ブロードウェイミュージカルは、もうすぐ再開の日を迎えますが、その前に、当面のコロナ対策の方針が発表されました。劇場は、完全にフルキャパシティで再開し、観客は、ワクチン接種を完了していることが劇場への入場の条件となりました。観客だけでなく、役者さんや劇場のスタッフたちも同様です。また、劇場内では、観客は全員マスク着用が必須となります。ワクチン接種がまだ認可されていない 12歳以下の子供たちに関しては、直前のコロナ検査で陰性であれば入場可能となります。
約一年半閉鎖されていた、ブロードウェイミュージカルが、もうすぐ再開します。そんな再開の日を前に、昨日、ブロードウェイミュージカルの組合である、ブロードウェイリーグにより、再開後のコロナ対策が発表されました。ブロードウェイ劇場は、フルキャパシティで再開しますが、現在は、再びデルタ型の感染が拡大していることもあり、少なくとも 10月31日までは、FDA または WHO の認可しているワクチンを完全に完了している人のみが劇場に入場できることになりました。ワクチン完了の意味は、ワクチンの最終回を接種後14日以降経過した人となります。12歳以下の子供や、健康上の理由などでワクチン接種が不可能な人に関しては、公演の72時間前以内にコロナ検査を受け、陰性であれば入場できます。劇場内では、休憩時の特定エリアでの飲食中を除き、マスク着用が必須となります。
The owners & operators of all 41 Broadway theatres in New York City have announced a vaccination and mask policy for audiences in effect through October 31, 2021.https://t.co/X4XU5sKXmH pic.twitter.com/XJ9SoL9Xox
— The Broadway League (@BroadwayLeague) July 30, 2021
ブロードウェイミュージカルの再開日程は、ほとんどが9月14日以降となっていますが、いくつかの作品は、一足早くはじまります。現在、既に、Springsteen on Broadway がスタートしている他、8月4日からは、Pass Over がはじまります。再開スケジュールは、こちらです。
ブロードウェイミュージカル 2021 再開スケジュール ハミルトン ライオンキング シカゴ ウィッキドなど人気作9月14日から!
ブロードウェイミュージカルだけでなく、メットオペラ、カーネギーホールなどもワクチン接種者のみでの再開となり、12歳以下は、当面入場できません。劇場内でのマスク着用は、任意となります。ポリシーの詳細は、こちら (Met Opera、Carnegie Hall) です。
また、グラマシータバーン、ユニオンスクエアなど、ニューヨークの有名レストランを展開する Union Square Hospitality Group のレストランでも、9月7日以降から、ワクチン接種完了者のみの入店となります。
8月に5回開催されるホームカミングコンサートも、ワクチン接種が入場の条件となっています。
デルタ型の感染拡大を受け、ニューヨークでは今後、イベント、そしてレストランなどでもワクチン接種完了者のみという条件の場所が増えていきそうな気がします。NYC では、デルタ型対策の新ガイドラインを来週月曜日に発表する予定となっています。
感染力の強いデルタ型の最近の感染急拡大を受けて、ニューヨークをはじめ、アメリカ全体で、今、ワクチン未接種者に対して、様々なインセンティブで、接種の促進が進められています。