ちょっと珍しいフルーツが時々出ているのをみつけて、色々試してみるのが大好きなのですが、季節限定、初夏のおすすめのフルーツといえば、プラムコット (Plumcot) という甘くて美味しいスモモ系フルーツです。プラムコット (Plumcot) は、スモモ (Plum) × アンズ (Apricot) の掛け合わせフルーツで、見た目は、とてもスモモ(プラム)な感じなのですが、食べてみると、スモモとアンズのいいとこどりをした、とてもジューシーな美味しいフルーツが楽しめます。
夏が到来し、桃やスモモなど、ストーンフルーツ (Stone Fruit) と呼ばれる果物の旬の季節がやって来ています。桃などと並んで、今よく見かけるのが、プラム (Plum) と アンズ (Apricot) を掛け合わせて作られた果物、プラムコット (Plumcot) です。プラムコット (Plumcot) は、あまり日本では目にすることがない果物ですが、アメリカのスーパーでは、今まさに、プラムコットの旬の時期 (5-7月) で、山積みになっています。
プラムコットは、本当見た目はプラムそのもので、パック売りになっていなかったら、なかなか見分けがつかないかもしれません。
縦に一周くるっと包丁を入れて、真っ二つに割ってみると、こんなに綺麗な中身になっています。右側は種が付いた状態です。
種を外して、皮もむいてみると、輝くような真っ赤な美味しそうなプラムコット。
プラムコットは本当は、皮付きで食べることもできますが、簡単にペロンと皮がむける状態だったので、綺麗に向いた状態で食べてみます。
まるでジューシーなトマトのような真っ赤に熟したプラムコット。見た目通りのジューシーさで、甘くてとても美味しかったです。
プラムコット (Plumcot) は、プラム (Plum) + アップリコット (Apricot) の掛け合わせのフルーツというだけあり、甘味に加えて、酸味もある感じで、とても食べやすい、プラムとアップリコットのいいとこどりをしたようなフルーツです。低カロリーで、ビタミンCやA、食物繊維が豊富なちょっとしたヘルシースナックとしてもおすすめです。
プラムコットは、こちら で紹介されていますが、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した植物学者、ルーサー・バーバンク (Luther Burbank) さんにより開発された、数多くのスモモから派生した品種の一つです。なんとオリジナルのスモモは、日本から取り寄せられたものがベースとなっています。どうりで美味しいはずです!
プラムコット (Plumcot) は、プラムとアプリコットを半々で掛け合わせたものですが、よりアプリコットに近い「アプリウム」(Apriums) という品種や、よりプラムに近い「プルオット」(Pluots) という品種もあります。そのまま食べても美味しいですが、桃と同じように、パイなどにしてみるのも美味しいと思います。
プラムコット (Plumcot) は、トレジョで買いましたが、アメリカのスーパーなら今の時期、どこでも売ってると思います。ホールフーズでは、プラムに近い Pluot の方が売っていました。桃やスモモの旬の時期に、是非見つけて試してみてください。
アメリカには、他にもアメリカならではの美味しいフルーツが色々があります。
コットンキャンディグレープ、メロゴールドグレープフルーツ、ムーンドロップグレープ、ガムドロップグレープ、ドーナツピーチ、カクテルグレープフルーツ、ポメロ、リンゴ(種類がいっぱい)、などなどアメリカならではの美味しいフルーツを旬の時期に楽しんでいます。