今ニューヨークのサックスフィフスアヴェニュー(Saks Fifth Avenue)では、ディズニーとのコラボによるシンデレラのテーマの素敵なショーウィンドウが見られます。
シンデレラのガラスの靴をモチーフにした有名デザイナーの靴が並ぶショーウィンドウは、街行く女性たちの視線を集めています。
アメリカで3月13日から公開となった映画『シンデレラ』は、日本では4月25日から公開予定です。
北米での売り上げは、公開から2週間ほどで$122millionと好調で、映画のオープニングウィークの女性の来場者の割合は66%だったそうです。New York Timesの記事でもふれられていましたが、最近の映画のヒットのカギを握るのは女性客なのかもしれませんね。
先日シンデレラの映画を見たのですが、すばらしかったです。子供の頃から知っている物語が実写版でどう描かれるのか、興味深く思っていましたが、さすがはディズニー、期待以上の美しい映像とストーリーに仕上がっています。
ストーリーは、シャルル・ペロー(Charles Perrault)の名作童話『シンデレラ(Cinderella)』を原作に、監督、ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)と、『プラダを着た悪魔(Devil wears Prada)』を手掛けた脚本家、アライン・ブロッシュ・マッケンナ(Aline Brosh McKenna)により演出され完成した映画です。
知っているお話のはずなのに、本で読むのとはまた違った感覚で楽しむことができます。
ヒロインのシンデレラ役に抜擢されたのは、リリー・ジェームズ(Lily James)、こんなにも純粋でかわいいシンデレラが似合う女優さんはいないかも。
この映画に出てくる、いじわるなママ母役のケイト・ブランシェットもさすがの大女優の貫禄と演技でしたが、いじわるな義姉たちもコミカルに演じられていて、ディズニーならではの演出のおもしろさがありました。
そうそう、王子さま役はHBOのテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役でお馴染みのリチャード・マッデンです。シンデレラととてもお似合いの笑顔のキュートな王子さまでした。
私がこの映画で感動したポイント3つは、
1. 実写版ならではの豪華な舞踏会の演出
美しいドレスに変身したシンデレラが舞うお城の舞踏会でのシーンがそれはそれは華麗に演出されていて感激します。『007』の撮影でも使われたパインウッド・スタジオで、2000本ものキャンドルを灯し、600人ものエキストラを参加させての撮影だったそうです。
2. 現代版シンデレラがみせる“勇気と優しさ”
物語で読んだ受身のシンデレラではありません。亡きお母さんがシンデレラに託していった言葉をいつも胸に、どんな時も自由の精神で勇気と優しさを忘れず幸せな未来を切り開くシンデレラ。
3. ディズニーマジックな演出。
シンデレラのような誰もが知っているお話でもディズニーマジックにかかれば、それは今まで知らなかった新しい世界を見せてくれ楽しむことができます。ディズニー映画ならではのコミカルな演出の悪役たち。心から笑顔になれるとてもハートフルな素敵なストーリーです。
0時の鐘が鳴ると走り去っていくシンデレラ、そして追いかける王子さま。もうすでに知っている展開のはずなのに、ハラハラドキドキしながら見入ってしまいました。
『シンデレラ』は、私の中で名作映画の仲間入りです。
日本語吹替え版の声優を務めるのは、シンデレラ役が高畑充希さん、王子役が城田優さん。このおふたりが歌う、日本版エンドソング「夢はひそかに」もとても美しい歌声ですね。
あの大人気の『アナ雪』のオリジナルキャストとスタッフが再集結して作られた短編映画、『アナと雪の女王 エルサのサプライズ (Frozen Fever)』も同時上映です。エルサとクリストフがアナのお誕生日にパーティを計画しますが、エルサの魔法の力でハプニングが起こっちゃいます。オラフも登場!ひさびさにまたみんなに会えますよ!
2019年、サックスフィフスアベニューのホリデーウィンドウに『アナと雪の女王2』が登場です!
サックスフィフスアヴェニュー Saks Fifth Avenue
611 5th Ave, New York, NY 10022 MAP