毎年、1月の後半から2月の中旬には、日本では旧正月として知られている中国の新年、太陰暦の一年のはじまりがやってきます。今年は、明日、2月8日からがその新年のはじまりです。ニューヨークは、世界的にも大きなチャイナタウンがあり、近年、さらに中国系の人々が増えていますが、そんな中国系の人々にとっては一年で最も大切なお祭りの日のようです。そして、そんな新年の到来をお祝いするイベントがニューヨークでも土曜日からスタートしました。この後、2月いっぱいかけて、ニューヨークで様々なイベントが行われる予定となっています。まず、土曜日は、チャイニーズ・ニューイヤー・ファイアワークス (Chinese New Year Fireworks) ということで、ハドソンリバー沿いで花火が行われました。この日は、中国の新年をお祝いする “Good Luck” を象徴する色の真っ赤なエンパイアステートビルのライトアップも見られました。

この中国の新年を祝う花火は、毎年、ニューヨークでも行われていて、今年も、ハドソンリバーで行われるというので、ちょっとニュージャージーのホーボーケンまで足を伸ばしてみました。独立記念日の花火はいつも遅れて始まるのですが、この花火は予定時刻ぴったり、8時半に始まりました。大慌てで花火の見える近くの公園まで辿り着いて、見えたのがこちらの花火です。

世界中の有名なイベントで花火を担当している花火会社、Grucci が、この日も活躍していました。花火のレベルが何段階かあり、この日の花火も、World Class レベル。ホーボーケンよりも北のWeehawken まで行けたら、エンパイアステートビルをバックに、よりいい絵になる花火が見れたかもしれませんが、ホーボーケンからでもなかなか綺麗な花火が見られました。

エンパイアステートビルのライトアップは、真っ赤な色に始まり、色々なブルーやグリーンなど色とりどりな色に変化し、華やかな夜です。

ニューヨークのチャイニーズニューイヤーの花火は、こんな様子でした。割と近くで見ることができて綺麗でした。

ところで、中国の新年にはこんな歴史と習慣があるようです。
新年には、小籠包や、麺類を食べる習慣があるとか、赤はラッキーカラーだからいいけど、黒は縁起が悪いから身に着けないとか、なるほどなトリビアが色々です。

ちなみに、新年の北京はこんな様子だったようです。除夜の鐘のように鐘を鳴らし、街のあちらこちらで花火が上がる光景はすごいですね。

新年快乐！Happy New Year!