ニューヨークは、今まるで世界の終わりのような光景が広がっています。実は、現在、アメリカ・ニューヨークの北部にある、カナダ東部のエリアで大規模な山火事が起こっていて、その煙がアメリカ東海岸の広範囲に押し寄せています。ニューヨーク周辺は、焦げた香りまで充満していて、人々の健康に害があるレベルの本当にひどい空気に包まれています。煙が収まるまで、しばらくは、屋内で過ごすのが良さそうです。外出しなくてはいけない時は、ここしばらく眠っていた N95 マスクが再び活躍することになりそうです。
ニューヨークでは、今日真昼間から、空気がひどく濁り、視界が悪くなり、まるで朝焼けや夕焼けのような、不気味なオレンジ色の空に包まれた異様な光景が広がっています。昨日は、朝と夕方に霞がかかった感じになっていましたが、今日は、さらに悪化し、昼間から目の前が不気味な雰囲気になっています。視界が悪いだけでなく、焦げ臭い匂いもしていて、体に害がある不健康なレベルの空気が広がっているため、様々なところから警告が出されていて、屋内で過ごすよう注意喚起されています。
🚨 An Air Quality Health Advisory is in effect through today (6/7) for:
📍Long Island
📍NYC Metro
📍Lower/Upper HV
📍Eastern Lake Ontario
📍Central NY
📍Western NY@NYSDEC & @HealthNYGov are closely monitoring the air quality. For latest forecast info⤵️https://t.co/qANfEzwsfZ pic.twitter.com/IVv0Z0HSpU— NYS Div. of Homeland Security & Emergency Services (@NYSDHSES) June 7, 2023
#Wildfire smoke is impacting large portions of the Eastern United States. Stay up-to-date with air quality in your area: https://t.co/JqNDYaMFZT
Here’s what you can do to protect yourself when smoke is in the air ⬇️ pic.twitter.com/tSika8unkw
— U.S. EPA (@EPA) June 7, 2023
山火事の煙などは、通常、10,000 feet以上の高い高度を流れていきますが、現在、ちょうど低気圧と重なり、煙が地上付近まで下がって来ていて、特に空気が悪い状態になっているようです。
毎日出ている、世界の大都市の大気汚染ランキングでは、なんと現在、ニューヨークが一位になっています。
NASAのリアルタイム火事の地図によると、トロントやオタワの北部に大きな山火事がたくさん点在しています。カナダでは、今年は最も山火事が多い年となっているようです。
(nasa.gov)
パンデミック中に、マスクや空気清浄機を購入した人も多いと思いますが、久しぶりにそんなグッズが大活躍しそうです。
セントラルパークも、お昼間にも関わらず、オレンジ色の世界になっています。
The view of Belvedere Castle and Central Park's Turtle Pond now in the hazy smoke that has enveloped New York City. #AirQualityAlert pic.twitter.com/48Q9jBvBCA
— Manhattan Bird Alert (@BirdCentralPark) June 7, 2023
こんな感じで変化していき、午後2時過ぎに最も赤くなりました。
Check out this almost unbelievable time-lapse of wildfire smoke consuming the World Trade Center and the New York City skyline.
Those vulnerable to poor air quality, including seniors and young children, should limit time outdoors if possible.
More: https://t.co/ChRuWv7X6E pic.twitter.com/mtKtLun8lN
— NWS New York NY (@NWSNewYorkNY) June 7, 2023
こちらは、ドローンによる真っ赤な時間帯の映像です。
以前、西海岸の山火事の煙がニューヨークにやって来たことがありますが、ニューヨークにより近いカナダ東部の山火事が原因の今回のケースの方が、影響が大きくなっています。
ニューヨークでは、大気汚染対策のため、N95のマスクが配られます。詳細はこちらをご覧ください。
2日後のニューヨークの様子です。
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