ニューヨークの楽しいアウトドアの遊び場が続々とオープンしている今日この頃ですが、ブルックリンの憩いの花園、ブルックリン植物園が、いよいよ8月7日から一般再開しました!ブルックリン植物園といえば、ニューヨークの有名な桜の名所の一つで、5月には、桜祭りが開催されていますが、今年は、コロナにより3月下旬以降、長期間の閉鎖が続いていました。コロナ特別ルールのもと、完全予約制での入場となります。8月下旬までの、Welcome Weeks 中は、無料で訪れることができるチケットも用意されています。
ブルックリンボタニックガーデン (Brooklyn Botanic Garden) は、プロスペクトパーク や ブルックリン美術館 に隣接する、1919年設立の歴史ある植物園です。有名な桜やチューリップをはじめ、春から秋にかけては、美しい花や木々が楽しめる、ニューヨーカーにも人気の憩いのスポットです。
今年は、ブルックリン植物園は、コロナのため、3月17日から閉鎖されていましたが、ようやく7月31日からはメンバー、8月7日から一般開放がはじまりました。
再開後の今、ブルックリン植物園へは、オンラインでチケット予約をしてから訪れるようになっています。オンライン予約 時に、入場ゲートと時間を選択します。
ソーシャルディスタンスが取れるよう目印のついた入り口になっていて、チケットのバーコードをカウンターでガラス越しに見せてスキャンしてもらい、入場します。
お花いっぱいのブルックリン植物園にやってきました!ワシントンアベニュー沿いのビジターセンターがあるゲートから入園しました。この他、イースタンパークウェイ沿いとフラットブッシュアベニュー沿いの計3ヵ所から入園できるようになっています。
お土産屋さんやカフェ、水飲み場とかは閉鎖されていますが、トイレは開いています。
園内一の展望スポット、Robert W. Wilson Overlook から園内を一望。
今年は、3月からずっと閉園となってしまったため、ブルックリン植物園の名物の美しい八重桜の桜並木を見ることができませんでした。
毎年春になると、ここが鮮やかな真ピンクの美しい桜並木になります。
毎年開催の賑やかで美しい桜まつりも今年は中止になってしまいました。来年に期待したいです。お祭りはこんなに盛り上がります。
新しく展望台まで登るための真っ白な綺麗なスロープができました。こちらは、昨秋完成したもので、可愛いお花が咲いている様子を楽しみながら、展望台のところまでゆるやかな傾斜の坂を上っていきます。
今、旅行者も少なく、予約制ということもあり、植物園は本当に空いていて快適です。色々な場所がほぼ貸し切り状態で楽しめたりします。
展望スポットでそよ風にあたりながら、自然の景色の中、優雅に本を読んでくつろいでいる人も。
桜のプロムナードのこのエリアはいつもとても人気があります。ここでのんびり過ごすのがみんなのお気に入りの過ごし方。
ブルックリン植物園の初夏の見どころといえば、バラ園のクランフォードローズガーデン (Cranford Rose Garden) です。
バラの見頃時期は大体初夏の頃です。既に8月になっていますが、バラ園も訪れてみました。
バラはやっぱり大人気。園内はマスク着用が原則ですが、どうしてもバラの香りを楽しみたくて、ちょっとだけマスクを緩めてみたくなってしまいます。
バラの季節ももう終わりかけになってしまいましたが、まだぎりぎり楽しむことができます。
可愛らしいバラに癒されます。
バラの季節としては、少し遅めですが、初夏のバラ園の様子は、こんな感じです。
ブルックリン植物園の名物の一つが、閑静な日本庭園、Japanese Hill-and-Pond Garden です。なんと1915年からある日本庭園で、池の周りに、日本建築家屋や鳥居などがあり、日本らしい雰囲気に浸れるスポットです。
春には、ソメイヨシノ系の淡いピンクの美しい桜の名所となります。
こちらの日本にもありそうな洋館は、1917年に、当時の著名建築ファーム、McKim, Mead & White のデザインにより完成した、トスカーナリバイバル様式の建物で、現在は、植物園のオフィス兼展示スペースになっています。桜やチューリップが満開の時期は、人でいっぱいですが、今は、特に静かな時を過ごせます。
屋内となるコンサバトリー (Steinhardt Conservatory) は、まだ閉鎖されています。その周辺は、現在、絶好の機会ということで、工事が行われていて、立入禁止エリアになっています。現在、コロナ対策で、園内には、立入禁止や一方通行となっている場所が色々あります。
チルドレンズガーデンは、今は残念ながら閉鎖中ですが、お庭の花壇を覗き込んでみたり、周りにある、屋根付きのプライベートベンチでゆっくりとした時間を過ごしたりできます。
可愛いひまわり畑。
植物園のスタッフさんの愛あるメッセージが時々書かれているところがあり、香ってみてね、ってメッセージが書かれている可愛いお花もあります。
虫のホテルルームという可愛い面白いものを発見。日常の自然の中で見つけられる発見がある、ディスカバリーガーデンというエリアです。
野菜の畑もあり、よく食べている野菜が色々実っているので、思わず欲しくなってしまいますが、取っちゃダメだよの標識が。
スクワッシュも、可愛らしく実っています。
洋ナシ発見!
リンゴも発見!小さなリンゴで、Lady Apple という名称です。広い園内では、様々な発見があります。
ロックガーデンという大きな岩がごろごろ転がっている庭園もありました。
池もあったりして、少しづつ、ブルックリン植物園の見どころが増えていて驚きました。毎年のように遊びにきているのに、ゆっくりと散歩していると今まで気が付かなかった新しい発見もあります。
ブルックリン植物園は、大都会ニューヨークの街中にあるとは思えない、自然がいっぱいな郊外に遊びに来たようなリラックスした気分になれる、おすすめの場所です。お天気のいい日に是非散策に訪れて見てください。
ブルックリン植物園 Brooklyn Botanic Garden
990 Washington Ave, Brooklyn, NY 11225 地図
ブルックリン美術館は、まだ閉館中ですが、プロスペクトパークや、グランドアーミープラザなど周囲を一緒に散策してみるのもおすすめです。
ハイラインやガバナーズアイランドも先月からオープン中!楽しいおすすめスポットです。