バッテリーパークの見どころ NYマンハッタン最南端ウォーターフロントにある絶景公園の観光スポット

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バッテリーパークは、マンハッタンの最南端のウォーターフロントにある、ニューヨークハーバーとロウアーマンハッタンの高層ビル群に囲まれた緑がいっぱいの癒しの公園です。バッテリーパークには、歴史的な城塞のナショナルモニュメント、キャッスルクリントンや、自由の女神行きフェリーのチケット売り場、船着き場があり、通常、行列が絶えない賑やかな公園なのですが、今年は、コロナのため、珍しく閑静な雰囲気となっています。バッテリーパークは、ニューヨーク発祥の地にある歴史ある公園ということで、歴史的なメモリアルなど様々な見どころもあります。

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バッテリーパークの行き方

バッテリーパークは、ニューヨーク、マンハッタンの一番南にある公園です。
最寄りの地下鉄駅は、4/5 番線 Bowling Green または R/W Whitehall St です。駅から徒歩1分以内、目の前にバッテリーパークがあります。

Battery Park Map
The Battery(地図

バッテリーパーク

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バッテリパーク (Battery Park) は、マンハッタン最南端から西側に広がる、1823年に設立された歴史ある公園です。旅行者に大人気の自由の女神行きフェリーの発着所にもなっていて、いつもは観光客でいっぱいの公園ですが、今年は、コロナにより、閑静な憩いのスポットとなっています。

歴史的な場所であるバッテリーパークは、マンハッタンの南端ということで、昔オランダ人が最初に入植し、ニューアムステルダムと呼ばれていた場所でした。その後、軍事拠点にもなり、オランダとイギリスの間で何度も奪い合いの争いの起こった場所でもあります。

ちなみに、バッテリーパーク (Battery Park) は、正式には「The Battery」という名前の公園です。「The Battery」が昔からのもともとの名前だったようで、昔の名前に変更されました。でも人々の間では今も「バッテリーパーク (Battery Park)」と以前からの名前で呼ばれています。

園内には、グリーンな芝生エリアも多く、公園の東側には、オフィス用の高層ビルがギッシリと建ち並んでいます。

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季節に合わせた色鮮やかなお花や、自由の女神などの綺麗な景色を楽しむことができます。

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バッテリパーク周辺のバッテリーパークシティは、以前からラグジュアリーアパートがありましたが、最近では、新築の居住用高層ビルも増え、すっかり住人も増えています。公園の北側には、そんな居住用高層ビルが立ち並び、奥には、ニューヨーク一の高層ビル、ワンワールドトレードセンターが見えます。

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Pier A

バッテリーパークのウォーターフロント沿いにある、綺麗な時計塔の建物は、ハドソン川に現存する最古のピアのひとつ「Pier A」です 。
Pier A は、国家歴史登録財にも指定されているかつての桟橋で、現在は、バー & レストランの Pier A Harbor House地図)になっています。

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今はコロナの影響で残念ながら閉店中ですが、いつもは夕暮れ時になると大賑わいなクールなBARスポットに。日の入りから夜景まで自由の女神がとても美しく見えるのです。大晦日の夜に Pier A へやってきた こともありました。

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American Merchant Mariners’ Memorial

こちらの溺れそうな人を必死で助けている臨場感溢れる像は、第二次世界大戦中、数多くの死者が出てしまった商船の船員たちの記念碑、American Merchant Mariners’ Memorial です。フランス出身で、ニューヨークで活躍した彫刻家、Marisol Escobar さんの1991年の作品です。
4人の人がいて、一人が水の中に沈みそうになっているところをもう一人が一生懸命助けようとしていて、さらに助けを求めて叫ぶ人もいるというなかなかリアルで緊張感の伝わってくる像です。

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キャッスルクリントン

バッテリーパークには、歴史的なナショナルモニュメントが存在します。1808年から1811年にかけて建設された歴史的な円形要塞、キャッスル・クリントン・ナショナル・モニュメント (Castle Clinton National Monument) です。

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1812年に起こった米英戦争のために建てられたかつての要塞は、その後、エリス島以前の入国管理エリアとして、また街一番のコンサートホールや水族館など様々な用途に使用されて来ました。

キャッスル・クリントン・ナショナル・モニュメント (Castle Clinton National Monument) は、驚いたことに、もともとは、ニューヨークハーバーに浮かぶ城塞でした。今はバッテリーパークの真ん中に位置しているのですが、実はもともとは離れ島だったものを本土につなげたものだそうで、あのエリアは埋立地だったんですね。

バッテリーパークから見える島、エリス島は、移民の入国管理局だった場所として有名ですが、さらに歴史をさかのぼると、もともとはキャッスル・クリントンで移民の入国管理が行われていたのでした。

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長い歴史を経た現在では、キャッスル・クリントンは、ナショナルモニュメントに指定され、その歴史が紹介されると共に、自由の女神とエリス島へのフェリーのチケット売り場になっています。MAP

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自由の女神のフェリー乗り場

バッテリーパークでは、キャッスルクリントンでチケットを入手した後、今度は、自由の女神行きフェリーの発着所へと向かいます。ここが、自由の女神へのフェリーが出ている場所で、テント内では、空港並のセキュリティチェックが行われています。

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自由の女神行きフェリーは、約4ヵ月間の閉鎖を経て、いよいよ7月20日から再開しました。

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バッテリーパークの自由の女神の展望スポット

フェリーに乗って自由の女神を見に行かなくても、このバッテリーパークの水際から自由の女神を眺めることができます。
ニューヨークハーバーの向こうに、自由の女神が見えます。

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誰も人がいない、自由の女神のリバティ島です。

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そして、鮮やかなオレンジ色が特徴のスタテンアイランドフェリーが行きかう姿もよく見えます。

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スタテンアイランドフェリーは、自由の女神が見られる無料フェリーとして、旅行者にも人気がありますが、今もコロナ対策の下、運航中です。

久しぶりの自由の女神!コロナ対策下のスタテンアイランドフェリー ニューヨークハーバーの絶景でリフレッシュ

プライベートのボートやヨットも悠々と楽しそうにニューヨークハーバーを満喫しています。

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ニューヨーカーの憩いの場

芝生スペースでは、寝転がって、読書したり、

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ヨガをしたりとそれぞれ憩いの時間を過ごしています。

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イーストコーストメモリアル

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バッテリーパークの園内には、様々な像やメモリアルが建てられています。
正面のイーグル像を中心に、両脇に大勢の名前が書かれた巨大なパネルが配置されていますが、こちらは、第二次世界大戦中に、大西洋で亡くなった兵士の記念碑、イーストコーストメモリアル (East Coast Memorial) です。

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ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ像

こちらは、ブルックリンとスタテンアイランドを結ぶ、ヴェラザノ=ナローズ橋 (Verrazano-Narrows Bridge) にも名前が残されている、フィレンツェ出身の航海探検家、ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ (Giovanni da Verrazzano) 像、Ettore Ximenes による1909年の作品です。ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノ (Giovanni da Verrazzano) は、フロリダからカナダまで大西洋沿いを航海したことで知られています。

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朝鮮戦争の記念碑

こちらは、朝鮮戦争の記念碑 (Korean War memorial) です。

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移民

こちらは、ドラマチックに、移民 (The Immigrants) を表現した、Luis Sanguino の1973年の作品です。

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World War II Coast Guard Memorial

こちらは、1955年に建てられた第二次世界大戦中のコーストガードの記念碑 (World War II Coast Guard Memorial) です。アフリカ系アメリカ人が仲間に救出されている姿の像です。今は像にカバーがされていました。

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The Sphere and Eternal Flame 9/11 Memorial

実はこれはもう今はバッテリーパークにはないメモリアルなのですが、The Sphere and Eternal Flame 9/11 Memorial で、2001年に起こった911事件の記念碑です。キャッスル・クリントンからすぐの場所で、炎と銅像がありました。炎の向こうに見える球の像は、「The Sphere」。ドイツ人彫刻家、Fritz Koenigさんの作品で、世界の平和の願いが込められた像です。もともとはワールドトレードセンターにあったもので、9/11の惨事をくぐり抜け、なんとか形を残しました。崩壊したワールドトレードセンター跡から運び出され、バッテリーパークに飾られていたのです。もともとはアート作品としての像でしたが、惨事を体験したことによって、今ではメモリアルの像となっています。

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現在は、ワールドトレードセンターの911メモリアルの南側の公園、リバティパークに移されています。

ワールドトレードセンターの新公園 911事件から救い出された像が帰ってきた! リバティパーク Liberty Park

バッテリーパークのメリーゴーランド

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パール色の巻貝のような形をしている建物が、2015年に10年がかりで誕生した美しいメリーゴーランド、シーグラムカルーセルです。
今は閉鎖中ですが、色とりどりの美しいお魚さんに乗って海を旅するような可愛い豪華なメリーゴーランドです。

バッテリーパークにゴージャスなメリーゴーランド新登場 「シーグラス カルーセル (SEAGLASS CAROUSEL)」

バッテリーパークのレストラン

バッテリーパークの最南端には、イベントがよく開催される賑やかなレストラン、バッテリーガーデン (Battery Gardens) があります。

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ワグナーパーク

バッテリーパークのすぐお隣、北側のエリアは、ワグナーパーク (Wagner Park) という公園です。週末はピクニックスポットとして大人気です。

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広々とした芝生エリアでは日向ぼっこを楽しんでいました。

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絶好の場所に、綺麗な景色が見える、イタリアンレストラン、Gigino があります。とにかく絶好のロケーションで美しい景色を見ながらお食事を楽しめます。MAP

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South Cove Park

ワグナーパークをさらにハドソン川沿いに北上すると South Cove Park があります。

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こちらも美しいお花の花壇と、癒しの休憩スポット、美しい景色が楽しめる人気の場所です。

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South Cove Park があるハドソンリバー沿いは、夕暮れ時に訪れるととても美しい景色を堪能することができる絶景スポットです。

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バッテリーパークとその周辺は、写真好きにもおすすめのスポットで、夕方など時間帯毎に異なった美しい景色が楽しめます。

自由の女神をバッテリーパークから見る絶景おすすめフォトスポット

バッテリーパークに隣接した小さな教会

バッテリーパークの南側の入口近くには、可愛らしい小さな教会があります。

Shrine of St

今日はイースターサンデー!ニューヨークのかわいい雰囲気の教会 Shrine of St. Elizabeth Ann Seton

ワンワールドトレードセンター、展望台、9.11メモリアル、ロウアーマンハッタンのグルメショッピングスポットのブルックフィールドプレイスや、ウォールストリートなど、ロウアーマンハッタンの見どころスポットのまとめはこちらをどうぞ。

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バッテリーパークの見どころ NYマンハッタン最南端ウォーターフロントにある絶景公園の観光スポット was last modified: 10月 6th, 2020 by mikissh