ブルックリンボタニックガーデン桜祭り Sakura Matsuri

週末に、桜、チューリップ、ピオニーなど春の花が満開の中、ブルックリンボタニックガーデン (Brooklyn Botanic Garden) で桜祭りが行われました。土曜日は特にお天気に恵まれたこともあり大盛況なお祭りの一日となりました。ブルックリン植物園の入り口は、入場を待つための驚くほどの大行列。こんなにも多くの人々がこの日を楽しみにしていたことに驚きました。

このブルックリン植物園の桜祭りの見どころは、１つが満開の美しい桜と、園内に咲く美しい花々。2つ目は、桜祭りの日限定のイベントショー。そして、3つめが、この日集まってくるコスプレ衣装の人たちです。
アメリカの主要な桜のお祭りと言えば、ワシントンDCの “National Cherry Blossom Festival”がありますが、それと並びアメリカを代表する桜祭りの一つとなっています。ワシントンDCは、整然とした街並みの中、統一感のあるソメイヨシノが印象的ですが、ブルックリンは、多様な桜やその他の花々が咲き誇る中、これまた多様な人々が様々なコスチュームを身にまとい参加し、ニューヨークらしいダイバーシティー、クリエイティビティ、エネルギーを感じられるのが特徴です。

桜の木の下に集まる人々の華やかな様子。

このブルックリンの桜祭りにはたくさんのコスプレ大好きさんたちが集まってきます。

この日のために準備してきた、みんなの手作り衣装がすごいです！

男性はかっこいい歌舞伎の柄。そして、女性は浴衣と下駄で着こなしていて素敵なカップルです。

可愛らしく浴衣を着こなしています。

日本と違って、ふだんアメリカでは外でお酒を飲むことは禁止されていますが、この桜祭りは例外のひとつ。乾杯！

以前、ニューヨークのジャパンデーイベントで日本からランドセルのお店が来ていた時に、お店の方に伺ったことがあるのですが、日本では小学生が通学用に使う、あのランドセルが、アメリカでは大人のファッションとして売れているというのです。革製で赤と黒だけでなく、ピンクとかパープルとか色とりどりにランドセルが並ぶお店の人が、売れていますよー、と言っていたのですが、今回、この桜祭りに来て、初めて、アメリカでランドセルを愛用している人を実際に目にしました。

手ぬぐい屋さんも大盛況！やっぱりはっきりとした派手目の絵柄が人気の様子です。ここにもランドセル愛用者発見！

漫画から飛び出してきたような楽しい光景。

日本祭りならではのグッズということで、和小物も人気でした。着物の切れ端布とかを熱心にみている女の子とかも多く、みんな手作りするんですね。自分のスタイルに着物生地を生かしたファッションをしている子も見かけました。

かわいらしい♡

お花がいっぱいのブルックリン植物園では、メルヘンなスタイルも似合います。

浮世絵風の絵のお店もとっても人気でした。以前、ジャパンソサエティの浮世絵展、かわいいネコ展でも人気でした。

ステージで披露された日本舞踊も素敵でした。

漫画の登場人物のように突然バラの花を通りすがりの女性に差出し驚かれています。

さりげなくみんな上手に日本らしい服を着こなしていて、そんなみんなのセンスを見るのも楽しかったです。

土曜日のブルックリン桜祭りで一番最初にステージを盛り上げたのは、こちら、Soh Daiko のみなさまでした。笑顔で本当に楽しそうに演奏している姿をみているとこちらまで楽しくなってきます。インターナショナルなメンバーで演奏する和太鼓のパフォーマンスがかっこよかったです！

土曜日に行われた桜祭りでは、コスプレファッションショーや、日本舞踊などのステージパフォーマンスもあり、最後に舞台を飾ったのは、こちら。日本からやってきたシンガーソングライターのYuzuさんとダンサー達が、ダンサーヒップホップアーティストのAkim Funk Buddhaさんの演出で、コミカルで幻想的なショーを見せてくれました。