ニューヨークで初の新型コロナウイルス感染者確認

NYC

中国をはじめ、韓国、イタリア、イランで猛威を奮い、世界中で騒がれている新型コロナウイルスですが、とうとう、昨日、3月1日、ニューヨークで初の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。今回、陽性反応が出たのは、イランから帰ってきたばかりの30代の女性で、現在、自宅で隔離され、療養中だそうです。



世界中から人が行き来するニューヨークと言うことで、新型コロナウイルスの感染者が出るのは、時間の問題だとは思っていましたが、とうとう昨日、ニューヨーク初の感染者が確認されました。数日前までは、連邦レベルのCDCが検査を一手に引き受けていましたが、ニューヨーク州、市でも検査が可能になったため迅速な検査が可能となり、今回の素早い確認となりました。今回、陽性反応が出たのは、イランから帰ってきたばかりのヘルスケア分野で働いている39歳の女性で、重症ではないようで、現在、自宅で隔離され、療養中だそうです。イランから一緒に帰宅した夫も検査中で、隔離中だそうです。新型コロナウイルスの陽性反応が出ても、症状が軽ければ、風邪と同じで基本自宅療養なんですね。
ちなみに公共交通機関などは、利用していないそうです。
以下、ニューヨーク州知事のツイッターです。

ニューヨークの新型コロナウイルスの最新の感染者情報は、ニューヨーク州のサイト で確認できます。

ニューヨーク全般では、特にイベントの中止やミュージアムの休館などはなく、普段通りに動いていますが、フラッシングなどクイーンズやブルックリンの中国をはじめアジア系の人々が多いエリアでは、生活必需品を求めてスーパーに人々が押し寄せているということもあるようです。

アメリカ全土でも西海岸を中心にじわじわと感染者は増えており、ワシントン州で、6名の死者が出ています。アメリカ全土に関しては、CDCのサイトでチェックできます。

世界的には、韓国、イタリア、イランで猛威を奮っていますが、アメリカでは、中国に続いて、イランに直近14日間に訪問した外国人は、入国できなくなっている他、中国及び3ヵ国に対し、CDCで最高レベルの警告 (avoid all nonessential travel) が出されています。
これから旅行予定がある人は、アメリカ国務省の Travel Advisories、CDCの Travel Health Notice を確認しましょう。



日本、イタリア、韓国などでは、イベントの中止など大掛かりな対策が行われている他、フランスのパリの パリのルーヴル美術館 では、スタッフが新型コロナウイルスを恐れて仕事をボイコットしており、ここ数日休館が続き今日も閉館中の模様です。このように世界の様々な場所で、新型コロナウイルスの影響が出ています。

新型コロナウイルスは、今後もしばらく世界的に猛威を奮っていくと思いますが、大切なのは、必要以上に怖がることなく、個人レベルでできる予防策を実践していくことだと思います。

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ニューヨーク 新型コロナウィルスの現地情報 Q&A

ニューヨークで初の新型コロナウイルス感染者確認 was last modified: 5月 15th, 2024 by mikissh