EU国境7月からオープン!ユーロ圏内外からのヨーロッパ旅行も順次可能に

Notre Dame Paris (19)

コロナの流行が一気に世界に拡大し、パンデミックとなった3月以降、世界中の国がボーダーを閉鎖したり、国や地方自治体へ入ることが可能でも14日間の自己隔離が必須となったりと、実質上、一般の旅行が禁止になっている状態が長く続いて来ました。特に、大流行し、多くの犠牲者を出した、アメリカとEU圏では、厳しい旅行制限が課され、欧米間の移動が困難な状態が続いていましたが、EU圏では、アメリカに先駆け、7月1日から順次入境が可能となり、ヨーロッパ以外からの旅行者も訪問できるようになりそうです。

コロナにより、実質上、世界各地で旅行禁止となっている現在の状況を見ると、つい数ヵ月前まで、世界中を自由に行き来することができたのが、嘘のようです。アメリカによるヨーロッパからの旅行制限を転機に、EU圏が、ボーダーを閉鎖したのが、3月16日のことでした。

EU カナダも入国制限へ 新型コロナウイルス対策

当初は、30日間のみの予定でしたが、2度順延され、6月15日までとなっていました。6月15日にEU圏での行き来を再開させ、EU圏外に関しては、さらにもう少し延長し、7月1日から、流行具合や旅行制限の状況により国毎に、順次、旅行制限をなくしていく考えのようです。おそらくアメリカは、もう少し先になると思います。

こちらが、EUの公式発表です。

6月30日に公式に発表されたリストはこちらです。

ヨーロッパ旅行解禁 日本&カナダなどから!アメリカからの旅行者は制限継続

欧米各国では、大流行も取り敢えずは、落ち着き、少しづつ経済再開に向けた動きがはじまっています。ニューヨークより一足早く、ピークを迎えた、イタリアなどヨーロッパの国々の中には、既に、EU圏内からの旅行者が自由に訪問可能になっている国も出てきています。
こちらで、各国の状況が紹介されていますが、今後、さらに旅行可能な国が増えていきます。

それぞれの国々で、ルールが異なるので、しばらくは、旅行を計画するにも少し複雑な状態が続きそうです。IATA (国際航空運送協会 International Air Transport Association) では、世界各国のルールをチェックできる ツール を公開しています。
EU も各国の旅行制限の最新情報をチェックできるサイトを公開しています。

各地の経済再開も同様ですが、開放してからしばらくの間は、まだ少ない状態が続くと思います。人々の様子や各地の感染状況に関するデータの推移を観察しながら、安心感が高まってくるにつれ、次第に増え活気が出てくるようになると思います。

イタリア、スペインなどの代表的な観光スポットは、コロナ対策の特別ルールの下、既に再開しています。

Colosseum Rome Italy (1)

イタリアでは、6月3日以降、ヨーロッパ内から自由に旅行できるようになっており、ローマでは、例えば、バチカン美術館コロッセオ、フィレンツェでは、ウフィツィ美術館 などが既にオープンしています。

スペインへは、7月1日以降、国外から自由に旅行できるようになります。マドリードのプラド美術館や、ソフィア王妃芸術センターをはじめ人気スポットは、既に再開しています。ギリシアも、7月1日以降、国外から自由に旅行ができるようになります。

フランスは、6月15日以降、ヨーロッパ内から自由に旅行できるようになり、パリでは、例えば、オルセー美術館 は、6月23日から、エッフェル塔 は、6月25日から、ルーヴル美術館 は、7月6日に再開します。

新ワクチンや抗ウイルス薬など医療開発には、しばらく時間がかかりそうなのですが、マスクとソーシャルディスタンス、各自の衛生努力をする、ニューノーマルライフを受け入れながら、少しづつできることを増やしていき、また旅行もできる日がやってくるのはうれしいことです。

EU国境7月からオープン!ユーロ圏内外からのヨーロッパ旅行も順次可能に was last modified: 7月 1st, 2020 by mikissh