デスバレー国立公園 (Death Valley National Park) は、カリフォルニア州にある、有名なアメリカの国立公園のひとつです。ラスベガスからも訪れることができます。アメリカ国立公園巡りの人気コース、グランドサークル を訪れるベストシーズンは通常、春から秋にかけてですが、デスバレー国立公園に関しては、実は真冬こそがベストシーズンの国立公園です。デスバレーは、海底よりも低い高さの場所があることで有名な公園で、夏に訪れると、驚くほどの暑さの場所となります。実は以前、5月にデスバレーへ訪れたことがあるのですが、あまりの暑さで、観光客もほとんどおらず、そんな猛暑と閑散とした風景が記憶に残る場所となっていました。
そんなわけで、今回は冬の国立公園巡りで訪れましたが、なんとも過ごしやすい、デスバレー国立公園の最高のベストシーズンにあたり、観光客たちもたくさんきていてとても賑やかでした。デスバレー国立公園のおすすめの見どころとおすすめ観光モデルコースを紹介します。
デスバレー (Death Valley) は、ラスベガスから車で西へ2時間程度の距離にあり、デスバレーへと近づいて来ると、荒涼とした不思議な景観が広がっています。
ラスベガスからデスバレー国立公園を訪れる場合、いくつかのエントリーポイントがありますが、今回は、東側のデスバレージャンクションから入り、色々なスポットを巡りながら、北側の Beatty へと抜けて行くコースで周りました。
今回のコースで最初にある Dantes View は、4月まで閉鎖中と言うことで、今回の最初の見どころは、ザブリスキーポイント (Zabriskie Point) です。駐車場があり、そこから丘の上まで歩いて上ると、世にも不思議な絶景が広がっています。
ウネウネした不思議な形状の岩山を横目に見晴らし台に向かいます。
ハイライトはこちら、ザブリスキーポイント (Zabriskie Point) です。
奇岩群の向こうには、白い低地が広がっています。夕日が美しいスポットとしても知られています。
デスバレーの中をトレッキングすることもできます。とはいえ猛暑の乾燥地帯なので、多くの人は、ちょっと歩いて、すぐ帰って来る感じです。現在は、冬の過ごしやすい気候と言うことで、ザブリスキーポイントから奥に見える白い低地方面に本格的に歩いているグループもいました。
最近、旅先でよく出会うのが、熱心にポーズを決めて写真撮影をしている人々です。このデスバレーでも逆立ちポーズで頑張っている女の子に出会いました。五人家族でやって来ていて、みんなで作品を作り上げている様子が微笑ましかったです。
あちらこちらで色々なアングルで逆立ちポーズ。ぱっと見楽々やっているようにも見えるのですが、何度も取り直していて、結構顔を真っ赤にして本当に頑張ってました。インスタグラムなどで見ると、軽々とやっていそうですが、舞台裏は、なかなか大変なのが現実です。
デスバレーでは、車でドライブしているだけで、不思議な自然の光景を楽しむことができます。グリーンの岩のエリアへやってきたり、オレンジの岩が広がるエリアがあったりと変化を楽しみます。
アメリカの国立公園周辺はホテルの数が限られますが、特にこのデスバレー周辺はホテルがとても少ないエリアです。デスバレーの公園内のホテルで一番人気がある素敵な雰囲気のホテルは、The Inn at Death Valley です。中には雰囲気のいいレストランもあります。
もし、そこが取れない場合は、その近くにある、The Ranch at Death Valley、または、近くの町 Pahrump のホテル などあります。
デスバレー周辺は本当に周りに何もないようなエリアなので、いいホテルを探すのがなかなか難しいのですが、やはり、デスバレー国立公園の園中にあるホテルが一番利便性がよくておすすめです。
デスバレーへ、ラスベガスから、日帰りで訪れるということもできますが、日程に余裕があれば一泊した方がゆっくり楽しめていいかなと思います。
ホテルを通り過ぎると分岐点があり、低地デスバレーで最も低い地点、Bad Water 方面へ向かいます。
最初にあるのが ゴールデンキャニオン (Golden Canyon) と呼ばれるトレイルです。
デビルのゴルフコース。
デビルのゴルフコースの看板から、さらに未舗装の道を進んでいくと、鑑賞スポットがあります。
凸凹していてゴルフなんかできなさそうな、悪魔のゴルフ場です。
そして、たくさんの車が集まってきているスポットに到着。
ここが海よりも低い低地が広がる、バッドウォーターベイジン (Bad Water Basin) です。
海底の高さはこの大きな岩の矢印のところです。大きなキャンピングカーより、ずっとずっと上の方です。
大きな岩のところに海底レベル(シーレベル Sea Level)はここですよー、という印がついています。驚くほど高いところにあります。
それもそのはず、ここは、海抜マイナス86 メートルという、世界で8番目に低く、北米では最も低い場所となっています。
こんな不思議な光景が広がっていて。
デスバレーで一番手軽に歩き回れる場所ということで、大きな観光バスも何台も来るような、デスバレーナンバーワンの人気スポットです。
真っ白な塩の台地へと、人々は誘われるように見に行きます。
途中、アーティストドライブ (Artists Drive) と呼ばれる脇道があり、そこはなかなかスリリングなドライブが楽しめます。途中、アーティストパレット (Artist Pallette) と呼ばれるいくつもの色の混じりあったパレットのような景色も楽しめます。
本道に戻って少し進んで行くと、ファーナスクリーク (Furnace Creek) のビジターセンターに着きます。ここでは、なかなか充実したデスバレーエリアに関する展示が見られます。
ちょっとしたお土産コーナーもあります。
デスバレーのビジターセンターのさらに北の方へ進んで行くと、デビルズコーンフィールド (Devil’s Corn Field) があります。
夕暮れ時になると、夕日が山を照らし、ピンク色の美しい景色が広がります。
Beatty の方へ向かう途中には、デスバレーらしい美しい砂丘も見られます。
・ レンタカーの費用
レンタカーの値段は、時期によりますが、安い時は1日30ドルくらい、夏休みのピークシーズンだと一日50ドル以上が相場です。アメリカのレンタカーは値段の変動が激しいので、夏休みや連休などのピーク時に訪れる場合は早めの予約がおすすめです。
レンタカーをお得にレンタルする方法としておすすめなのは、1週間丸々借りることです。ウィークリー割引になって急に安くなります。
私はいつもこちらのサイトで予約しています。
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・ 航空券の費用
デスバレー国立公園への旅行は、ドライブ出発地としておすすめなのは、ラスベガスです。
ラスベガスは、全米各地からたくさん飛行機が出ているので、安い航空券を見つけやすいです。
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・ ホテルの費用
国立公園内のホテルは数が限られていることもあり意外と高めです。
The Inn at Death Valley
The Ranch at Death Valley
国立公園内のホテルが埋まっている場合は、周辺の町にあるモーテルに泊まる人も多いです。
または、ラスベガスから日帰り旅行で、デスバレー国立公園を訪れ、夜は、ラスベガスの人気おすすめホテル などに泊まるのも手だと思います。ラスベガスはホテルが星の数ほどありお得なところがいっぱいあります。
もし時間があれば、
デスバレー周辺にはゴーストタウンがあり、一風変わった屋外アートを見学することができます。
デスバレーは、映像で見ると、こんな雰囲気です。