black friday sale

ブラックフライデー大セールは戦場?! ホリデーショッピングシーズンの始まり

black friday sale

今年もサンクスギビングが終わり、ホリデーショッピングシーズンの始まりを告げるブラックフライデーがやってきました。たくさんの人にお店に足を運んでもらい、いっぱいお買い物をしていってもらいたいと、お店屋さんはどこも、目玉商品となる激安の限定ディールを用意してブラックフライデーにのぞみます。思惑通り、ブラックフライデー当日は、たくさんのお客さんたちがその限定商品めがけてやってきます。でも、限られた数しかない大特価の目玉商品。。。この商品を巡って、毎年、熾烈な戦いが繰り広げられるのです。

毎年恒例でブラックフライデーのセールの熱い戦いのビデオをアップする人も多いですが、今年も早速CNNで、こんなクレイジーなブラックフライデーの様子が紹介されていました。大行列の末、お店に入って、目玉商品を巡って、パンチが飛んでくることも?そんな状態を避けるべく、整理券を配るようにするお店もでてきています。

こちらのビデオでは、なんと子供から商品を奪い取る様子が撮影されており、バイラルになっているようです。

たくさんの人が集まって、長時間行列で並び、早い者勝ちで商品を巡って競争するというのは、大きなストレスです。なので、人々がこのような争いの空気になってしまうことがあるのは、想像に難くないですね。
そんなセールのために大行列に並んだり、商品を巡って戦ったりするのは、無駄だと思う人も多く、また何より、効率良く買い物ができるため、最近では、スマホで手軽にオンラインショッピングをするのが主流となりつつあります。
例えば、デパートの売上に関して、St. Louis Fedがタイミング良く、こんなツイートをしていました。2001年を境に、売り上げは下降傾向にあります。

全般的には、実店舗に足を運ぶ人の数は、以前と比べるとかなり減っていますが、目玉商品をめぐる戦いは、やはり、まだなくならないようです。

とはいえ、広いアメリカを見ると、ブラックフライデーセールが戦場のような様子の場所もありますが、ニューヨーク、マンハッタンに関していうと、大混雑となることはありますが、大きな争いが起こることは、あまりない気がします。

ところでブラックフライデーって、なんで「ブラックフライデー」ってよぶのでしょう?
一般的に言われているのは、このブラックフライデーセールの日を境に売り上げが赤字から黒字に転じるから。だから、このサンクスギビングデー翌日の大セールが行われる金曜日のことを「ブラックフライデー」と呼ぶと言われています。

実は、「ブラックフライデー」という言葉の語源はそれだけではありません。
もともとは違う意味から派生してきた言葉のようです。

遠く遡ると、1869年9月24日に起こった、アメリカのゴールドマーケットのクラッシュの起こった日のことを「ブラックフライデー」と呼んでいました。また、現在に通じる語源としては、サンクスギビングの翌日に、フィラデルフィアの中心部で起こっていたひどい交通渋滞のことを「ブラックフライデー」と呼んでいたこともありました。そんな感じで、もともとは、「ブラックフライデー」という言葉は、ネガティブな意味合いで使われていた言葉だったそうです。

それがいつしか、意味合いが転じ、リテールショップが大セールをする日に変わっていったようです。

テクノロジーの発展により、最近は消費者もすっかり賢くなりました。何かを買うにも、情報を収集し、分析、比較してからという人も増えてきたので、ビジネスする側も大変です。そんな時代になりつつある中、リテール店と消費者の知恵比べも、これからもどんどん変化していくと思われます。

ブラックフライデー大セールは戦場?! ホリデーショッピングシーズンの始まり was last modified: 11月 15th, 2022 by mikissh