サンフランシスコのクルーズで海上からも目立っていたサンフランシスコの象徴的なタワー、コイトタワー (Coit Tower) へ行ってきました。夕暮れ時の景色が美しく見られるロマンチックな展望スポットでもあります。とはいえ、このコイトタワー、辿り着くには急坂を上る必要があり、歩いて訪れるのはちょっぴり大変ですが、坂の街、サンフランシスコらしさを体感できるコースです。白、赤、青とライトアップがされるコイトタワーと、そしてゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島、その背景にはオレンジ色の綺麗な夕焼けというとても美しい景色が見渡せます。
サンフランシスコのリトルイタリー、ノースビーチ (North Beach) で食事前に時間があり、近くにコイトタワーの姿が見えたので、夕暮れ時の美しい景色が見られるかな、と向かってみました。サンフランシスコは40以上もの小高い丘からなる街で、コイトタワーがあるのは、昔から知られるサンフランシスコの7つの丘の一つ、テレグラフヒル (Telegraph Hill) です。サンフランシスコは、街中のほとんどの家がこんな風に斜めに建っているくらい、並みの坂道の街ではありません。海からすぐのロケーションにもかかわらず、急峻な丘の上にあり、住宅街の急坂を登り、コイトタワーへと向かいます。
そろそろ近づいてきたかな、と思われたとき現れたのが、怒涛の階段。サンフランシスコの人にとっては多分なんてことない普通のお散歩コースくらいの道だと思います。ニューヨークでは上るのは、短い地下鉄の階段くらい、後は真っ平らな道しか歩かない生活をしていると、なかなかチャレンジングです、サンフランシスコ。しかもレストランへ行く前だったから、ワンピースでやや正装気味です。
頑張ってコイトタワーまで登ってきました。ロマンチックな夕暮れ時ということで、カップルが多めで、意外と賑わっていました。
コイトタワー (Coit Tower) は、ロックフェラーセンターなどニューヨークでも良く見かけるアールデコ様式の1933年に建てられた建物で、国家歴史登録財 (National Register of Historic Places) に指定されています。この時は既に閉まっていましたが、朝10時から夕方6時(冬期5時)まではエレベーターで展望台まで上ることができ、サンフランシスコの360度ビューが楽しめます。
美しい夕焼けの景色。サンフランシスコでは毎日のように夕暮れ時になると霧が出ていて幻想的な雰囲気となります。全米有数の大都市にもかかわらず、周囲は大自然に囲まれ、美しい景色が広がっています。
サンフランシスコの象徴的なゴールデンゲートブリッジと夕日のグラデーションが美しいです。
美しいオレンジ色の夕焼けの中、こちらもサンフランシスコの代表的なスポットであるアルカトラズ島も見えます。
高さ64mのコイトタワー (Coit Tower) は、裕福で、少し風変りな、サンフランシスコの消防隊のパトロンだった Lillie Hitchcock Coit さんのメモリアルとして建てられたそうです。こちらの映像では、そんなコイトタワーとサンフランシスコの歴史について詳しく紹介されています。タワーの内部には、当時の雰囲気を伝える壁画が描かれています。
コイトタワー Coit Tower
1 Telegraph Hill Blvd, San Francisco, CA 94133 地図
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