モントリオールで、モントリオールらしい、ご当地のB級グルメを食べるといったら、なんといっても有名なのがケベック州が発祥と言われる「プーティン」です。今まで何度かカナダに旅行に来ていますが、躊躇していたのがこの食べ物、フライドポテトにグレイビーソースとチーズがたっぷりとかかっていると聞くとかなりジャンクで高カロリーな感じがします。写真を見ても、もう説明どおりの濃そうな食べ物に見え、これは無理かな、と食べるつもりがなかったのですが、カナダの代表的な料理のひとつで、ここまできたらはずせない、ということで街一番の人気プーティンレストランへ行ってみることにしました。
そうしたら、あらら、想像したものより、遥かに洗練されたお料理の登場です。
モントリオールは、ニューヨークと並び、世界的にベーグルの美味しい街として知られています。そんなモントリオールで、今回、訪れてみてお気に入りになったのは、こちらのベーグル店、フェアモントベーグル (Fairmount Bagel) です。ニューヨークにやって来て以来、すっかりベーグル好きになっていて、今回、モントリオールのベーグルも楽しみにやって来ました。
モントリオールのベーグルは、少しタイプは違いますが、ニューヨークの美味しいベーグルに勝るとも劣らない美味しさでした。フェアモントベーグルは有名店なのですが、店内に一歩入ると、昔の趣を残す小さな工場のようなお店で驚きました。驚くほどの数のベーグルが山積みになり、目の前でベーグルの生地をこねて、焼いている姿も見ることができます。ベーグルを焼く香ばしい香りも店内に充満し、アツアツできたてのベーグルを買うことができるのが本当にすばらしいです。紙袋からアツアツの熱気が伝わってきます。
カナダ、モントリオールのモン・ロワイヤル公園 (Mont Royal Park) は、ニューヨークでいうセントラルパークのような存在の公園で、モントリオールを訪れたら是非立寄って欲しいおすすめ観光スポットのひとつです。モン・ロワイヤルパークを実際に訪れてみたら、期待以上に素敵な公園でした。ニューヨークのセントラルパークのような、といわれる公園ですが、それもそのはず、このモン・ロワイヤルパークは、ニューヨークのセントラルパークをデザインした、Frederick Law Olmsted（フレデリック・ロー・オムステッド）さんが設計した公園だそうです。確かに公園の中を歩いていると、どことなく、あー、ここの雰囲気似てるな、っていう部分が色々とあります。でもそれ以上に、アライグマがいたり、山に造られた公園ということもあり、街を眺められる絶景の展望台があったりして、ニューヨークにはない魅力もたくさんある素敵な公園です。
カナダのモントリオールは、フランス国外で最もフランス語を話す人の多い街ということで、フランスの文化も色濃く残り、美味しいグルメも味わえます。そんなフランスらしい美食の街なので、当然、街には、みんなが日常的に訪れる美味しいフレンチベーカリーのお店がたくさんあります。そんな中から、私のモントリオールでのお気に入りで、おすすめの本当に美味しいベストフレンチベーカリーが2店あります。1つ目のお店は、Mamie Clafoutis、ハイクオリティの仕上がりのフレンチベーカリーです。店内も美しく、グルメそうなお客さんがたくさん訪れてきていました。2つ目は、Patisserie Au Kouign Amann、クイニーアマンやクロワッサンなどをとても良心的な価格で販売している小さなベーカリーで、美味しいもの好きの若者たちが大行列する人気店です。
モントリオールの名前の由来ともなったモントリオールを見渡せる丘モンロワイヤルのふもとには、巨大なドームが一際目立つ豪華な美しいカトリックの礼拝堂、聖ジョセフ礼拝堂 (Saint Joseph’s Oratory of Mount Royal) があります。モントリオールへは何度かやってきていますが、この聖ジョセフ礼拝堂を訪れるのは今回の旅行がはじめてです。
このような形状のドームと言えば、バチカンのサンピエトロ寺院のものが最大ですが、この聖ジョセフ礼拝堂のドームもかなりのもので、世界で3番目に大きいそうです。カナダでは最大の教会で、訪れると病気や怪我が治ると言われていることもあり、毎年200万人もの人が訪れるそうです。この日も、信者、観光客等多くの人がやってきていて大賑わいでした。
美しい礼拝堂だけではなく、この高い位置からの眺めも最高です。
