餃子の食べ歩きの後、チャイナタウンを散歩していると、混沌とした典型的なチャイナタウンらしい街並みの中に、モダンなアートギャラリーを発見しました。面白そうだったのでちょっと立ち寄ってみます。アートギャラリーと言えば小さなギャラリーの多く集まっているチェルシーが有名ですが、最近では、ロウアーイーストサイド、チャイナタウン周辺にまで進出してきているようです。Eldridge StとHester Stの交差点付近には、こんな壁画も。どうやらこちらは、グラフィティ、ストリートアートの世界で有名な Nick Walkerさんの作品のようです。
チャイナタウンは最近お店の入れ替わりもよく目にしますが、訪れた餃子屋さんの並びにも空きスペースの店舗があり、アートギャラリーになっていました。明らかに中国系の小売店ばかりがずらりと並ぶ中、ぽつんと一軒だけ異色にあるアートギャラリーにも関わらず、けっこう人が出入りしています。そのギャラリーは、Eldridge Street沿いにありますが、Essex Street という名前のアートギャラリーです。以前は、Essex Stにあったようで、Top 10 Young Art Collector にも選ばれているアートコレクターのMaxwell Grahamという方の結構有名なギャラリーだそうです。
狭いスペースで、作品数もほんの少し。数が少ない分、ひとつひとつの作品が印象的です。チャイナタウンにモダンアートという不思議な組み合わせの中、作品とギャラリーが一体となって独特の存在感があります。
天井が抜けてしまったような穴が開いたギャラリースペースですが、それもご愛嬌。
こちらは、Rite Aidの壁画です。実は、全然アートな感じのしないRite Aidですが、ストリートグラフィティアートのスポンサーをしているそうで、ここに限らず、それぞれの店舗の壁になかなか面白い作品が描かれています。
チャイナタウンならではのこんな街並みとアートが共存しています。
他にも、チャイナタウンには、47 CanalやDavid Lewis Galleryなど新しいギャラリーが続々と登場している様子です。ひしめきあうようにお店が並ぶチャイナタウン、ここにも変化の波が押し寄せてきているのを感じます。
有名なミュージアムも楽しいですが、小さなギャラリーを気分のままに訪れてみるのも楽しいです。