ニューヨークにあるおすすめキッチン雑貨屋さんのひとつ、ブロードウェイ・パンハンドラー (Broadway Panhandler) は、グリニッジビレッジ、NYU やワシントンスクエアパークなどがあるエリアにあります。地元のお料理好きの人たちや、レストランシェフにとっても、とても重宝するお店で、キッチングッズが何でも揃っているので欲しいものが手に入るのはもちろん、お得なセールも行われるのでお得にいいものが買えるとあり、人気のお店でした。女性客はかわいい商品に目が行き、色々手にとっては楽しんでいる姿が多く、その他、お料理好きの男子も意外と多く、このお店に来ると、真剣にクッキンググッズを選んで買い物をしているのは意外と男性客が多かったりするんです。
そんな地元で愛される名店、ブロードウェイ・パンハンドラーですが、残念ながら春には閉店してしまうことになったようです。
ブロードウェイ・パンハンドラー (Broadway Panhandler) は、1976年から続くニューヨーク初のグルメキッチングッズの専門店のひとつです。アメリカ製だけでなく、ヨーロッパなど世界中からいい商品を集めてきているお店で、レストランのシェフだけでなく、おうちでお料理をする人たちにもいい道具を提供していこうというコンセプトでされているお店です。もともとは父親が1939年に始めたキッチングッズのファミリービジネスでした。最初の頃はUSミリタリーにキッチングッズを卸していたものが、だんだんと、レストランや、病院、学校、プロの料理人へと幅広い人々に提供していくようになります。そして、その後、ブロードウェイ・パンハンドラー (Broadway Panhandler) として、SOHOのブロードウェイにオープンし、何度か引っ越しをしつつ、現在の場所に落ち着き今に至っています。
アメリカは結構クッキング便利グッズの宝庫の国です。こんなことにまで道具を作ってしまうの?っていうものも色々あり、初めて見るときは色々感動と発見があっておもしろいと思います。そんなグッズを見て周るのも楽しいですし、時々こんな風に特別な機能のあるグッズは映像を流して説明していたりするので、勉強になったりします。
雑貨屋さん風な優しいかわいらしいデザインから、万能のホワイト食器まで色々店内には並んでいます。
実は今回、お店を訪れたとき、いつもに比べて商品数が少なく、ちょっと様子が違うのを感じました。バレンタイン明けだったので、お店の模様替えのためかな、と最初は思ったのですが、真実を知って驚きました。
40年間も続いてきたお店なのですが、こちらの記事にあるように、オーナーが72歳と高齢になり、奥さんも健康に問題を抱えているようで引退を決意されたようです。条件に見合う引き継ぎの買い手も見つからず、また娘さんも経営に興味がないということで、とても残念なのですが、閉店となってしまうようです。最近、ニューヨークで最も多い閉店の原因、レントの高騰は直接の原因ではないようです。
フライパンやお鍋もシェフレベルのものもあり、お値段は、結構しますが、結構いい道具を揃えたい人にもいいお店でした。お店の人も色々と詳しいので相談しながら決めたりすることもできるお店です。
閉店前ということもあり、いつもよりお得なサンプルセール品もあります。
ワイン関連の便利グッズやかわいいグッズもあります。パーティなどの時にどのグラスが自分のかわからなくなってしまわないよう目印になるドリンクマークもかわいらしいお花柄のものが。
アメリカのキッチングッズ屋さん、いいところへ行くと、包丁の品揃えが素晴らしかったりします。このお店もそのうちのひとつで、日本製の包丁も色々あります。日本製の包丁って、世界的に見ても素晴らしい切れ味の芸術品だったりするんですよ。
コーヒー好きなニューヨーカーたち、おうちで入れるコーヒーもこだわりがあります。コーヒーグッズからティーグッズまで色々なブランドのものがセレクトされて並んでいます。
ここ最近氷点下が続いたニューヨーク、アメリカのキッチン雑貨屋さんなのに、ちょっと日本風な土鍋など暖かそうなお鍋グッズも並びます。常に店頭には季節にあった商品を並べるようにしているお店でした。
ザ・アメリカンなデザインのエプロンとかも(笑)
キッチン雑貨好きなら楽しめるお店です。楽しい、かわいい、おみやげ探しにもおすすめのお店。
本当になくなってしまうのは惜しいお店ですが、まだ閉店の正式な日付は決まっていないようで、春まではオープンしているようなので、ファンの人は急ぎましょう。最後に記念となる素晴らしいセール品も手に入るかもしれません。
Broadway Panhandler
65 E 8th St, New York, NY 10003 MAP