ニューヨークの人気サーカス、ビッグアップルサーカス (Big Apple Circus) が今年もはじまりました!ビッグアップルサーカスは、毎年ホリデーシーズンに、リンカーンセンターの特設会場で開催されるニューヨークの歴史あるホリデーショーです。今年で46回目を迎えたビッグアップルサーカスは、ドイツの歴史ある人気サーカス団「ロンカリ」(Circus-Theater Roncalli) とのコラボによる、Journey To The Rainbow という、ノスタルジックでありながらクリエイティブな新しさも感じるヨーロッパらしい美しい演出のサーカスショーとなっています。超人技を見せてくれる曲芸師や、楽しいピエロに加え、オーケストラや歌手による生演奏の音楽と、煌びやかな衣装を身にまとったダンサーたちによる踊りもある豪華で楽しいショーです。
ニューヨークの恒例ホリデーショー、ビッグアップルサーカス (Big Apple Circus) が今年もはじまりました。8週間に渡っての開催で 2024年1月1日まで行われます。サーカスの会場となっているのは、アッパーウエストサイドのリンカーンセンターに期間限定で特設されているビッグテントです。メトロポリタンオペラの劇場の正面から左手に向かった場所に入口があります。
昨年の ビッグアップルサーカス Dream Big! では、世界各国の超人技のスターたちが集まり、America’s Got Talent 風のアメリカ的なサーカスショーでしたが、今年2023年は、ドイツからやって来た人気のサーカス団、ロンカリ (Circus Roncalli) のアメリカ初公演のサーカスとなり、ヨーロッパの雰囲気が漂う芸術的なショーとなっています。
セキュリティチェックを済ませ、入場すると人気の写真スポットがあります。キャストと一緒に写真撮影をして楽しめます。
ロンカリは、現在もオーナーで長を務めている Bernhard Paul さんらにより、1976年にドイツで設立され、現在まで続いている人気のサーカス団で、ドイツを中心に海外でも公演を行っています。Bernhard Paul さん自身が、アーティストでもあり、オーケストラによる生演奏、衣装など様々な側面にも気を配ったアーティスティックな演出が特徴です。
Bernhard Paul さんは、サーカス関連のアーティファクトのコレクターでもあり、ドイツにはサーカスミュージアムまで設立しています。今回のショーでも入口付近が、ロンカリを紹介するミニ博物館になっていて、レトロで美しい写真やポスター、衣装などが展示されています。
奥に進んでいくと、ビッグアップルサーカスのお馴染みの光景が目の前に広がり気分が盛り上がってきます。フードやドリンク、ロンカリグッズのレトロな雰囲気のお店が並んでいて、サーカスのスタッフたちも歓迎してくれます。
ビッグアップルサーカスでは、VIPラウンジがあり、ドリンクや軽食、ポップコーン、綿菓子などが振る舞われます。子供たちもフラフープで遊んだりして大賑わいの空間になっていました。
このVIPラウンジは、サーカスの舞台のリング正面の前方2列のVIP席の人たちが利用できます。
サーカスのショーが行われる舞台がこちらです。「リング」と呼ばれる丸いステージで、観客はその周りを囲むように座っています。正面奥の赤いカーテンからキャストが登場して来ます。赤いカーテンの2階には、オーケストラの演奏者たちが座っています。
観客の座席は、ステージを囲むように円形に並んでいるので、どこからでも見晴らしよくショーが見られます。こんな感じで、列数はそれほど多くなく、大きな会場ではないので、後ろの方からでもステージの様子はよく見えます。
席に座って会場の様子を見渡していたら、ふと隣を見るとビックリ!なんとピエロさんが座っています。とてもフレンドリーなピエロさんで満面の笑顔で一緒に写真撮影してくれたり笑わせてくれたりしました。このピエロさん、とてもいたずらっ子で、お客さんのポップコーンをつまみ食いしたりします。大きなバケツサイズのポップコーンを持っていた男の子のポップコーンをパクパクとつまみ食いしていたピエロさん。でも男の子がいつまでたってもいたずらに気づいてくれなくてピエロさんの方が困った顔に。ショーが始まる前から周りはみんな大笑いです。ピエロさんのショーもとても楽しくて、他にもたくさんピエロさんの仲間が登場します。
サックスなどピエロさんたちが奏でる音楽と共にロンカリのシンボルとなっている幻想的な気球が登場しショーがはじまります。
ダンサーたちの華やかでダイナミックな踊りも始まりさらに会場が盛り上がります。
昨年同様、今年も素晴らしい超人技を披露してくれる曲芸師たちが世界中からやって来ています。
最初に登場したのは、メキシコ出身、サーカス一家で育ったジャグラー、Noel Aguilar さんです。クラブやボール、帽子などを使った見事なジャグリングを披露してくれました。
操り人形のような面白い動きを披露してくれたのが、ウクライナ出身の Andrey Romanovsky さん。体が簡単に真っ二つに曲がり、狭い煙突にすっぽりハマったり、体が2つに折れ曲がったまま縄跳びをしたり驚異の軟体人間技が次々に飛び出しました。
フランス出身の Geoffrey Berhault さんは、ワイヤーの上で、前転したり、縄跳びしたり、ロープからロープへと飛んで動き回ったりしていました。
ショーは、驚きの曲芸だけでなく、豪華なドレスなど様々な凝った衣装で登場するキャストたちやオーケストラによる演奏も魅力となっています。
ウクライナのグループ、Kirichenko は、バンキン (Banquine) の超人技を披露してくれました。簡単にいうと、スーパー難易度の高い組体操のような技です。信じられないくらい、どこまでも高くまっすぐに美しく伸びていきました。
Iryna Galenchyk と Vladyslav Drobinko のカップルの二人組、Another Love によるエアリアルストリップも素晴らしかったです。技も凄いのですが、リアルにカップルである二人の情熱的なショーと、キラキラ輝く美しいビジュアルの演出も感動的でした。
ショーの途中に15分程の休憩があります。サーカスでは本物の動物は登場しませんが、愛嬌のある着ぐるみのホッキョクグマたちによる芸などがあります。
こちらは、空中に浮かび上がるコースを自転車で走り回る幻想的なシーンです。
サーカスにたびたび登場する個性的なピエロたち。毎回、思わずニッコリと笑ってしまうほのぼのとした芸を見せてくれます。
ハンガリー出身の3人組、Edit Kósi、Sandor Olah、Gyula Takács らによる人間彫刻のような曲芸です。ただただ圧倒されます。
華やかな衣装で登場した女性たち。その中央にいる Emma Philips さんは、フットジャグラーで、足を使って傘や机などなんでもジャグリングしてしまうすごい技を見せてくれます。
こちらは、Duo High Tension という男性二人組による空中ブランコ (trapeze) のショーです。足で相手をキャッチするという超人技を披露してくれて、会場の空気もクライマックスに。
ショーの最後を飾るのは、レトロ美しいピエロさんです。
マネキンのお人形とダンスをしていたピエロさん、気が付くと、お人形が本物の美しい女性に。幻想的で美しいストーリーのショーを見せてくれたのが、ピエロと女性歌手という珍しい組み合わせの二人組、Paolo & Nox でした。レトロな車で登場し、シャボン玉や、美しい歌で、幻想的な世界に引き込まれてしまうとても素敵なショーでした。
サーカスの公演時間は 2時間程ですが、見ていると時が経つのもあっと言う間で、舞台のショーに引き込まれてしまい、楽しい時間を過ごすことができました。最後は、キャスト全員が登場しての挨拶です。風船を持っての登場で、子供たちみんなのところに風船が飛んでいき、みんな大喜びです。ステージでは、ワルツのダンスパーティも行われ、運のいい観客の人たちは、ダンスのお誘いを受けてサーカスの人たちと一緒に踊ることができます。
今年も、ニューヨークのホリデーシーズンのお楽しみの定番、ビッグアップルサーカスは最高でした。
サーカスの曲芸に感動し、ピエロたちにもたくさん笑わせてもらいました。今年は特にヨーロッパの有名なサーカス団とのコラボということで、レトロなヨーロッパらしい音楽やダンス、照明の演出なども楽しめ、まさにサーカスといった、統一感のある独特の世界感が楽しめる面白いショーになっています。
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今年2023年のビッグアップルサーカスは、2024年1月1日までの開催です。繁忙期や土日などは、一日に2回公演がある日もあります。
ニューヨークのファミリーにとても人気があるので、あっという間に満席になります。チケットは早目の予約がおすすめです。
ビッグアップルサーカス Big Apple Circus
60 Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023 地図
昨年のビッグアップルサーカス、Dream Big! も素晴らしいショーでした。
ビッグアップルサーカス Big Apple Circus ニューヨークの人気ホリデーショー リンカーンセンターで開催中!
ニューヨークは楽しいホリデーシーズン到来で楽しいことがいっぱいです。
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