ニューヨーク、ミッドタウンの憩いの公園、ブライアントパークの夏の恒例人気無料映画イベント、ムービーナイト (Movie Nights) に久しぶりに行って来ました。9月になり、学生をはじめたくさんの人々がニューヨークで日常の生活をし始めたこともあり、会場となった、ブライアントパークの芝生は、カラフルな敷物がギッシリで、びっくりするほどたくさんの人々が集まってきました。気持ちのいい秋の夜に、映画を楽しみにピクニックにやって来ていました。この日のブライアントパーク映画祭の映画作品は、ブロードウェイミュージカルでもおなじみの『ムーランルージュ』 (Moulin Rouge) です。20世紀初頭前後のパリのモンマルトルの著名キャバレーを舞台とした2001年の豪華作品です。『ムーランルージュ』 (Moulin Rouge) のロードウェイミュージカルがもうすぐ再開となりますが、そのムーランルージュのもとになった作品で、大変な人気でした。
ブライアントパークでは、夏の恒例無料映画イベント、ムービーナイト (Movie Nights) が、8月下旬から9月下旬にかけての月曜日と火曜日に開催されています。昨年は、残念ながら中止になってしまったため、久しぶりのイベントとなります。例年は、いい場所を確保しようと午後5時の開場と同時に場所取り競争が起こるイベントですが、今年は、芝生エリアへの入場には、ワクチン接種完了証明、または、72時間以内の検査陰性証明が条件のため、入場時は厳格なチェックが行われています。
ニューヨークの学校も始まり、大学生などニューヨークの学生たちも街で遊び始めたこともあり、ここ最近のイベントとしては、今回は、びっくりするほどかなりたくさんの人がやって来ていました。ワクチン接種済みまたは陰性の人のみ入場可能なので、会場内では、マスクの着用は必須ではありません。ただ、パンデミックですっかり習慣となったソーシャルディスタンスへの意識からか、いつも以上に隣との間隔を取っていたように感じます。
芝生の端には、椅子席も用意されています。
昨日9月14日から、いよいよハミルトンやライオンキングをはじめブロードウェイミュージカルの人気作が再開しましたが、この日の作品は、いよいよ9月24日に再開する、ブロードウェイミュージカル、ムーランルージュのもとになった、2001年の映画作品『ムーランルージュ』です。ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの2人が主演となる、ラブストーリーです。
映画のムーランルージュは、ビートルズやエルトン・ジョンらの有名な曲が登場し、まるでミュージカルを映画化したような、華やかな歌や踊りで、豪華な衣装、舞台セットが印象的な作品で、劇場やムービーナイトなどのような巨大スクリーンで楽しむのにピッタリな作品でした。
赤い風車を意味する、ムーランルージュは、現在も存在するパリのモンマルトルのキャパレーで、20世紀初頭前後、画家や詩人などボヘミアンな人々が集ったとされる当時のヒップなスポットです。ちなみに、パリの本場のムーランルージュは、長い閉鎖を経て、9月10日から再開しています。
ブライアントパークの周囲には、高層ビルが立ち並んでいて、ビル明かりの夜景に囲まれながらの映画鑑賞です。
ムーランルージュの予告編は、こちらです。
会場は後ろまでギッシリとお客さんが入っていました。エリア外の枠の外であれば、ワクチン接種などのチェックなしで誰でも映画を見ることができます。
ブライアントパークのムービーナイトは、来週はお休みとなり、再来週に、ブロードウェイミュージカルでお馴染みの『オペラ座の怪人』と、コメディの名作で、ブロードウェイミュージカルになった『ミセス・ダウト』が上映されます。
ブロードウェイミュージカル、ウェイトレス、Hadestown がすでに上映し始めていましたが、それに加え、昨日 9月14日からは、いよいよブロードウェイミュージカルの人気作、ハミルトン と、ライオンキング、ウィキッド、シカゴのミュージカルが劇場で再開しました。
ブロードウェイミュージカル 2021 再開スケジュール ハミルトン ライオンキング シカゴ ウィッキドなど人気作9月14日から！
ブロードウェイミュージカルの再開を祝し、今週の金曜日から週末にかけては、タイムズスクエアで、9月23日には、ブライアントパークで、ブロードウェイミュージカルの無料イベントが開催されます。
