ニューヨーク、チェルシーマーケットの一番の写真スポットになっているのが、こちら、工場の趣を残した古時計のかかるレンガの道のトンネルです。イルミネーションがきらきらととっても綺麗に輝いています。ホリデーシーズンからずっと続いていると思うのですが、2月になった今もまだ見られます。
レンガ造りの建物の壁はギャラリーと化していて、現在、Ubuntu Education Fund という non-profit organization主催のかわいいアフリカの子供たちの写真展が行われています。

思わずほほ笑んでしまうかわいい写真展。

こちらは写真展ではありませんが、レインコートを着ている少年の壁画。実はこれ、昔ここがナビスコの工場だった時代からある壁画だそうです。

美味しいタコスを食べていた時、なんだか人がたくさん集まっているのを発見しました。なにかなぁと思ってみてみたら、フィギュアが並んでいて、これが妙に精巧にできていてリアルなんです。フレンドリーなお店の人に聞いてみると、驚いたことにこれ、今流行の3Dプリンターで作った作品だったのです。

DOOB という会社で、現在ニューヨークのチェルシーマーケットとカリフォルニアのサンタモニカでポップアップストアを展開しているそうです。ニューヨークでよく見かけるポップアップストア、でもチェルシーマーケットでポップアップを見たのは初めてかも。
この隣にある機械が作りたいものの形を読み取るもので、人間のフィギュアを作るときは、この中に立って、形を読み取ってもらいます。初めて見たものなので、へぇ、と興味津々。これは確かに興味深いもの、人だかりもできるはずです。

でも、お値段が高いのか、安いのか、一番小さいサイズで100ドルくらいからありますが、人気がありそうなサイズ、20センチくらいの等身大で300ドルくらいします。バレンタイン前なので記念にカップルのフィギュアを作るとか、ウェディングのカップルのフィギュアを作るとか、子供とか、ワンちゃんなどペットのフィギュアを作るとか、そんな需要があるようです。お店のお兄さんも”これ僕なんだよ。”って自分が作ったフィギュアを見せてくれました。世の中にはどんどんおもしろいものが生まれているんですね。

チェルシーマーケットはおみやげショッピングスポットとしても人気の場所です。訪れたらおそらく必ず目につくおみやげショッピングにも最適の雑貨屋さんも紹介しておきます。

ニューヨークの雑貨屋さん　Kingdom of Herbs

そのお店の名前は、Kingdom of Herbs、帽子やジュエリー、お部屋に飾る雑貨や本、植物など新しいお洒落な商品を取り入れるお店だそうです。

このお店屋さんの店頭にはいつもニューヨークの写真集本が並んでいるので、ついぱらぱらめくってみてしまうのですが、”Humans of New York” という本はなかなかおもしろい写真集です。実は、先日紹介したニューヨークライブラリーのおみやげ屋さんの店頭にも置かれていたので、ニューヨーク写真集の中でも人気の一冊なのだと思います。ニューヨークで出会った人たちの写真と一緒にその人たちの人生やコメントも書かれていて、心打たれる一冊です。パラパラめくっていくと、あ、私この人知ってる、見たことあるよ、っていう人もでてきたりして。こうしてみるとニューヨークって本当個性的な人がいっぱいいるおもしろい街だな、って改めて思える1冊なんです。

チェルシーマーケットの中はテイクアウト系のお店が多いですが、中には実はきちんとしたレストランもいくつか入っています。

農家直送のオーガニックレストランThe Green Table

例えばこちらの The Green Table は、Farm to Table Dining のローカルな農家から取り寄せたオーガニック野菜を使っているレストランで、日替わりメニューはその日の仕入れ次第で旬のものを使って作ってくれるのでおすすめです。チェルシーマーケットっぽくお店の外のテーブルで頂くこともできますが、中の方が落ち着きます。

おしゃれなワインバー Corkbuzz Wine Studio

それから、おしゃれなワインバーレストラン、Corkbuzz Wine Studio でゆったりと美味しいワインを頂きながら美味しいお食事を頂くのもおすすめ。ユニオンスクエアにもあるお店なのですが、ワインやチーズのクラスも開催しているお洒落なお店です。

レストランイベントと言えば、チェルシーマーケットでは、3月22日に “Sunday Supper at Chelsea Market” というイベントがあります。このテーブルセッティングの光景の写真がなかなかすごくておもわず興味を持ってしまいました。あのいつも通っている廊下に細長いテーブルをセットするんですね。チェルシーマーケット界隈の有名レストランのシェフたちを中心に、ゲストシェフなども呼ばれて振舞われる晩餐会。メニューは発表されていないのですがきっとすばらしいディナーが出てくるのでしょう。

(Chelsea Market Sunday Supper)