アメリカでは、無料の自宅用コロナ検査キットの申し込みがはじまりました。予定されていた1月19日から一日早く、今日18日からスタートしました。アメリカでは、オミクロンが大流行していますが、そんな中、アメリカでは、自宅でできる簡易検査キットが、先週の土曜日、1月15日以降、健康保険でカバーされることになりました。通常の購入は、先払いで、後から各自の健康保険に請求する形になりますが、アメリカ政府による自宅用コロナ検査キットの申し込みサイト (covidtests.gov) では、アメリカの郵便局、USPS のホームページから、名前と住所の入力だけで簡単に申込みをすることができます。一つの住所につき、4回分の検査キットが無料で配布され、私もさっそく申し込んでみました!
アメリカでは、感染力が極めて高い新型変異種、オミクロンの登場により、昨年12月頃から爆発的に感染が広がり、現在も連日、物凄い数の感染者数となっています。そんな中、幸いなのは、ワクチン接種などにより一定の免疫があることもあり、オミクロンによる症状は、比較的軽く、重症者、死者は低いレベルを保っていることです。
とは言え、コロナは、2020年春以降、多くの犠牲者を出して来たウイルスなので、できるだけ感染を拡大させないためには、とにかく検査が必要です。ニューヨークでも、たくさんの検査会場を街角で見かけるようになっています。今は少し落ち着きつつありますが、ホリデーシーズン真っ只中の時には、どこも大行列になっていました。
そんな状況を受け、アメリカでは、自宅で気軽に検査ができる、自宅用コロナ検査キットが無料で配布されることになりました。配布されるのは、自宅ですぐに結果がわかる、抗原検査 (Antigen Test) です。微量のウイルスでも増幅させ、検出することが可能な PCR 検査と比較すると、感染していたとしても症状がないなどウイルス量が少ない場合は、偽陰性になってしまうこともあるのですが、15分程の短時間で結果を知ることができます。
コロナ検査キットを政府のサイトから申し込む方法
政府のサイト (covidtests.gov) で、自宅検査キットの注文ができるようになりました!
予定より一日早く18日から申し込みの受付が始まりましたが、こちら のアメリカ政府のウェブサイトの分析によると、早速、たくさんの人がサイトにアクセスしているようです。
無料のコロナ検査キットの申し込みサイトは、こちら covidtests.gov からアクセスできます。
アメリカの郵便局、USPS のインフラを利用したもので、最低限の情報の入力のみで、注文はとても簡単です。
名前と苗字を入力。Emailアドレスは発送時に連絡が欲しいなら入力します。
送り先の住所を入力。
ひとつの住所につき、4回分の検査キットが配布されます。
個数を選ぶところはなく、自動で4回分になっています。
検査キットの料金は無料。配送料も無料。合計 0ドルです。
7-12日程で、送付される予定となっています。
今は必要ないかなと思っても、念のため、職場や学校など近くで、感染者が出てしまった時や、調子が悪い時、感染して回復した後の確認などのために、予備の検査キットを用意しておくといいと思います。
今回配布されるコロナ検査キットは、検査後に陰性証明書がでるものではありません。
各自単独で使用するもので、オンラインでの第三者によるモニタリング機能はなく、国外からアメリカへのフライトの際の陰性証明に使用することはできません。
コロナ検査キットを購入し、保険会社から返金してもらう方法
無料の自宅コロナ検査キットをもらう方法は、政府のサイトから無料申し込みする方法以外に、もうひとつ方法があります。
2022年1月15日から、薬局やオンラインで、コロナ検査キットを購入する場合も、健康保険などでカバーされることになり無料になっています。
一般のお店で、自宅用コロナ検査キットを購入し、健康保険から返金してもらうことができます。
その場合は、先に支払いをし、後から各自の健康保険に還付請求をして返金してもらう形になります。
それぞれの健康保険により、購入先や、請求の手順などルールが異なる可能性があるので、加入している健康保険に先に確認しておくと安心だと思います。
一人につき、一月に最大8回分まで保険でカバーされます。毎月8回分、しかも家族一人一人がそれぞれ8回分なので、かなりの数、保険でカバーしてもらえることになります。
Amazon で購入してもカバーしてくれる保険であれば、FDA認可の検査キットでこのようなものがあります。
→ iHealth COVID-19 Antigen Rapid Test
2月1週目に無料検査キットが郵送で到着しました!
先日、CDCが N95 のマスクを推奨 して以来、N95レベルのマスクが凄い勢いで売れていて今どこも品薄になっているようです。コロナ検査キットの次は、今度は N95マスクの無料配布も検討されています。