アート好きで、ニューヨークに何度も訪れていて、一通り有名な観光スポットを巡ってしまった人におすすめなのが、時間を忘れてのんびりと気の向くままに楽しむことのできる チェルシーアートギャラリー 巡りです。ロウアーイーストサイド にもギャラリーの拡大が目立ってきていて、チェルシーのアートギャラリーは一時期より減りましたが、やはり今でもニューヨークで最もギャラリーが多く集まるエリアはチェルシーのギャラリー街です。期間限定でどんどん移り変わっていく世界の先端を行くニューヨークの新しいアートの展示は、どんなアートに出会うか分からないワクワク感があり、とても楽しめます!
チェルシーギャラリー街のおすすめ有名ギャラリーのリストと、チェルシーアートギャラリーの回り方マップを紹介します。チェルシーのアートギャラリー街巡りは、チェルシーマーケットやハイラインの観光と合わせて楽しむことができます。
チェルシーのアート街には、ストリートアートなどもあり、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しめてしまいます!
最新チェルシーギャラリーを訪れたい人は、こちらの記事がおすすめです。当記事と合わせて参考にしてください。
こちらは、36th St. & 10th Ave.と少し離れた位置にある Sean Kelly Gallery で展示されている Mariko Mori さんの作品です。Cyclicscapeと題された展示で、近未来を感じさせるSFチックな作品が並んでいます。ちなみに、こちらの森さんは森ビル創始者のお孫さんだそうで、以前はニューヨークに住んでいたこともあるようですが、現在はロンドンベースで活躍しているそうです。
メビウスの輪をモチーフにした作品です。多少影響を受けているのか、Isamu Noguchiの雰囲気を少し感じます。
ふんわりとしたパステルカラーの色使いが素敵。今週末5月2日が最終日だそうです。
こちらは、現在Sundaram Tagore Galleryで展示されているブラジルの写真家、Sebastião Salgado さんの作品です。世界100か国以上を旅して収めたとても印象的な作品がならんでいます。
こちらは Sundaram Tagore Gallery の隣のビルで、フロアをシェアし何人ものアーティストの展示がフロア内のそれぞれのスペースで行われています。なんだか手作り感溢れる文化祭の雰囲気を思い出します。ここにも日本人アーティストの作品を発見。
チェルシーのギャラリー街を巡る時にはこんなマップも参考にしてみて下さい。
(nytimes)
基本的には、10th Avenue と 11th Avevue の間、36th Street から 21st Street の間に多くの有名ギャラリーが集中しています。
36th Street
Sean Kelly Galler
27th Street
Paul Kasmin Gallery
25th Street
Pace Gallery
→ ペースギャラリー チェルシー最大美術館のようなスペースでジャン・デュビュッフェ 奈良美智らの個展開催
→ チェルシーのギャラリーで驚きのロスコ Rothko の特別展
24th Street
Gagosian Gallery
→ ガゴシアンギャラリー ニューヨーク著名チェルシーアートギャラリーにて タイタス・カファー Titus Kaphar 個展開催!
Luhring Augustine
Matthew Marks Gallery
Gladstone Gallery
21st Street
Tanya Bonakdar Gallery
20th Street
David Zwirner 20/20 草間彌生ら著名現代美術アーティストの2020最新作グループ展開催中!
19th Street
David Zwirner
チェルシーのギャラリー巡りのスタート地点を教えて欲しいという人は、ニューヨークタイムズ や タイムアウト のおすすめ記事を参考にしてみるのもいいかもしれません。
チェルシーのギャラリー街巡りは、地図とにらめっこするのではなく、大体の位置を把握したら、適当に歩いてみます。大きいギャラリー以外にもたくさんみどころがあるので、出会った所に入ってみる感じで楽しめます。
ニューヨークの アートギャラリーの変遷 は、景気に連動して増減し、昔からアッパーイースト、SOHO、チェルシー、ロウアーイーストサイド、DUMBO などエリアの発展に貢献しては、どんどんとスペースの安い新しいエリアに拡大していく様子が見てとれ、まさにトレンドセッターとして機能している様子がうかがえます。
そして、トレンドが作られた後にやってくるのがコンドや商業施設などの大規模開発です。
こちらは、チェルシーのハドソンリバー、Chelsea Piersの近くの絶好のロケーションに2010年に完成したコンド(100 11th ave.)です。こちらの一階には、Michael Rosenfeld Galleryというギャラリーが入っています。
お天気のいい日は、空とビルのガラスが一体に見えちゃうマジック。青い空と白い雲がガラスに映えるのも計算されたアートのセンス?
こちらは、メディア・インターネット会社 IAC の本社ビルです。たくさんのオンラインブランドを擁する会社なので本体自体はあまり知られていませんが、例えば About.com、Ask.com、Vimeo、Match.com など150以上のブランドを所有しています。
こんな風にどんどん開発が進んで行き、そのうちチェルシーの雰囲気もすっかり変わってしまいそうですが、アーティストの集まるニューヨーク、いずれ新天地を見つけてアートギャラリーは続いていくでしょう。
さすがチェルシーエリア、パブリックの公園(14th Street Park)もなんだか素敵なデザイン空間に見えました。お日様がサンサンと照る日には、早速ビーチにいるように、上半身裸で日光浴をしている人も登場しています。
チェルシーマーケットはいつも人々で人気のにぎわう場所なので、用事がなくてもついついふらふらと立ち寄ってしまいます。
最新おすすめチェルシーギャラリー巡り特集はこちら!コロナ後のギャラリーオープン情報は、こちらで確認できます。閉鎖中だったり、予約制のギャラリーもあるので、チェックしてから訪れましょう。
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