ここ数年、シカゴでは銃撃事件などの事件が頻繁に起こっているようで、ニュースに登場することも多く、どんな状態になっているのだろう、と少し心配していましたが、実際にシカゴを訪れてみたところ、シカゴの街の超中心部のループとその周辺で行動していましたが、全く危険な感じはありませんでした。シカゴに限ったことではありませんが、アメリカの都市部では、危険なエリアとそうでないエリアが明確に分かれているため、危険なエリアを認識し、近寄らないことが大切になります。
旅行者としてシカゴを訪れる場合の行動範囲内では、雰囲気の悪い道などもありません。
シカゴ中心部周辺は交通がとても便利です。綺麗で、時間にも正確で、バスや電車が非常に利用しやすいです。そのため、車なしで全く問題なく、むしろ車なしの方が動きやすい街となっています。
これからシカゴを訪れる人のために、みんなが気になるシカゴの安全性と、シカゴの旅行に役立つ交通などのシカゴの基本情報をまとめて紹介したいと思います。

シカゴの安全性

シカゴの中心部やハイドパークなど旅行者が訪れる場所は安全な場所にあり、全然心配する必要はありません。

あえていうならば、今回の旅行中、少し気になったのは、フランクロイドライト邸とスタジオのあるオークパークへ行く途中の早朝の電車でした。特に何も問題はありませんでしたが、車中に不審な乗客がいたりとあまりいい雰囲気ではなかったので、このオークパーク方面へ行く時だけは日中の人の多い時間帯、またはタクシーなどで移動するといいかもしれません。ミレニアムパーク周辺などは夜遅い時間でも危険な雰囲気は全くありませんでした。
アメリカの都市部では危険なエリアははっきりとしており、そこに近づかないことが大切になります。下の地図は銃撃事件の起こった場所を示していますが、シカゴでは、中心部から西、オークパークの手前のエリア、ハイドパーク以外の南部が危険エリアとなっています。旅行者が通常訪れることのない場所だと思いますが、間違って迷いこまないように注意しましょう。

シカゴは昨年は特に銃撃事件が激増していました。こちらで最新の銃撃事件と被害者の数がまとめられていますが、ここ数か月、昨年と比べて、減少傾向にあるようです。

シカゴの交通事情地下鉄とバスの利用方法

シカゴのオヘア空港から中心部への移動はとても便利でした。普通の地下鉄のラインに乗って、1時間ほどでシカゴの中心部に到着します。シカゴでは、街中も公共交通機関の電車とバスが広範囲をカバーしているので、簡単に動き回ることができます。タクシーや Uber などを利用するのも便利ですが、地下鉄とバスを中心に動き回ろうと考えている人は、乗り放題券の購入がおすすめです。路線図はこちらになります。バスは複雑なので、グーグルマップのディレクションなどを頼るのが便利です。
地下鉄とバスに乗り放題の券はかなり重宝しました。

短期の旅行者におすすめなのは、CTA の使いきりの乗り放題券、1日券と3日券です。
空港や駅の券売機で簡単に購入でき、デポジットもなく、シンプルです。
地下鉄の料金は、空港から市街に向かう場合のみ特別料金で5ドルなのですが、この乗り放題券でも乗れるので、空港に着いたらすぐ購入して使い始めるのがおすすめです。
改札を通る時はかざすだけです。

1 Day CTA Pass　10ドル
3 Day CTA Pass　20ドル

5日以上滞在する場合は、7日券の Ventra Card がおすすめ。
ただし、こちらのカードはデポジット ($5) が必要となり、ウェブサイトに登録すると、カード上でデポジットがクレジットとして返金されるシステムになっています。
7 Day CTA Pass – $28
旅行者の場合、パスの購入時にデポジットは使用できず、その後、返金された額を利用できないことが多いので、実質上、$33 ($28 + $5) となります。
シカゴ郊外に用事がある場合は、シカゴの中心部の CTA とシカゴと郊外を結ぶ Pace の両方が乗り放題のパス、$33もあります。料金の詳細はこちらです。