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24時間以内100万円で家が完成する時代に!3Dプリンターで発展途上国の住宅問題 アフォーダブルハウジングの解決策へ

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(ICON)

多くの人に手の届く価格で住む家を確保することができる、そんなアフォーダブルハウジングの解決策のキーとなるのは、なんと 3Dプリンターかもしれません。
実は家不足の問題を抱えているのは発展途上国の国々ばかりでなく、先進国の大都市でも解決しないといけない問題のひとつとなっています。特に都市部における不動産価格の高騰により、手頃な価格の住宅の供給不足のために住宅問題が起きているのです。現在、オースティンで行われている複合イベント SXSW では、実際に、3Dプリンターを使って完成させたモデルハウスが発表されました。

開発したのはテキサス州ベースのICONというスタートアップで、広さ、650 sqft (60㎡) の家をなんと24時間以内に完成させることができます。現在の所、その3Dプリンターで家を建てるコストは1万ドル(約100万円)ですが、最終的には、4000ドル(約40万円)にまで下げる予定だそうです。3Dプリンターで建てた家ってどうなの?!って、最初は不審に思うかもしれませんが、映像を見てみてください。小さな家ですが、とても可愛い素敵な家です。

NPO の New Story とパートナーを組み、テキサス州のオースティンに誕生したモデルハウスです。来年には、中米、エルサルバドルに、3Dプリンターを用いて、100軒の住宅を建てる計画があるそうです。

ところで、世界を見渡してみると、同様の3Dプリンターによる家造りに特化したスタートアップは、他にもあるようです。こちらは、ロシアの3Dプリンター建築スタートアップ、Apis Cor です。こちらもほぼ同様、3Dプリンターを用いて、12時間から24時間程、100万円程度で家を完成させることができるようです。

3Dプリンター以外にも、最近、よく見かける面白いアイデアとして、コンテナを利用した建築があります。こちらは、フェニックスのアート地区にある、とあるオフィスですがとてもお洒落です。

The Roosevelt Row Arts District Phoenix (7)

ラスベガスには、コンテナを利用したクールな複合施設、Downtown Container Park も見かけました。

Downtown Las Vegas (11)

コンテナの家というのは、こんな感じで、小さいけれど、わりと簡単に家を作ることができ、コストもかなり低く抑えられるようです。敷地さえあれば、ゲスト用スペースにも良さそうです。ただのコンテナも、中身を素敵にすると、こんなに大変身します。こんなに時間も短くコストも抑えて家を作れるようになったら、世界の色々な場所にいくつもの小さな家を持つというのもいいかもしれませんね。ホテルではなく、個人による小さなお宿がどんどん出てくるようになるかもしれません。

都市部のアフォーダブルハウジング政策を見ていると、例えば、ニューヨークでは、新築のラクジュアリーアパートの一部をアフォーダブルハウスとして格安で提供することが行われています。ただし、供給はごく少数戸で、抽選は大変な倍率となり、宝くじのようなもので、現実的な解決方法とは言えません。オースティンの家のように、3Dプリンターで24時間以内に、100万円(40万円になる日もやってくる?!)のコストで家を1軒づつ作っていくことができたら、それはかなり高い生産性となり、規制との折り合いですが、本当に家を必要としている人の住宅問題を解決へ向けて前進すると思われます。
これらの技術が進展すると、アフォーダブルハウジングだけでなく、スマートシティなど、今何もないエリアに新しい都市を築くことも簡単になるかもしれません。

24時間以内100万円で家が完成する時代に!3Dプリンターで発展途上国の住宅問題 アフォーダブルハウジングの解決策へ was last modified: 3月 13th, 2018 by mikissh