今年はどうしてこんなに寒いの?ってひるみそうになる今日この頃ですが、意外にも雪の降っている日に外を歩くのは楽しかったりします。ニューヨークの週末の土曜日は、また大雪でした。午前中から用事があり出かけていたのですが、午後から突然雪が降り始め、みるみる雪が激しくなり、寒さは増していったのです。すぐ帰ろうかとも思いましたが、近くだったこともあり、そういえば雪の降るブルックリンブリッジを歩いたことないかも、と思い、頑張って雪の中を散歩をしてみることにしました。でも、そんな奇特な、好奇心旺盛な人はニューヨークにはやはりたくさんいるようです。しーんとした橋を想像して行ったら、意外とたくさんの人が、ブルックリンブリッジを散歩したり、写真撮影を楽しんでいます。ブルックリンブリッジへ訪れる前に、まず向かったのが、橋の全景を眺望できるスポット。するとイーストリバーには氷がまるで氷河のようにぷかぷか浮いています。川の流れも速く、氷がどんどん流されていく光景は、ニューヨークのものとは思えないくらい、まるで北極か何か別世界にいるようです。
ブルックリンブリッジの眺望が美しい場所、それはサウスストリートシーポート。現在、サウスストリートシーポートのメインのビルディングは工事のためクローズしていますので、隣接するPier15から見てみます。景色を見に訪れる人に時々遭遇するくらいで、ちょっと寂しい雰囲気。メインのビルディングから道路一本挟んだエリアは、お店もスケートリンクもオープンし、にぎわっていました。リンクの氷がみるみる雪に覆われていってしまうほど雪が降り続く中でも、スケートリンクは大盛況でした。
凍えてきます、今すぐ帰りたいかも、という思いもありましたが、せっかくここにいるのだから、あともうちょっとだけ行きます。ブルックリンブリッジへレッツゴー!
なぜか、いつもは目に入らなかった景色が見えるのだから不思議。真っ青な空の中、訪れるブルックリンブリッジももちろん最高ですが、空の色、背景の色が違うときに訪れてみると、違う発見があっておもしろいかも。
雪の日は、独特の雰囲気があるブルックリンブリッジ。真っ白な雪を背景に、レンガ造りの橋のアーチの美しい形がいっそう際立っています。
世界中の色々な街にLOVEのカギをかける名所がありますが、ニューヨークではここ、ブルックリンブリッジにもあります。
ブルックリンブリッジは2重構造になっていて、一番上は人と自転車が通る道、その下は車が走る道になっています。下を見ると、車がびゅんびゅん走って行く光景が見られます。
ブルックリンブリッジは、ただの観光の橋ではありません。普通に生活している人が普通に利用する生活に必要な道のひとつです。だから、雪が降っても、自転車も走っています。そんなみんなにとって必要な道だから、雪が降ると、他の道と同じように定期的に雪かき車が走って橋の上の雪を綺麗にしていきます。除雪車が通ると一瞬で雪がなくなります。雪に覆われた白い綺麗な橋の写真を撮りに来た人はちょっと悲しむかもしれません。
氷の浮かぶイーストリバー。
雪に覆われた街の様子も少しご紹介。
まるでクリスマスツリーのよう。普段、見慣れているはずなのですが、別世界に感じます。雪に彩られた公園の景色は癒される美しい光景です。
雪化粧というのはいい表現ですね。いつも通る道も雪がうっすらとかかっただけで、なんだかとても素敵な世界にみえるのですから。