ニューヨークの歴史あるファッションを中心とする高級デパート、バーニーズニューヨーク(Barneys New York) が、今日、チャプター11の破産申請を行いました。今後、22店舗中15店舗を閉鎖し、レントの条件を交渉しつつ、買い手、または投資家を探していくそうですが、ニューヨークの2店舗を含め、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、ウッドベリーコモンのお店など主要店舗は、営業を継続するそうです。
バーニーズニューヨーク (Barneys New York) は、ニューヨークのチェルシーで、1923年に創業した歴史あるファッションデパートで、現在、ニューヨークには、アッパーイーストサイドのマディソン街店、チェルシーの6番街店の2店舗があります。特に、マディソンアベニュー沿いのお店は、例年ホリデーシーズンになると楽しい飾り付けで楽しませてくれていましたが、昨年は、下の写真のようにホリデーウィンドウも寂しく、心配していましたが、とうとうチャプター11の申請となってしまいました。
ニューヨークでは、最近では、ロードアンドテイラー や ヘンリベンデル など人気デパートが閉店となっていますが、オンラインや新興ブランドに押され、売上が低迷する中、レントの高騰が追い打ちをかける形で、デパート業の苦戦が続いています。
バーニーズニューヨークの現オーナーは、元ヘッジファンドマネージャーで投資家の Richard Perry さんで、再建中の当座の資金は調達したようで、レントの条件を交渉しながら、買い手、または投資家を探し、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、ウッドベリーコモン のお店など主要店舗やオンラインは、営業を継続するそうです。
バーニーズニューヨークのアウトレット店がある、ニューヨーク郊外の人気アウトレット、ウッドベリーコモンは、250店ものブランドが入るショッピング好きにはうれしい広大なアウトレットです。
2017年までは豪華だったバーニーズニューヨークの懐かしいホリデーウィンドウの様子はこちらです。
ちなみに、バーニーズニューヨークのチェルシーのオリジナルロケーションは、今ルービン美術館になっています。