ニューヨークでは、先週は、トロピカルストーム到来、その後は猛暑、そして、週末は秋の到来を思わせる涼しい週末となり、日々天候が目まぐるしく変化し、夏の終わりが近づいているのが感じられます。ほとんどのビジネスが再開し、ニューヨークの街には、再び活気が戻って来ています。そんな中、昨年3月に閉鎖されて以来、唯一取り残されていたのが、ブロードウェイミュージカルをはじめとした劇場でのパフォーミングアートですが、芸術の秋に、いよいよ再開します。9月2日から、一足早く Hadestown、Waitress、そしてその他ブロードウェイミュージカルの多くの作品も、9月14日から順次再開して行きます。そんな再開に合わせ、タイムズスクエアやブライアントパークで、ライブパフォーマンスなども行われる無料イベントなどが予定されています。
ニューヨークは、ワクチン接種が進み、感染力の高いデルタ型への心配はありますが、かなり通常に近い形の生活が送れるようになり、旅行者も増え、タイムズスクエアなどの繁華街もとても賑やかになって来ています。
現在では、すっかり賑わいを取り戻してきているタイムズスクエアですが、昨年3月に急遽ブロードウェイミュージカルをはじめ多くのビジネスが閉鎖され、ロックダウンに突入し、その後、しばらくは、どこか別世界にやって来たような感じの閑散とした光景が広がっていました。
今まで見たことがなかった、ほとんど人がいない、昨年の閑散としたニューヨークの様子は、こちらです。
ロックダウン中のニューヨークの様子 コロナで静寂に包まれたマンハッタンの非日常な光景 New York City on PAUSE
そして、昨年3月から1年半程閉鎖が続いた劇場も、いよいよ芸術の秋のはじまりの9月から再開します。
待ちに待った、ブロードウェイミュージカルも、9月14日から色々な作品が、順次再開していきます。
ブロードウェイミュージカル 2021 再開スケジュール ハミルトン ライオンキング シカゴ ウィッキドなど人気作9月14日から!
デルタ型の感染拡大を受け、ニューヨークでは、多くの場所で、ワクチン接種チェック が必須となっています。ブロードウェイミュージカルの劇場でも、ワクチン接種の確認、マスク着用 が義務付けられています。
“This Is Broadway” と題した、PRキャンペーンがスタートし、ブロードウェイをテーマとした映像作品も公開されています。
ブロードウェイミュージカルの歴史的なシーンが、名曲の数々と共に登場しています。
また、ブロードウェイミュージカルの再開を祝って、9月には、色々なイベントが企画されています。
9月17日から19日の3日間にかけて、タイムズスクエアで、Curtain Up! と題された、ブロードウェイミュージカルのライブ&インタラクティブイベントが開催されます。キャストによるライブパフォーマンスなどが楽しめる無料イベントです。多くのミュージカルのキャストが大集合する最終日の午前11時から午後1時までのライブパフォーマンスショーのメインイベント、Curtain Up: This is Broadway! の他、様々なイベントが予定されています。プログラム内容の詳細は、こちら 。
9月23日は、ブライアントパークにて、ブロードウェイ・イン・ブライアントパーク (Broadway In Bryant Park) イベントが開催されます。
Aladdin、The Lion King、Chicago、Diana The Musical、Caroline, Or Change、Girl From The North Country、Mrs. Doubtfire、Six、Stomp、The Phantom of the Opera、Waitress のキャストが集まり、ライブパフォーマンスが披露されます。詳細は、こちらです。
例年は、夏の間、数週間に渡って、ブロードウェイ・イン・ブライアントパーク (Broadway In Bryant Park) が開催されるのですが、今年は一日で凝縮した形で行われるとのことで、どんなイベントになるのか楽しみです。