セントラルパーク 美しい氷の絶景!今年の注目はハクトウワシ カモメが集まるリザーバーに出没中

ニューヨークは、しばらく雨模様の悪天候が続いていましたが、週末は、久しぶりに見事に晴れあがりました。お日様は出ていますが、氷点下の極寒日で、セントラルパークの貯水池 (Reservoir) も白く凍り付いて、青い空と白い池の絶景が見られました。日曜日の午後、そんな貯水池の南側で何のイベントがあるの?という位たくさんの人が集まって来ていました。美しい景色を楽しむほかに、実は、リザーバーに、最近、ハクトウワシ (Bald eagle) がよく出没するので、そんな話題のワシを一目見ようと人だかりが出来ていたのです。

週末前は、雨の日が続き、わりと暖かかったので、スノーストームで積もった道沿いの雪はだいぶ無くなり、セントラルパークのリザーバーの氷もだいぶとけて来ていました。週末は、再び氷点下の気温が続いたため、貯水池の南側を中心に美しい白色の氷が広がっています。

冬のリザーバーは、カナダガンやカモメ、様々な種類のカモが集まる水鳥に大人気のスポットになります。水辺近くの氷の上で、居眠りしながら日向ぼっこしています。

貯水池の南部には、噴水があり、お天気のいい日には、虹が輝きます。

噴水の周りは、水に動きがあるため、凍りにくく、水鳥たちがよく集まってきます。カナダガン (Canada good) の大群に紛れて、マガモや、ハシビロガモ (Northern Shoveler)、オウギアイサ (Hooded Merganser)、などのカモたちもふらふらと遊んでいます。

セントラルパークは都会の中にありながら、野鳥が集まる場所で、貯水池で見られる色々な水鳥について、こちらでも詳しく紹介しています。

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セントラルパークの池に集まる水鳥たちを狙って、最近、ハクトウワシ (Bald eagle) がよく出没しています。貯水池で狩りをしている様子も目撃されていて、みんなそれを目当てに集まってきていました。ワシがよく狩りをするのは、早朝や夕方の時間帯なので、そんな時間帯には、ワシを一目見ようと、たくさんの人がやって来ていました。時々、カモメが一斉に飛び立ったり、カナダガンが大きな声を上げはじめたりする瞬間があり、何かやって来るかも?という緊張の瞬間もありましたが、残念ながらワシは姿を現しませんでした。

ニューヨークのバードウォッチーたちに人気のツイッターアカウント、Manhattan Bird Alert や、ニューヨークタイムズなどのメディアでも取り上げられています。ワシもハヤブサ同様、かつては、DDTにより個体数が減少し、絶滅の可能性もありましたが、保護活動の結果、現在では、かなり増加し、NYC 周辺でも見かけるようになっています。セントラルパークの貯水池に最近よく出没するワシは、足にR7 というタグが付いているコネチカット州出身のワシだそうです。数年前は、プロスペクトパークグリーンウッドセメタリー などブルックリンによく出没していたワシのようで、タグのRにちなんで、ローバーと呼ばれています。
ハクトウワシは、NYC北部、ウエストチェスターの クロトンポイントパーク などでもよく目撃されています。

先日、ハヤブサの回りに人がたくさん集まり話題になっていた時にも、上空をハクトウワシが、優雅に羽ばたいて行きました。

セントラルパークにハヤブサ登場!真冬のニューヨーク 貯水池に鳥たちが大集合 ハクトウワシも空を舞う

昨年は、真冬のこの時期には、シロフクロウ(Snowy owl) が、やって来ていて話題になっていましたが、今年は、ハクトウワシが注目を集めています。
今週は、暖かい日が続きそうなので、ワシは、カモメなどの水鳥の狩りではなく、久しぶりに好物の魚を捕まえようと待ちに待ったフィッシングに夢中になっているかもしれません。

セントラルパーク 美しい氷の絶景!今年の注目はハクトウワシ カモメが集まるリザーバーに出没中 was last modified: 2月 7th, 2022 by mikissh