ニューヨークのアッパーイーストに一年半程前に登場した、とってもかわいいカヌレを販売する、ニューヨーク唯一のカヌレの専門店があります。お店の場所は、正確には、アッパーイーストの中でも東の方に位置する、ヨークヴィル (Yorkville) というエリア。普通カヌレといったら、味にバラエティはないものですが、ここのカヌレの特徴は、たくさんのフレイバーがあることです。カヌレは、ミニサイズと普通サイズとありますが、このミニサイズが本当にかわいらしいサイズ。見た目もかわいくて、パーティで出したり、ちょっとした贈り物にするなどしたら、おしゃれな感じです。
このニューヨークでたった一つしかない、カヌレの専門店は、フランス出身のセリーヌさんがオーナーのお店、 カヌレ・バイ・セリーヌ (Canelés by Céline) です。全然違うキャリアだった人が、食ビジネスなど全く違ったビジネスを始めるというのは、ニューヨークでは非常によくあることなのですが、セリーヌさんもそのひとりで、実はもともとはパリとニューヨークでバリバリの弁護士をしていた人でした。そんなセリーヌさんがこの食ビジネスの道へ入るきっかけとなったのは、セリーヌさんの作るカヌレが美味しいと認めてくれた人がいたからです。それは、ニューヨークのスターシェフの一人、ジャンジョルジュ (Jean-Georges)さん。アッパーイーストにお店を開く前は、ニューヨークの様々な場所で開かれているフードマーケットからスタートしたそうです。
色々な個性的なフレイバーのカヌレを考案し、サイズもかわいいプチサイズにしました。品のいいかわいいサイズのカヌレは評判よく、プラザホテルのスパとかラグジュアリー系ブランドからもオーダーを受けているようです。おもてなしで紅茶と一緒に出したくなる感じのかわいらしさなのです。
お店はとっても小さいカジュアルな雰囲気のお店です。おそらくお客さんがふらりと店舗にやって来て食べるというよりは、何か特別なパーティなどをする時にオーダーを受ける感じのお店なんじゃないかなと思います。買いに行った時、お店の方も色々説明してくれていたので。カヌレのフレイバーは毎月一部が入れ替わるそうです。スイート系だけでなく、Savory系のチーズ、チョリソ、トリフ、ペスト、なんていう変り種もありました。
やはり、できたてを朝一番に買いに行くのが一番美味しいようですよ。
カヌレの専門店なのですが、フィナンシェも少しだけ販売していました。こちらも小さくてかわいいサイズです。カヌレと食べ比べてみると、やはりカヌレ専門店なだけあり、おすすめはカヌレかな。
カヌレを8種類と、フィナンシェを1種類お試しで買ってみました。ミニカヌレは3つで5ドルくらいです。
カヌレは、バニラ、ダークチョコレート、キャラメル、ピスタチオ、オレンジ、レモン、ライム、オレンジブロッサム。
そして、ちょっとめずらしいフレイバーのフィナンシェもあったので、ソルト・アーモンドをお試しで買ってみました。
ギフト用であればボックスに入れてくれます。
私はこのあとすぐ、セントラルパークでのピクニックで楽しむスイーツだったので簡単なビニール包みです。
カヌレは、ダークチョコレートが一番美味しかったかな。シトラス系も特徴があってよかったですが、他のフレイバーはちょっとどれも似たり寄ったりで、もう少し特徴がうまく出せるといいかなという気がしました。
Canelés by Céline
400 E 82nd St, New York, NY 10028 (1st Ave-York Ave) MAP
フランスといえば、7月14日はフランス革命のはじまりを祝うフランス国民の日、バスティーユデー (Bastille Day)。
ニューヨークでも、7月12日（日）に、バスティーユデーを祝うフランスのストリートフェスティバルが行われます。ニューヨークのフランス系のお菓子屋さんもたくさん参加しますよ。
フランスの定番、マカロン、クレープ、カヌレ、ワインに、チーズなど、フランスのグルメがいっぱい！
そして、ダンスなどのフランスのカルチャーも楽しむことができるニューヨーク恒例のイベントです。
Bastille Day
日時：7月12日（日）12pm-5pm
場所：60 Street (Fifth Avenue – Lexington Avenue)
ニューヨークで行われる、フランス祭り、バスティーユデーの様子です。
