アトランティックシティへ行ってきました！おすすめ観光スポットボードウォーク周辺の楽しみ方

アトランティックシティ (Atlantic City) は、ニューヨークやフィラデルフィアから訪れやすい、ニュージャージー州の大西洋に面した長い沿岸ビーチエリア、ジャージャーショア (Jersey Shore) にあるリゾート都市です。アメリカでは、多くの人が集まる賑やかなビーチでは、遊歩道のボードウォークが定番となっていますが、アトランティックシティには、アメリカ最古のボードウォークがあります。現在もアトランティックシティのボードウォークは観光の中心エリアになっていて、ノスタルジックな雰囲気が楽しめます。アトランティックシティは、ラスベガスに次ぐカジノシティとしても知られていて、巨大なホテルも多く、ホテルステイも楽しめる、シティ的な楽しみ方もできる街です。ニューヨークからも日帰りや、1泊2日の小旅行で手軽に訪れることができる人気の街になっています。

ニューヨークから訪れやすい有名なビーチリゾート地と言えば、ハンプトンなどがあるニューヨーク州のロングアイランドや、ニュージャージー州のジャージーショア (Jersey Shore) があります。ニューヨーク周辺のこれらのビーチリゾート地は、夏を中心に賑わいますが、全般的には、ビーチが中心で、他には特にこれと言った見どころが多くないので、海辺の別荘で家族でのんびりと長期間に渡って過ごすといった感じの人が多いのですが、ジャージーショアのアトランティックシティは、珍しい都市型のビーチリゾート地でビーチに加え、綺麗な大型ホテルや、ショッピング、レストラン、カジノなどがある都市型の楽しみ方ができる場所となっています。

アメリカ一のカジノの街と言えば、一番有名な場所はラスベガスですが、アトランティックシティは、全米第二位のカジノの街となっています。ビーチ沿いのボードウォーク周辺を中心に9つのカジノがあり、ニューヨークから近場でちょっとしたラスベガス気分が味わえます。

アトランティックシティは、車で、ニューヨークから2時間程、フィラデルフィアから1時間程の大西洋に面したニュージャージー州のジャージーショアにあります。ジャージーショアは、スタテンアイランドの南端付近からケープメイまであるとても長く伸びる沿岸ビーチで、ちょうどその真ん中あたりに、アトランティックシティがあります。
アトランティックシティへの行き方は、一般的には車で訪れる人が多いですが、バスや電車の公共交通機関でも訪れることができます。ニューヨークからでも交通の便が割とよく、ニューヨークのポート・オーソリティ・バス・ターミナル (Port Authority Bus Terminal) から　Greyhound や NJ Transit のバスなどを利用し、2時間半から3時間程で訪れることができます。フィラデルフィアからは、NJ Transit の鉄道路線、Atlantic City Rail Line で1時間半程で訪れることができます。
時間に余裕があれば、アトランティックシティ周辺のジャージーショアの街やビーチ、最南端にある人気の街、ケープメイ (Cape May) などにも足を運んでみるのもおすすめです。

(Google Map)

公共交通機関で訪れる場合は、ボードウォークから少し内陸側にあるダウンタウンに到着します。電車は、Atlantic City Rail Terminal (地図)、バスは、Atlantic City Bus Terminal (地図) に到着します。

アトランティックシティの観光の中心となっているのが、ビーチ沿いに長く伸びる「ボードウォーク」です。
アトランティックシティのボードウォーク周辺には、ビーチはもちろん、食事やショッピング、カジノなども楽しめる、綺麗な大型ホテルや、遊園地、お店屋さんなど色々なスポットが並んでいます。

アトランティックシティは、19世紀中頃に開発されたビーチリゾート都市で、1870年に誕生した歴史あるビーチ沿いの遊歩道「アトランティックシティのボードウォーク」は、アメリカ初のボードウォークとされています。ちなみに、ニューヨークのコニーアイランドにもボードウォークがありますが、アトランティックシティから50年以上も後 1923年にオープンしたボードウォークになります。

アトランティックシティのボードウォークは、9㎞ (5.5mi) もある長いボードウォークで、ミニトレインなどが走っていて、楽に移動することもできます。

ボードウォーク沿いで一番賑わっている場所が、アトランティックシティの名所となっている遊園地、スティールピア (Steel Pier) がある北部エリアです。
スティールピア (Steel Pier) の目の前に位置する、ハードロックホテル (Hard Rock Hotel) は、2018年にオープンした比較的新しいホテルでとても人気があります。
ハードロックホテル (Hard Rock Hotel) は、ラスベガスでもお馴染みですが、アトランティックシティのハードロックホテルにもハードロックの看板でお馴染みのギターが飾られています。

アトランティックシティのハードロックホテルの建物は、以前は、Trump Taj Mahal だったホテルです。アトランティックシティのボードウォークの中央という、とてもいいロケーションにあり、豪華な内装ですが、良心的な値段で泊まれるおすすめのホテルです。
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ホテル内の天井にもアイコンとなっているギターをかたどった豪華な照明があります。

1階は、広いカジノスペースがあり、その周辺には、ハードロックホテルらしく著名ミュージシャンのサインや持ち物、衣装など色々な展示も行われています。

砂で作った芸術的なサンドアートなども飾られていました。

海側には、ハードロックホテルのビーチもあります。

ハードロックホテルのボードウォーク越しの向かいの埠頭には、海に突き出たピアにある遊園地、スティール・ピア (Steel Pier) があります。1898年にオープンした歴史あるスポットで、嵐や火事などで破壊された後も何度も再建され現在に至っています。コニーアイランドのような雰囲気です。

一際目立つ巨大な観覧車や、メリーゴーランドなど可愛いレトロなデザインで絵になる遊園地です。定番の乗り物から周辺を遊覧する珍しいヘリコプターライドまで様々なアトラクションがあります。

空に打ち上げられ、重力で落ちて来るスリル満点の絶叫アトラクション The Slingshot などもあります。

ハードロックホテルから少し北側に歩いていくと、もう一つ、アトランティックシティのおすすめホテルがあります。
アトランティックシティ一の絶景展望スポットもある、綺麗で優雅な雰囲気が楽しめる、オーシャンカジノリゾートホテル (Ocean Casino Resort) です。

とても巨大なホテルで、レストラン、ショップなど、ホテルの中だけでも楽しめるくらい色々入っています。
客室はとてもゆったりとした綺麗な明るいお部屋でリゾートホテルステイが楽しめます。
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気持ちのいい展望スペースからは、アトランティックシティの名所のボードウォークや、スティール・ピア (Steel Pier) の遊園地などの景色を一望できます。

お天気のいい日には、真っ青な海とビーチも一望できます。

アトランティックシティのホテルの多くは、ボードウォーク沿いにありますが、Borgata Hotel Casino など一部のホテルは、ビーチから少し離れた内陸側にあります。

アトランティックシティでは、カジノはどのホテルにもありますが、それぞれ雰囲気や訪れる層がかなり異なっています。ハードロックホテルやオーシャンズなどをはじめ、Bally’s, Tropicana など賑わっていて訪れやすい雰囲気です。また、Borgata Hotel も少し離れた場所にありますが、人気のカジノがあります。

ボードウォークの海側には、ずっとビーチが続いていて、どこでも好きな場所で過ごすことができます。ビーチには、監視員がいて、ビーチへの出入り口付近には、シャワーも用意されています。ジャージーショアのビーチは、有料のビーチが多いのですが、アトランティックシティは、全てビーチは無料となっているので訪れやすいです。
夏の間は、多くの監視員がいますが、レイバーデー以降は、段々と少なくなります。現在のビーチの状況はこちらでチェックすることができます。

この他、アトランティックシティのボードウォーク周辺には、いくつか歴史的なスポットも点在しているので紹介します。
ボードウォーク沿いで一際目立つアールデコ調の巨大な建物が、ボードウォーク・ホール (Jim Whelan Boardwalk Hall) で、ショーやコンサートなど様々なイベントが開催されています。

1929年にオープンしたボードウォーク・ホールは、これまで様々なビッグイベントが開催されて来た画期的なイベントスペースで、国定歴史建造物 (National Hisotoric Landmark) に指定されています。
発明王として知られるトーマス・エジソンは、コンクリート会社を興し、コンクリート住宅建造のための鉄筋コンクリートの工法を開発しましたが、こちらの建物ではそんなエジソンの工法が使用されています。ニュージャージー州には、エジソンの家と研究所も残されています。

Midmer-Losh と呼ばれる世界最大の楽器であるパイプオルガンがあり、4月から10月の水曜日の午前10時からツアー($10)で見学することができ、正午からは、パイプオルガンのコンサートが行われています。詳細はこちらのイベントでチェックできます。
ホールがオープンした1929年5月から1932年12月にかけて作られた歴史的なパイプオルガンなので、タイミングが合えば、見学してみるのも面白いと思います。

オーシャンリゾートの裏手、アトランティックシティ北部には、19世紀中頃に建てられ、20世紀前半まで使用されていた歴史ある灯台、アブセコン灯台 Absecon Lighthouse があります。現在は、ミュージアムとなっていて見学することができます。

アトランティックシティは、19世紀後半から大恐慌がはじまった 1930年頃まで数多くのホテルが建てられましたが、今でもそんな時代の名残りを感じることができるのが 1930年にオープンした The Claridge Hotel です。かつて、マリリン・モンローが滞在したこともあるという歴史あるホテルです。ホテルの海側には、巨大な噴水があるブライトンパーク (Brighton Park) があります。