ニューヨークのミッドタウン、繁華街タイムズスクエアに近いブライアントパークに、現在、アメリカフクロウ (Barred Owl) がやって来ていて、バードウォッチャーたちに通りかかった人たちも加わり、大人気になっています。アメリカフクロウと言えば、パンデミックの中、セントラルパークにやって来て、10ヵ月以上も過ごし、人気者となったバリーと同じ種類のフクロウで、今度は、セントラルパークよりさらに賑やかで、灯りが煌めくミッドタウンの憩いの公園に登場し、多くの人たちを驚かせています。
ニューヨークは、昨日、摂氏20度以上のとても暖かい日となり、すっかり春の到来が感じられました。そんな素晴らしい陽気につられて、街はどこも人でいっぱいで、夜遅くまで、大賑わいになっています。
ミッドタウンのど真中にある憩いの公園、ブライアントパークも、昼も夜もすっかり賑わっています。
そんな春を迎えた喧騒の公園に、一昨日から珍客のアメリカフクロウが登場しています。フクロウは、夜行性で、日中は、木の上で休み、眠たそうにしています。この日は、ニューヨークパブリックライブリー近くの園内北西のところにある高い木の上で休んでいました。
時々目を開けて、周りの様子を伺っています。
まだ眠そうです。
アメリカフクロウと言えば、パンデミックの最中の一昨年10月にセントラルパークにやって来て、昨年8月に、悲しみの交通事故で亡くなるまで、約10ヵ月間暮らし、多くのファンがいた、バリーと同じ種類のフクロウです。マンハッタンでアメリカフクロウが目撃されたのは、本当に久しぶりと言うこともあり、たくさんのバードウォッチャーたちが集まって来て、一挙手一投足に注目していました。
日が暮れてくると、夜の狩りに向けて、ストレッチしたり、羽を広げたりと準備運動をはじめます。
そして、ようやく狩りへ出発!
木々を転々としながら、獲物を探します。ニューヨーク図書館の建物を背景に、キョロキョロしている様子。
フクロウに先導され、バードウォッチャーたちもゾロゾロと移動していきます。夜行性のフクロウは、夜活発に動き回り、通常は木々の茂る暗い中にいて、フクロウの写真撮影をするのは難しいのですが、今回はとても明るいミッドタウンにやって来てくれたので、撮影しやすいです。
大きなお目めの可愛いフクロウさんです。
すぐそこにエンパイアステートビルが見える、こんなニューヨークの街の真ん中でフクロウに会えるなんてびっくりです。
背景は、エンパイアステートビルの尖塔です。
フクロウは夜景を楽しんでいる暇はなく、獲物探しの真っ最中でした。さっと機敏に飛びたったと思ったら、
楽々とネズミを捕まえ、また木の上に戻って来ました。
大きな目の可愛いフクロウと目が合うこともよくあります。
今日もブライアントパークにいるようなので、近くを通りかかったら、木の上を見上げてみると見つけられるかもしれません。煌めく喧騒のミッドタウンとフクロウと言う面白いコンビネーションです。
今ニューヨークのミッドタウンで人気者の可愛いフクロウの動画はこちらです。
ニューヨーク周辺では、アメリカフクロウをはじめこんな種類のフクロウを見ることができます。
ブライアントパークは、最近、鳥たちに人気のスポットとなっているようで、先日も、ダンスを踊りながら歩く可愛い鳥、アメリカヤマシギもやって来ていました。