ニューヨークのホイットニー美術館では、20世紀前半に活躍した著名アメリカ人アーティスト、エドワード・ホッパー (Edward Hopper) の特別展、Edward Hopper’s New York が開催されています。ホッパーは、長年、マンハッタンのグリニッジビレッジで暮らし、ニューヨークをはじめ20世紀前半の変わり行くアメリカの都市部の光景を数多く描いたアーティストです。当時のアメリカ美術は、世界のアートの中心だったヨーロッパの影響を強く受けていたのですが、ホッパーは、ヨーロッパの主流とは一風異なったアメリカらしい作品を描き、20世紀前半のアメリカの光景をどことなく幻想的で独特な優しい雰囲気のイラスト風に描いた、その場所の雰囲気が良く伝わって来る作風をしています。
