ニューヨークは、真冬の現在、とても寒い日が続いています。三連休中も、ウィンターストームが通過し、強風の中、雪や雨が降り、あまり天候に恵まれませんでした。連休だけどおうちでゆっくりしていたという人も多いかもしれません。自宅に籠りがちな冬にも、ちょっとした散策におすすめなのが、セントラルパークです。セントラルパークは、どの季節に訪れても楽しめる憩いの公園ですが、冬は、いつにも増して静寂の世界が楽しめます。木々の葉が落ち、池は凍りつき、カモ、ガチョウ、カモメなどの冬らしい水鳥たちが大集合し、冬の早い日の入りの美しい夕日が見られたりと、セントラルパークの冬らしい景色が広がっています。
ザ・モールの並木道の木々の葉っぱがすっかり落ちてしまいました。新緑の初夏、紅葉の美しい秋、などいつも賑わっているザ・モールも、寒い日は、やって来る人も少なくなります。
紅葉の秋、ホリデーシーズンとついこの間まで、橋いっぱいに人が集まっていた、人気の ボウブリッジ も、いまでは人の数がすっかり減り、悠々と渡れるようになりました。のんびりと記念撮影ができます。
池には氷が張り、氷に反射する夕日の光も美しいです。池に氷が張ると、どれくらい凍っているのか、人は確かめてみたくなるようで、枝を見つけては氷をつついてみる人をよく見かけます。
お城の丘からの景色も絶景。氷が美しく氷、この時は少し雪が残っていました。普段だと、人がたくさんいる様子が見られるのですが、見事に誰もいません。
そんな冬のセントラルパークで、人以上に、多く見られるのが、カモ、ガチョウ、カモメなどの水鳥たちです。
セントラルパーク内には、いくつかの池があり、寒い日には、小さい浅い池から順番に凍りついていきますが、凍っていない場所を見つけては、マガモ (Mllard) や カナダガン (Canada Goose) たちがたくさん集まってきます。
この日は、セントラルパークの南の池、ザ・ポンド (The Pond) に、なんだか人がたくさん集まってきていました。珍しいことに、セントラルパークのスタッフまでいました。
そして、なぜか、その池の岩になんだかおかしなダックがいます。作り物です。
セントラルパークのスタッフまでやってきて何をしているのかと思ったら、なんと、プラスチックに絡まってしまったこのダックを助けようとしていたのです。
そばにきたら、網をかけて捕まえようと、餌を時々まきながら、作り物の人形をおいて、チャンスを狙っているところでした。
観客たちも周りにどんどん集まってきてしまいましたが、なかなか捕まえるチャンスも得られないまま、この日は失敗に終わってしまったようです。
こんなに寒い冬のセントラルパークでも、歩いていると、遊んでいる鳥たちに出会います。木々の葉っぱが落ちてしまい寂しくなった森の中で、真っ赤な鳥たちが現れました。
そして、セントラルパークで、タカにまた会いました。まるで、山奥に住んでいるみたいに、タカによく遭遇していますが、普通にセントラルパークの中を歩いているだけで本当によく会います。この日も、狩りに成功していました。
以前、こちら で、そんなタカの面白い動画を紹介しましたが、まさにいつもこんな感じです。
冬のセントラルパークでは、他には、こんな鳥たちも見られます。
雪の後のセントラルパークは、雪遊びで大人気となり、冬は冬でセントラルパークは楽しめることがいっぱいあります。