半まで営業しています。

アンコールワットのチケットは、1日券 ($37)、3日券 ($62)、7日券 ($72) の3種類があります。購入時に写真撮影が行われ、チケットには、顔写真がプリントされます。入園時や寺院を訪れる際、スタッフにチケットを提示します。時間がない人、ちょっとだけ雰囲気を楽しみたいという人は 1日券を、遺跡・アドベンチャー好きで、色々な寺院巡りをしたいという人は、滞在できる時間に合わせて、3日券、7日券から選択するといいと思います。
公園は午後7時まで、寺院群は午後5時半までオープンしています。チケットカウンターでチケットを購入する場合、午後4時半以降に翌日以降のチケットを購入すると、実はその日の夕方からさっそくそのチケットを使って入場することができます。日程にあえば、夕方にチケットを購入しに行き、ついでに、アンコールワットの夕日を見に行くのもおすすめです。

アンコール遺跡観光の交通手段

観光の拠点となるシエムレアプからアンコール遺跡群は、6km 程離れているので、トゥクトゥクやタクシーなどで移動します。時間が限られているなど効率良く遺跡巡りをしたい人は、貸切をお願いしてしまうのがおすすめです。自分で交渉したり、OTAや旅行会社などを利用して手配できますが、滞在先のホテルで手配してもらうのも便利だと思います。

トゥクトゥクやタクシーを頼むときは、典型的な一日プランが用意されています
アンコールワット、バイヨン寺院など、アンコールワット周辺の主要寺院を巡る ショートサーキット (Short Circuit) コースの一日コースや、
少し大回りする グランドサーキット (Grand Circuit) という一日コースです。

どこを周りたいのか明確な予定があれば、カスタマイズすることもできます。
アンコールワット周辺のみだとトゥクトゥクでも大丈夫ですが、バンテアイスレイなど離れた遺跡を訪れる時は、車の利用が快適だと思います。

自分で運転して行きたいという人は、自転車やバイクをレンタルしたり、サイクリングツアーなどに参加して遺跡巡りをすることもできます。

アンコールワット遺跡群のハイライト映像

アンコール遺跡群には、アンコールワットをはじめクメール王朝の栄華が感じられる素晴らしい寺院が数多く点在しています。こちらは、アンコール遺跡群の中でも人気の遺跡のハイライト映像です。歴史や古代遺跡、アドベンチャー好き、そして写真好きにもおすすめの世界遺産です。

アンコールワット

アンコール遺跡群の代表的存在で、随一の必見スポットと言えば、世界最大の宗教的構造物として知られる巨大なアンコールワットです。西に向かって正面がある、アンコールワットでは、素晴らしい朝日が見られ、特に早朝は多くの人が集まります。正面手前から陽が射し込む夕方も独特の趣があり、美しいので、時間があれば夕方にやって来てみるのもおすすめです。

アンコールワットは、クメール王朝のスーリヤヴァルマン2世により、ヒンズー教、特にヴィシュヌ神の寺院として、12世紀初頭から建設がはじまり12世紀末頃に完成した建造物です。

クメール王朝は、もともとは、ヒンズー教でしたが、12世紀末には、仏教に移り変わり、アンコールワットも、仏教寺院となり、仏像も多く残されています。現在では、アンコールワットは、ジャワ島のボロブドゥール遺跡、ミャンマーのパガン遺跡と並び、「世界三大仏教遺跡」の一つとされていて、お坊さんの姿もよく目にします。

アンコールワットは、とても広く、周囲を堀に囲まれ、城塞のような構造になっています。中央の小高い中央祠堂へは、階段を上って訪れることができます。
広大な敷地には、ヴィシュヌ神像や仏像、乳海攪拌、マハーバーラタ、ラーマーヤナなど古代インドやヒンズー教に伝わるシーンなど見応えのある壁画が残されていて、最短でも2時間程、じっくり見ていると半日程過ごすことができます。日中は、かなり暑くなるので、朝または夕方の訪問がおすすめです。

こちらは、アンコールワットのハイライトショート映像です。

アンコールワットの朝日が昇る、日の出の時間から、夕日の時間の太陽が沈む、日の入りの時間までのアンコールワットの美しいシーンを集めた長いバージョンの映像もご覧ください。

アンコールワット 朝日から夕日までの絶景映像!世界遺産の巨大な寺院遺跡を動画で紹介

アンコールトム

アンコールワットと並んで有名なのが、アンコールトム (Angkor Thome) です。アンコールトムは、1つの巨大な寺院である、アンコールワットとは異なり、周囲を堀と城壁で囲まれた城郭都市で、中には、いくつもの寺院の遺跡が点在しています。アンコールトムは、仏教を信仰した王として知られる、ジャヤーヴァルマン7世 (Jayavarman VII) により、12世紀頃に築かれ、数多くの仏教寺院の遺跡が残されています。
こちらは、南大門ですが、東西南北には、それぞれ城塞都市の入口となる趣のある大門が残されています。通常通り過ぎてしまうような場所なのですが、絵になる所なので立ち止まって、写真撮影してみるのもおすすめです。

南大門からは、お堀の向こうに素晴らしい夕日がのぞめます。

バイヨン寺院

アンコールトムの中で、最も有名な寺院が、中央に位置するバイヨン寺院 (Bayon Temple) です。バイヨン寺院で最も有名なのが、それぞれの塔の4面に彫られている人面像「クメールの微笑み」です。アンコールワット同様、中央には小高い祠がありますが、上ることはできず、周囲をぐるりと散策するのみとなっています。石造りの遺跡をものともせず、大木が逞しく根を張っています。

アンコールワット同様、バイヨン寺院内にも、いくつかの仏像が点在している他、戦いのシーンなどを描いた見事な壁画が残されています。

タプローム

アンコール遺跡は、熱帯雨林のジャングルの中にある古代遺跡というイメージがありますが、そんな植物の生命力を感じることができる寺院が、タプローム (Ta Prohm) です。
アンコール遺跡は、映画のロケ地としても有名な場所ですが、その代表的なロケ地がこちら、映画トゥームレイダー (Lara Croft: Tomb Raider) に登場した、タプローム (Ta Prohm) です。

遺跡を覆うように伸びていく巨大な木が遺跡内にたくさんあります。いくつもの色々な種類の木々が生えていて、人気の写真撮影スポットになっています。

バンテアイスレイ

バンテアイスレイ (Banteay Srei) は、アンコールワットから少し離れた位置にある赤い砂岩で建てられた、ヒンズー教寺院の遺跡です。

「東洋のモナリザ」とも呼ばれる女神「デヴァター像」をはじめ、美しい壁画や像が残されていて、小さいながらも人気のスポットとなっています。

カンボジアのアンコールワットの旅で、一日で巡ることができる、アンコール遺跡群の最も人気があるスポットと見どころを紹介しました。
アンコール遺跡群をもっと見たいという人には、まだまだ素晴らしい遺跡が実はたくさんあります。そちらは、あらためて紹介したいと思います。

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アンコールワット アンコール遺跡群の見どころ カンボジア必見世界遺産への行き方 チケット 楽しみ方徹底紹介 was last modified: 6月 28th, 2023 by mikissh