ブルックリンにあるブルックリン・ボタニック・ガーデンは、マンハッタンからもほど近い、四季の変化を楽しめる植物園です。春はチューリップと桜が咲き乱れ、夏はバラ園にバラの花があふれる花園になり、秋は美しいイチョウ並木と紅葉を楽しむことができます。一番人気がある季節はやはり春の花満開の季節ですが、日本庭園があり、日本の秋のような雰囲気を感じることもできる秋もおすすめです。現在、ブルックリン・ボタニック・ガーデンの園内全体を使って、イサム・ノグチの作品展も行われています。ガーデン巡りと一緒に、イサム・ノグチの作品も見つけながら周れるので楽しみ2倍です。
ブルックリンボタニックガーデンの風流な日本庭園には、イサムノグチの作品が驚くほどなじんでいます。こちらの作品は、”Sky Mirror” 石とは思えないくらい表面がすごくツルツルに輝いている作品で、まさにミラーです。
日本庭園の池の真ん中にあるのはイサムノグチの作品、”Strange Bird” 。そして、岩のところにかわいらしい亀さんまでいます。
この、ブルックリン・ボタニック・ガーデンでの特別展は、12月13日までとなっています。イサムノグチの作品は、通常、クイーンズにあるイサムノグチミュージアムで見ることができます。
ブルックリンボタニックガーデンの日本庭園は、実は今年で100周年を迎えます。ブルックリンボタニックガーデンの日本庭園は、アメリカで初めて作られた日本庭園であり、また日本以外にある日本庭園として、最も多くの人々が訪れた人気の日本庭園でもあります。この庭園をデザインしたのは、Takeo Shiotaさんという、日本で育ち、26歳でアメリカにやってきたデザイナーさんです。日本の趣がある素敵な庭園です。
イサムノグチの作品”Jack-in-the-Box”。色々なところに作品が散りばめられていて、ひょっこり現れます。
日本のような風流さ。
日本庭園のそばの丘に風流な鳥居があります。きつねも2匹。アメリカ人の子供たちがきつねに乗って遊んでましたが、一応神様みたいな存在、バチあたるよ、と思わずひやひやしてしまいましたが、ここ本当の神社じゃないから大丈夫かな。
池に映る綺麗な紅葉を楽しみながら園内をお散歩。日本庭園ということで、周囲には広葉樹が多く、日本っぽい植生になっている気がします。
イサムノグチの作品 “Personage I”(左) と “Kyoko-san” (右)です。
イチョウの木だけでなく、色々な日本にもあるような種類の木々があるからか、なんとなく、香りも風景も日本を彷彿とさせる景色に思えます。
日本庭園からでたところに、またイサムノグチの作品を見つけました。”Rain Mountain” という作品で、大きなカツラの木の下に置かれていて、カツラの葉のいい香りが漂っています。
池が鏡のようです。
日本庭園のそばの丘からは、滝も流れています。
美しいイチョウ並木。美しいのはいいのですが、イチョウと言えば銀杏、そう、銀杏の香りがすごいします。
階段を上っていると出会います。イサムノグチの作品 “Magritte’s Stone”。
イサムノグチの作品 “The Whole”。どの作品もその作品が映えるぴったりな場所に配置されています。
秋のこの季節でもバラ園は盛況で驚きです。
やはり初夏がベストシーズンで、夏のバラ園はこんなに華やかでした。
この季節でもやはりバラ園の中を歩いていると、バラのいい香りが楽しめます。
イサムノグチの作品 “Age”。作品が自然の中に本当に溶け込んでいて、まさにイサムノグチが望んだ作品のあり方のように思います。
春はチューリップが咲き乱れる、コンサーバトリーのエリア。秋は、しっとりと落ち着いた黄色の世界に変身。
春のチューリップと桜の季節はこんなに華やかです。
空からたくさん葉っぱが降りかかってくるような迫力で綺麗。
ブルックリン・ボタニック・ガーデンは、四季それぞれ魅力があり、それぞれの季節に一度は訪れていますが、今の時期はちょうど、日本のような秋を楽しめる場所としておすすめです。
春はニューヨーカーの大人気お花見スポットのひとつとしても有名です。
ブルックリン植物園 Brooklyn Botanic Garden
990 Washington Ave, Brooklyn, NY 11225 地図