先週末は、年に一度のオープンハウスニューヨークが行われ、ニューヨーク内の様々な建物が一般公開されました。せっかくのイベントなので、今年も今まで訪れたことがない場所を色々と巡ってみました。こちらは、マンハッタンのマディソンスクエアパークの北側のエリア、ノーマド (NoMad) というエリアにある、一見アートとは全く無縁そうなオフィスビルの一角にひっそりと存在する、センター・オブ・ブック・アート (Center of Book Arts) というミュージアム兼印刷工房です。印刷工房では、手作り感のある味のある作品作りも行われていて、ミュージアムでは、印刷技術を利用した珍しいアート作品の数々が展示されていて、感動させてくれました。
全くアートの雰囲気がしない平凡なオフィスビル風建物だったので、ちょっと少し心配でしたが、エレベーターでビルの3階に上がりドアが開くと、そこは外部とは全く別の驚きの空間となっていました。
インパクトの強い動画とアートがお出迎えしてくれます。
カラフルな手作り感のあるアート作品が全体的に多いです。
印刷技術を利用した繊細な紙細工のアート作品の展示。
今まで見たことないようなアーティスティックな本。
昔ながらの印刷屋さんの雰囲気のこんなお部屋がマンハッタンの大都会のど真ん中のビルの中に隠れていたなんて、本当びっくりです。
実はこの印刷工房、借りて、自分の作品を作ることができます。アーティストの多いニューヨーク。だからこんな街中に存在するんですね。
印刷工房では、人々が忙しく働いている最中です。丁寧に一枚一枚印刷が出来上がっていく様子が見られます。
印刷をするときに使用する可愛い犬の版画版。
かつては、こんな感じで製本されていたようで、とても手のかかるクラフトだったようです。
Center for Book Arts
28 W 27th St, New York, NY 10001 MAP
昔ながらの印刷技術と言えば、古き良きニューヨークの雰囲気満載のタイムスリップしたような、ダウンタウンにあるこちらのお店もおもしろいです。
Bowne & Co. Stationers 昔のニューヨークにタイムスリップ!サウスストリートシーポートのステーショナリーショップ