静かなブルックリン、グリーンポイントの住宅街に、ひっそりと隠れ家のように佇む、ラブリーで、とても印象的なカフェがあります。駅からも少し離れ、目立たない通りにあるので、お客さんのほとんどはご近所さん、だから全然混むこともなく、本当にゆったりとした時間を過ごすことができます。中央のテーブルには素敵なお花が飾られていて、本当にいい雰囲気。店内のインテリアのセンスも抜群で、そこにやわらかい陽射しが注ぎ、思わず長居してしまうような居心地のいい空間になっています。

実はこのお店、2009年にスタートしたブルックリンのウィリアムズバーグにある人気ベイカリー、Bakeri（バケリ）の2号店なんです。オーナーのNina Brondmoさんはノルウェー人で、北欧のスタイルとブルックリンのスタイルをうまくミックスし、とても雰囲気のいいカフェとなっています。最近、ニューヨークではコンクリートに、むき出しのダクトというようなちょっとクールだけど無機質な感じすら受けるとてもシンプルなデザインが主流となっていますが、このお店は珍しくインテリアに木がふんだんに使われ、可愛らしく温かみのあるカフェになっています。

今日の特別メニューはブラックボードにあるスープを注文。あとは、メニューからも注文。インテリアのブリックもいい感じです。

そして、迷っちゃうくらいいっぱいあるペイストリーも注文。

注文を終えて、運ばれてくるのを楽しみに待っているところです。

テーブルに綺麗なお花が飾られていると幸せな気持ちになります。

ペイストリーは毎日違う品揃えなので、近所に住んでいたら、頻繁に通っちゃいそうです。

同じ種類のものをたくさん作らずに、種類を変えて、それぞれ少量ずつ手づくりしているようです。

たくさんあるペイストリーの中から選んだのは、お店のお姉さんおすすめのサワークリームのケーキ。まわりがさくさくで美味！

アボガドのタルティン。レモン風味たっぷりのアボガドに、クミンをアクセントにきかせた個性的な味。ポテトもさくさく。

ズッキーニの冷製スープも絶品でした。かわいいスープ皿に優しい味わいのフレッシュスープ、夏のように暑い日だったので冷たく冷やされたスープが本当にぴったりでした。他のお客さんも注文していた人気の一品でした。

お店の奥にはとても広いキッチンがあります。アメリカでは珍しい統一感のある可愛らしい制服に身を包んだおばさんたちがおしゃべりしながら楽しそうに作業している様子が伺えます。
人気店のウィリアムズバーグのお店も小さいけれど、やはり、お店の中にキッチンがあり、そこでパンを焼いていました。お店に入った瞬間、焼きたてのおいしいパンの香りがお店の中に漂っています。でも、とても小さいお店だったので、この2号店でキッチンを拡大し、よりたくさんの製造をできるようにしたのかもしれません。2号店はお客さんは少ないですが、キッチンスタッフは結構いました。