ブルックリン、レッドフックのウォーターフロントは、昔ながらの趣向きのある赤レンガ造りのウェアハウスが立ち並ぶ、クラフトやアートの小さな工房が集まるエリアです。週末になると、マンハッタンからも人々が遊びにやってくる、最近人気のエリアとなっていますが、そんな賑やかな週末には、レンガの倉庫街の建物のひとつが、ローカルのアーティストたちの作品が並ぶアートギャラリーになり、アート好きも楽しめるエリアとなっています。先日、レッドフックを訪れた際、立ち寄ってみましたが、今年も個性的な作品が数多く並んでいました。
先日、レッドフックで訪れたのが、ブルックリンのローカルアーティストたちによる NPO グループ、Brooklyn Waterfront Artists Coalition のアートギャラリーです。場所は、フェアウェイ の隣にあるウォーターフロントのレンガ造りの建物内です。
以前に訪れたことがありますが、今回も期待を裏切らない、印象的な楽しいアート作品が数多く飾られていました。
BWAC (Brooklyn Waterfront Artists Coalition) は、今から40年も前、1978年にスタートしたという、アーティストたちの互助会的な役割も果たす、ローカルアーティストたちの作品を広く紹介することを目的とした NPO です。現在では、400人程のアーティストが参加しているそうです。
この日もアーティストたちがたくさん集まってきていて、作品を展示、販売すると同時に、アーティストとお客さんの交流の場にもなっていました。アーティストさん自身に偶然遭遇して、作品の紹介をしてもらったり、今度、こんな展示会をするからよかったら来て、と案内を頂いたりと、アート好きには楽しめる場所です。
ギャラリーがオープンするのは、週末の午後1時から6時までです。無料で入場することができますが、ドネーションも受け付けています。
1階フロアから2階フロアまでたくさんの作品が展示されていますが、それぞれの作品には、全く違う個性と魅力があり、面白くて見入ってしまいました。アート作品ひとつひとつに、プライスが付いていて購入することができます。お値段は、アーティストさん自身がつけるのだと思いますが、手頃なお値段から高額のものまで色々です。
ギャラリーのスペースが広いため、こんな迫力ある作品も展示されています。
実はこの作品、よく見ると、ミニカーが集まってできているのです。
紙を丸めて、お花作りをする要領で制作された、大きな迫力ある見事な作品もありました。
古本で作るアーチの門の向こうには、アーティストさんが展示の準備の真っ只中で、あれこれこだわりを持って準備をしている様子も見られました。文化祭のような雰囲気が思い浮かぶ、手作り感溢れた展示になっています。
ブルックリンブリッジなど、ニューヨークをテーマにしたアート作品もあります。
アート好きの人は、思わぬお気に入りの作品に出会えるかもしれません。
こちらは、以前訪れた時の様子です。この建物からちょうど正面に自由の女神が立っていて綺麗な景色が見られます。
レッドフックは、一日ふらっと気軽に遊びに行くのにぴったりの場所です。色々と美味しいグルメも楽しめます。