グランドサークル の中のアメリカの国立公園のひとつである、キャピトルリーフ国立公園 (Capitol Reef National Park) は、ラスベガスやグランドキャニオンなどの人気観光エリアからかなり離れた位置にあるため、今まで訪れたことがなかったのですが、今回初めて訪れてみました。巨大な迫力ある赤い岩山を見上げながら、川の激流により削られ形成された渓谷をドライブしたり、歩いたりすることができる公園です。途中、デザートビッグホーンシープなどの可愛い野生動物にも出会うこともあり楽しい体験になりました。
キャピトルリーフ国立公園
グランドサークルにあるキャピトルリーフ国立公園 (Capitol Reef National Park) は、ラスベガスから5時間程、ソルトレークシティーから3時間半程、ブライスキャニオン国立公園から2時間半程の場所にある公園です。他のグランドサークルの国立公園の見どころから比べると、その立地から訪問者数が少ないのですが、ユタ州らしい巨大な赤い岩やアーチなどダイナミックな景観が楽しめます。
キャピトルリーフ国立公園 (Capitol Reef National Park) の観光の中心は、ビジターセンターから公園奥へと続くシーニックハイウェイのドライブと、トレイルでのハイキングとなります。園内では、トレイルの途中など所々で、先住民の落書きのペトログリフや野生動物などのこの公園ならではの光景を目にすることができます。
まずは、ビジターセンターに立ち寄って情報収集します。
最初に訪れたのが、シーニックハイウェイを進み、さらに舗装されていない道をしばらく進んだ場所にある Capitol Gorge というトレイルです。
赤土の岩壁がとにかく迫力ある国立公園です。この岩壁に周囲を囲まれた道を進んでいきます。岩が険しく見えますが、道自体は平らなのでトレッキングコースは難しくありません。ただし、川により造られたコースということで、平坦な道がずっと続いており、詳細な地図がなく、コースにもわかりやすい表示もないので、どこまで行ったらゴールなのかがわかりにくいです。途中、どれが先住民による歴史的に貴重なものか、最近の訪問者により描かれたものか分かりにくいですが、色々と文字や絵が刻まれた岩壁も見かけました。
Capitol Gorge 周辺では、ビッグホーンシープ (Desert Bighorn Sheep) の集団を見かけました。角の小さなメスと子供のグループがのんびりと遊んでいました。
こっちにも。
Capitol Gorge からの帰り道、寄り道して色々と見て回ります。こちらは、舗装なしの道、Grand Wash Road の終点、Grand Wash のトレイルヘッドです。キャピトルリーフ国立公園のあちらこちらで見られる、自然に作られたものですが、まるで垂直に滑らかに位切断されたようなこの美しい岩の景色には圧倒されます。
そして、最後に訪れたトレイルが、自然が造り出した橋を見に行く、Hickman Bridge です。キャピトルリーフ国立公園では、平坦なトレイルが多いですが、こちらは少し高低差があり、階段を上って行きます。
川の流れを見ながらのハイキングは気持ちがいいです。
途中、どっちに行けばいいの?という分岐点がありますが、立て看板で表示してくれています。
トレッキングコースの途中で時々見かける、パワーストーン。道標でもあります。
そして、こちらゴールの天然のアーチ、Hickman Bridge です。トレイルのゴール周辺はループになっています。
ありのまま残されている自然の中を散歩するのはやはり楽しいです。
鹿(Mule Deer)も所々で見かけます。
こちらが、キャピトルリーフ国立公園内の見どころです。
主要都市やメジャーな国立公園から離れており、アクセスしにくい場所にありますが、グランドサークルを訪れるのが2回目、3回目で、主な場所は全て回ったことがあるという人におすすめです。
キャピトルリーフ国立公園 Capitol Reef National Park 地図