日本で昨年話題となった村上春樹のベストセラー作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の英語版が8月12日午前0時にアメリカを含む海外で発売開始になりました。
村上春樹が海外でも人気の作家だということはなんとなく知ってはいたのですが、
発売日にファンが行列するというのは想像以上の人気です。
ニューヨークの書店でも夜中0時に発売開始になる”Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage”を待つ行列ができていたそうです。でも、いったいどこでしょうか?
(Hundreds queue for new Murakami novel)
それもニューヨークだけじゃありません。イギリスでも村上春樹の新作を祝ってミッドナイトイベントが行われ、行列ができていたようです。
村上春樹の作品は独特の世界観があります。好きな人は読むとはまるので海外で多くのファンがいるのは理解できます。
英語版の発売日であった昨日には、New York Public Library から、予約していた英語版ebookの貸し出しが始まりましたとの連絡。もちろん自動eメールですが。一週間ほど前に予約を入れたのですが、まさか発売日当日に親切に連絡をくれ、すぐ借りられると思っていなかったのでちょっと感激です。
移動の合間に携帯電話で読んでいます。図書館に足を運ぶことなく、読みたい本がこんなに手軽に手に入る時代になったということは本当にすごいことですよね。
ちなみに「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の日本語版は、発売から1年以上もたっているにも関わらず、ebookが出ていません。文庫サイズもまだです。その前の作品になると、文庫サイズの本はありますが、ebookは驚いたことに発売していないのです。
日本の出版界はかなり世界に遅れをとっているのか、消費者にニーズがないのか、これからどうなっていくのか注目どころです。