Dia:Chelsea ニューヨークの著名現代アートミュージアム チェルシーのアートギャラリー街にオープン

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ニューヨークアップステートの人気ミュージアム Dia:Beacon (ディアビーコン) で知られる、ニューヨークの歴史ある著名アートNPOのディアアートファウンデーション(Dia Art Foundation) のギャラリー、Dia:Chelsea (ディアチェルシー) が、ニューヨークのチェルシーアートギャラリー街に、先月、オープンしました。Dia:Chelsea (ディアチェルシー) は、以前からありましたが、しばらく閉鎖されていて、このたび2年間のリノベーションを経て再開しました。Dia: は、ミニマルアートや広い空間をふんだんに利用した巨大なインストレーションアートなど個性的なテーマのコンテンポラリーアートで知られていますが、Dia:Chelsea の新ギャラリーも、倉庫のような雰囲気を残した建物に、内装は木造建築を使用したりと、無機と有機が入り交じったような独特の雰囲気の巨大な空間が広がっています。

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Dia:Chelsea (ディアチェルシー) は、ハイライン近くのニューヨークの有名アートギャラリー街、チェルシーの 22nd St (between 10th & 11th Ave.) にあります。2019年以来、2年間に渡り、リノベーション工事が行われていましたが、2021年4月16日から再開しています。ギャラリーへは無料で訪れることができますが、現在は、コロナ対策下で、事前予約制となっています。詳細は、こちらです。

ギャラリーの建物に入ると、まず受付に立ち寄り、チケットを提示します。Dia:Beacon 同様、受付の周りは、洗練されたアート系の本が色々と並んでいます。正面奥のお部屋は、ライブラリーのような感じでセレクトされた本が読めるようになっています。

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Dia:Chelsea ギャラリー再開後の第一弾の特別展は、ニューヨークで活動する女性アーティスト、Lucy Raven さんの個展です。

まずは、一つ目のギャラリーに入っていきます。すると、目の前が真っ暗で、暗闇の空間が広がっていてちょっとびっくりします。しばらくお部屋にいると、暗闇の空間の中を縦横無尽に光が駆け回っていきます。kinetic light のインストレーションアートの展示となっています。

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空間と作品が融合した感じの幻想的で面白い光の世界が広がっています。

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暗いお部屋から出てくると、今度は、パーッと明るい世界が広がっています。一つ目のギャラリーから奥に進んでいくと、二つ目のギャラリースペースがあります。陽光が射し込む木製の天井部分が印象的な開放的な巨大なスペースのギャラリーで、中央部分は、劇場のようになっていて、観客席から映像作品が鑑賞できます。

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何気ない工事現場の様々なシーンが、美しい映像と音響で、延々と続いていく、独特の雰囲気のシュールな作品です。いかにも Dia::Beacon らしい作品と言えるかもしれません。

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Dia:Chelsea のギフトショップには、アート本の他、トートバッグなどのお土産グッズもあります。

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Dia:Beacon でお馴染みの Dan Flavin のカラフルな蛍光灯の作品です。ギャラリーの建物の入口にさりげなく飾られています。 

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ディア・チェルシー
Dia Chelsea
537 W 22nd St, New York, NY 10011 地図

ニューヨークのチェルシーアートギャラリー街にある Dia Chelsea は、コンパクトなギャラリーですが、おすすめは、本家のミュージアム Dia: Beacon です。
NYC から北に、車または、メトロノースで1時間半程いったところにある街、Beacon にある、ミニマルアートの著名アーティストの作品がずらりと揃った現代美術館です。ニューヨークから日帰りで訪れやすいおすすめのミュージアムです。

Dia:Beacon ニューヨーク近郊のおすすめ現代アート美術館 ディアビーコンへ楽しい週末旅行!

Dia:Chelsea ニューヨークの著名現代アートミュージアム チェルシーのアートギャラリー街にオープン was last modified: 5月 7th, 2021 by mikissh