ニューヨークで自転車といえば、シティバイク (Citi Bike)。手軽に楽しめる、レンタル自転車のバイクシェアプログラムで、ニューヨーカーにも旅行者にも大人気です。2013年の夏にスタートし、もう10年経ちましたが、移動手段として、また、サイクリングの手段として多くの人に利用されています。シティバイクの利用エリアは、今では、ニューヨークのマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、そして、お隣ニュージャージーのジャージーシティにまで拡大し、1700ものステーションと、27000台もの自転車がレンタルされています。シティバイクに電動自転車 (ebike) も登場していて、毎年改善が加えられ、年々便利になってきています。最近では、すっかり利用者が増え、旅行者までシティバイクを利用するようになっています。
最近、すっかり人気急上昇となっているのが、サイクリングです。自転車専用のバイクレーンもかなり増え、自転車を楽しむのに理想的な街になってきています。地下鉄は地下にもぐってしまい景色が見えなくなってしまうし、車は混んでいてせっかくの素敵な街の景色が自分のペースで楽しめません。自転車は、マイペースに街の景色を楽しみながら移動できる乗り物ということで人気があります。
シティバイクメンバーになるニューヨーカーも多く、年間会員になって利用している人も多くいます。もちろん、旅行者も簡単に利用できます。公共交通機関の利用を控え、自転車を使って通勤するという人も多く、さらに利用者が増えています。以下、最新のシティバイクの乗り方・利用方法の紹介です。
シティバイク ステーションの場所
シティバイクの自転車乗り場となる、シティバイクステーションは、街中の道路沿いにたくさんあります。
それぞれのステーション乗り場には、数十台の自転車が停めてあり、一目で見つけやすい自転車置き場になっています。
シティバイクは、自転車の貸出も返却も無人のセルフサービスで利用する、レンタル自転車です。
絵を見ていただくとわかるように、もうマンハッタン中くまなくシティバイクが浸透し、あちらこちらにシティバイクの自転車乗り場となる、シティバイクステーションがあります。自転車が停めてある駐輪場は、この シティバイクのマップ で確認できます。
スマホに シティバイクのアプリ をダウンロードして利用します。
そのスポットに現在何台の自転車の在庫があるか、また、返却するための空きスポットがいくつあるのか、リアルタイムでウェブサイトやアプリで確認できます。
シティバイクの利用は年中無休。
シティバイクの利用可能時間は 24時間、365日 いつでもOKです!
シティバイクの利用料金
シティバイクは旅行者でも誰でも短時間の利用でも簡単に使えます。
シングルライド (30分) $4.49
1DAY (24時間) パス $19
30分以内の利用で追加料金はかかりません。
シングルライドで、30分を超えた場合は、$0.26/分 追加料金になります。
デーパス (Day Pass) も30分以内でこまめに返却しながら利用するシステムで、30分を超えた後は、15分に付き $4 の追加料金となります。
1DAY (24時間) パスを買った人が勘違いしがちなのですが、30分以上通しで乗ると、超えた利用分に追加料金が課されるので、30分以内にまめに返却して再び借りるというのを繰り返しながら利用するようにします。
自転車を返却する、シティバイクステーションは、街中あちらこちらにあるので、最寄りの場所に、シティバイクをこまめに返却しながら利用するのがおすすめです。
自転車を借りはじめてからの経過時間は、アプリで表示されます。
街中にたくさんステーションがあるので、一旦返却して、また借りるようにすれば追加料金はかかりません。
レンタル中に自転車が盗難にあったり失くなってしまった場合は、$1200 (+ tax) を払うことになります。
利用分の追加料金や、紛失時の弁償など、レンタル前に登録したクレジットカードに自動で課金されます。
シティバイクについての詳細は、こちらの 公式ページ からご覧ください。
シティバイク利用可能の年齢は、16歳以上です。
もし、子連れ旅行で、子供も自転車をレンタルしたい場合は、レンタル自転車屋さんで借りるのがおすすめです。
レンタル自転車屋さんなら、子供用の自転車もあり、無料でヘルメットや鍵も貸してくれます。無料マップももらえます。
おすすめ自転車レンタル屋さん
・ ニューヨーク市内5カ所にある自転車レンタル屋さん(地図)
→ Unlimited Biking *ニューヨークの観光パス も利用できます。
(セントラルパーク、コロンバスサークル、ブルックリンブリッジ、ハドソンリバー、ハーレム)
・ キャンペーン中のレンタル自転車屋さん
→ セントラルパーク近くのレンタル自転車屋さん (参考:アメリカグルーポンの使い方)
シティバイクのメンバーになるには?
シティバイクの年間会員の会員費は、$205 です。ひと月当たり17ドル。料金表は こちら。
1回のレンタルにつき、45分以内の利用であれば追加料金はかかりません。
45分を超えた後の追加料金は1分ごとに $0.17 課金されます。
Citi Bike ebike 電動自転車
シティバイクの電動自転車 ebike は、スマホのアプリからのみ利用できます。
自転車の置き場と、基本的な利用方法は、普通のシティバイクと同じです。
スマホからしか利用できないということと、少しだけ加算料金がある点が違います。
シティバイクの電動自転車 ebike は、1分単位で追加料金がかかります。
年間会員の場合は、追加料金が、$0.17/分。
非会員は、$0.26/分です。
詳細は こちら になります。
シティバイクの乗り方
シティバイクは、旅行者でも簡単に利用できます。
シティバイクのスマホのアプリをたちあげて、自転車についているバーコードをスキャンするだけで利用開始できます。
もしくは、自転車の停めてあるシティバイクステーションのタッチスクリーンキオスクでクレジットカードを使ってパスを買います。パスを買うと5桁の番号がでてきます。自転車を取り出すときに、その5桁の番号を自転車の横のロックに打ち込み、ロックを外して乗り始めます。
返却する時は自転車がしっかりはまるように戻します。緑のランプが点灯したらOKです。黄色や赤のランプが点灯した場合はロックできていません。
シティバイクの返却完了は、アプリでも確認できます。
自転車を借りたら、ブルックリンブリッジを渡って、ブルックリンを走ってみるのも楽しいです!
ニューヨークのサイクリングコースマップは こちら です。
ニューヨークの自転車に乗るときのルールを確認したい場合は、Bike Smart という ニューヨークサイクリングのオフィシャルルールブックがあります。
ニューヨークでは毎年様々な自転車イベントも行われるので参加してみるのも楽しいです。
夏にはマンハッタンのど真ん中を走ることができる、サマーストリート (Summer Streets) と呼ばれるこんなイベントもあります。
要注意!アメリカのベストバイクシティー ニューヨーク にあるように、大都会ニューヨーク、自転車に乗っていると危険も多いので注意して乗りましょう。