ニューヨーク州のロングアイランドは、豪邸が立ち並ぶ夏の別荘地、ハンプトンズ (Hamptons) が有名ですが、その他にも様々な隠れた素晴らしいスポットがあります。フランスシャトー風の豪邸、オヘカキャッスルを訪れた後に、立ち寄ってみたのが、Caumsett State Historic Park です。20世紀前半に建てられた Caumsett Hall を中心に広がる海沿いの巨大な州立公園で、緑いっぱいの自然の中、気持ちのいいウォーキングやサイクリングなどが楽しめます。青い海と空、緑の芝生や木々が美しいウォーターフロントの絶景も見ることができます。
Caumsett State Historic Park があるのは、ニューヨーク州ロングアイランドの北側、コネチカット州との間のロングアイランド海峡 (Long Island Sound) に面した小さな町、ロイドハーバー (Lloyd Harbor) です。フランスのシャトー風豪邸、オヘカキャッスル から車で20分程北にあります。この公園は、ニューヨークの州立で、夏季は、午前8時から午後4時までに入園する場合、車一台につき8ドルかかります。園内は、ペット禁止となっているので、注意!
下図の一番下の駐車場に車を止め、トレイルコースを散策します。園内は、とても広く、海の景色を楽しんだり、池の周りを回ったり、丘を登ったり、森の中を歩いたり、草原をかけ回ったりなど、変化に富んだ自然の中で遊ぶことができます。ウォーキングの他、ランニング、サイクリング、ピクニック、乗馬、釣りなどなど様々なアクティビティが行われています。また、様々な野鳥も見られます。
この日は、右上の池、Fresh Pond まで行き、海に立ち寄って、戻ってくるコースを歩いてみました。
駐車場からすぐの公園散策の出発地点のところには、農場があり、のどかな美しい風景が見られます。
可愛らしいお花が咲く、お花スポットも所々に。
自然いっぱいの公園ですが、主なトレイルルートは、綺麗に舗装されているので、ランニングやサイクリングも快適にできるようになっています。
公園の中には、美しい別荘が所々に点在していて、こちらがまず一つ目に出会った、Winter Cottage です。
しばらく進んで行くと、今度は Summer Cottage も現れます。
馬小屋も園内にあり、近づくことはできないのですが、遠目に馬が佇んでいるのが見えます。
園内には、乗馬センター (Lloyd Harbor Equestrian Center) もあるようです。
道には、乗馬注意の看板が出ています。
20世紀前半は、ロングアイランドの北部、ロングアイランド海峡周辺に数多くの豪邸が建設され、ゴールドコーストと呼ばれていたそうです。園内には、1925年に建てられた立派なイギリス風ジョージアン様式の豪邸、Caumsett Hall があります。投資銀行家で、シカゴのデパート、Marshall Field’s の創業者の息子だった Marshall Field III により、ワシントンDCのジェファーソンメモリアルのデザインなどでも知られる当時の著名建築家、John Russell Pope のデザインで、建てられたもので、現在、公園となっている邸宅およびその敷地は、Marshall Field, III, Estate として、国家歴史登録財 (National Register of Historic Places) に登録されています。
残念ながら、普段、邸宅内の見学はできません。
邸宅の裏側に行ってみると、園内一の素晴らしい絶景が広がっています。青い海の水の景色がとても綺麗です。
園内で一番美しいお屋敷があって、一番美しい景色が見られる場所なので、ここで優雅にピクニックを楽しむ人たちもいます。
静かな池では、魚が時々飛び跳ねている音がしたりします。
せっかくなので、海辺まで行ってみます。池に近いエリアは、石が多くビーチには適しませんが、西の方に進んで行くと砂が広がり、ビーチになっています。陸地に挟まれた海峡ということもあり、とても穏やかな海です。
北側を眺めて見ると、対岸のコネチカット州が見えます。
緑いっぱいで清涼感溢れる公園です。暑い日でも、日影に入ると涼しいです。
色々な野鳥の他、リスもたくさん見かけました。
ニューヨークからドライブして、ちょっと自然の中を散策したい時におすすめの絶景が楽しめる公園です。
Caumsett State Historic Park
25 Lloyd Harbor Rd, Lloyd Harbor, NY 11743 地図
フランスのシャトー風の豪邸、オヘカキャッスルと一緒に訪れるもおすすめです。
園内をぐるりと散策し、美しい自然を堪能した後は、ロングアイランドの老舗ステーキハウスに立ち寄りました。