ブルックリンボタニックガーデン (Brooklyn Botanic Garden) は、春には美しい桜とチューリップが咲き、夏にはバラが咲き乱れ、秋には美しい紅葉がガーデン全体を覆い素晴らしい景色を見せてくれる素敵な場所です。ところが普通、冬は、ハウスの中以外は、花や緑が少ないため、見どころが少なくひとけがない季節となるのですが、雪が降った後だけは別です。ブルックリンボタニックガーデンにある、日本庭園に雪が降り積もると、それはそれは情緒あふれる美しい景色を見せてくれるんです。
桜の咲く季節には、たくさんの人々が訪れる日本庭園。私も春になると、お花見のために訪れていて、何度も訪れている場所なのですが、雪が綺麗に積もった日本庭園を見たのは実は初めてです。予想以上に風情な雰囲気で、ニューヨークにいることを忘れてしまいそうでした。
真っ赤な鳥居が、日本庭園の池の中央に立っている、こんな世界がニューヨーク・ブルックリンにあるなんて、私も初めて訪れた時は驚きました。
鳥居の右側にも池はずっと広がっているので、日本庭園の池はそれなりに広いのですが、その多くの部分が凍っていて、真っ白な世界になっていました。でも、不思議なことに鳥居のあるところだけなぜか水が凍っていないのです。
北国にやってきたような広い雪景色。
実はここ、春になると桜祭りが盛大に行われる桜の並木道なんです。
木漏れ日がさす、とても穏やかな雰囲気。
春に訪れるガーデンとはまるで違う場所のようです。
噴水も雪に覆われ、全ての世界が真っ白です。
夏のバラ園もとてもいい香りが漂う素敵な花園になります。
大きな立派な木々に囲まれて。自然の大きさに比べると人間はとても小さな存在に見えます。
木の根元だけくっきりと雪がなくなっているのは木の力によるもの?それともガーデンの人のおもいやりによるもの?
緑やお花が少ない中、一際彩り鮮やかに雪の中で輝いていました。
森の中に動物の足跡が。
ハウスの中には、熱帯植物をはじめ、盆栽などもあります。日本の “Bonsai” も、人気があるんですよ。
いつもはハスの花が咲いている広い池も、真っ白な氷と雪に覆われて別世界。
春にはマグノリアの花が咲き乱れる美しい建物。階段には綺麗な雪の絨毯が敷かれて。
冬のブルックリンボタニックガーデンは、大都会ニューヨークとは思えない、静かな心休まる場所です。マンハッタンからそんなに離れていない、地下鉄ですぐ来れる距離なのですが、ちょっと北国にやって来たような感覚を味わうことができます。
Brooklyn Botanic Garden
990 Washington Ave, Brooklyn, NY 11225 MAP
ブルックリンボタニックガーデンのお隣には、ブルックリンミュージアムがあります。合わせて訪れてみるのもおすすめです。